ある日、Microsoft が DirectX8 をリリースしたことを知った。
DirectX8 SDK を入手し、早速サンプルプログラムを動かし、ヘルプを覗いてみた。「R2000」で使用したRM「Retained
Mode」は残っているものの、まったく改良されてはいなかった。MicrosoftはRMでの開発支援を事実上切り捨てていた。
実際、RMはテクスチャのブレンディングが貧弱なため、爆発やフレアなどの効果に絶大なエフェクト効果を発揮する加算ブレンディングが不可能だった。(「R2000」では無理やりIMとの併用でヘッドライトのフレアを実現していたが...)
これは、とうとう IM「Immediate
Mode直接モード」のみでの開発に手を伸ばすしかないと思った。ということは、懲りずに新作3Dゲームを開発しようという無謀なことをもくろんでいる証拠である。
IM はもちろん「R2000」を開発していた時代もあることはあったが、自分には到底理解できないものだった。しかし、DirectX8
SDKのサンプルが、自分の「日曜プログラマー根性」に加速度的に火をつけた。
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