会長あいさつ

よりよく生きる力を
 はぐくむ特別活動
 
 
も ち だ   や す よ 
第30代会長 持田 裕代
  
 

 本会の会長を務めることとなりました 持田 裕代です。昨年度まで、事務局をさせていただいた際には、全国の先生方にお世話になりました。特に、昨年度の東京大会は、本会の60周年記念の大会でもあり、60年のあゆみを振り返った記念誌の作成や祝賀会運営にも多くの方にかかわっていただき、応援してくださったことに深く感謝しております。

平成29年3月に、新学習指導要領が告示され、子供に育てたい資質・能力に沿って、目標や内容が示されました。特別活動においては、「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」という3つの視点を手掛かりとしながら、「知識・技能」「思考力・表現力・判断力等」「学びに向かう力・人間性等」の3つの柱に沿って目標や内容が整理されました。

今次の改訂では、小・中学校の系統性を重視していることから目標の表現について、小学校と中学校でほぼそろえた形で示されています。また、小・中学校を通じて、学校や学級の生活の課題を見いだし、解決に向けて話し合う活動が重視されています。今後期待されることとしては、社会参画の意識の向上や自治的能力の一層の育成が挙げられています。キャリア教育を学校教育全体で進めていく中で特別活動がはたす役割への期待が大きいことも示されました。

全国特別活動研究会は、全国の小・中・高等学校の3つの校種の先生方が「特別活動」を通して、子供たちがこれからの社会を生きていくために必要な資質・能力を育成するための具体的な実践を学び合う場です。まさに、全国各地の特色を生かした具体的な研究実践と協議を通してこれからの特別活動への期待に応えていかれるものと考えます。

今年度、第61回全国特別活動研究協議大会は、広島大会です。広島の地で18年ぶりの全国大会となります。また、第11回中国地区特別活動研究大会、第73回広島県小学校特別活動研究大会でもあることから、中国地区が一体となり準備を進めているところです。

広島に全国から集まった先生方と交流し、具体的な研究実践を通して学び合えることを期待しております。



〈2016年度挨拶〉

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