走行中に失速現象発生・完結したのかいな?編  (HONDA トランザルプ400V) 2025年10〜11月

2024年5月頃から発生していた、タコメーター指針異常+失速現象ですが・・・・・・・
パルスジェネレータ、CDI、イグニションコイル、と、点火系統にかかわるすべての部品を交換したにもかかわらず改善しない。。。
あと何をすればいいのか、回路図を見てください、これ以上交換できるものはあるんでしょうか?

CDIに供給される電源電圧については、電圧計を接続してモニタリングを行い、タコメーターの表示が異常を示している時でも電源電圧には異常がないことは確認したつもりなのですが。。。。



あと何ができるというのか・・・・・・・そう、電気系統だとすればもう配線しかありません。
というわけで、パルスジェネレータからCDIを経てイグニッションコイルに至るまでの配線を作り直し、バイパスしてしまうことにしました。

コネクタ類・配線材を調達し、自宅でバイパス配線を組み立てたうえで、2025年10月18日、配線入れ替えを決行しました。
例によって青空整備、しかも場所は半月前に再始動不能でJAFのお世話になったところ。。。。。

ところで国道428号線沿いのこの場所ですが、トンネルや橋などのいわゆる旧道部分で、誰かの所有地であるわけでもなく、舗装もされており、しかも誰も通行しない、意外といいことづくめの場所なのです。。。。。


作業ですが、まずパルスジェネレータからの配線はタンクの下でコネクタによりつながれているため、タンクを外してコネクタを外し、サイドカウル側へ配線を引っ張り出します。
そしてバイパス配線によりCDIと接続し、次にイグニションコイルの結線もすべて外してバイパス配線とつなぎ替える・・・・・・・

これを1時間ほどで完了し、エンジンの再始動を確認して、作業を終えました。
配線は多少長めに作ったので、長さの余った部分がぐちゃぐちゃになってます。




このあと第二神明道路を、玉津から須磨まで走ってみました。
結果は?・・・見事に解決、、、、、しないで症状はやはり出てしまいました。;;;;;
考えうるすべてのパーツを交換したのに、あと何ができるんでしょうか・・・・・

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ところが、です。点火系の回路図だけ見ていれば、すべてのパーツと配線まで交換したわけですが、少し視点を広げると、電装系のパーツはまだあった・・・・・


「レギュレートレクチファイヤ」がありました。(回路図右下)

しかしこれって、点火系に関係あるの?
これはハナから考慮してなかったのですが、ここまでくればもう交換できるものがない・・・というわけでレギュレートレクチファイヤも交換してみることにしました。
このパーツは互換品なら数千円であるのですが、純正品だと¥12,000もします(Amazon)。
しかしもうこれが最後・・・・・との思いで思い切って注文しました。。

さて2025年11月某日、これまた青空整備にて交換完了。
そして、新神戸トンネル等を試走したところ、とりあえず失速の症状は出ませんでした・・・・・
とはいえ、この日は雨が降り出しそうな不安定な天候で、試走は早めに切り上げたので、あまり長時間のトライアルができたわけではありません。

症状が発生する条件としては、
@ある程度高回転で1時間程度以上走行した場合(高速道路を5000rpmぐらいで)。
A気温の高い日。特に夏場には症状が出やすい。
というのがありますので、もっと長時間、高回転を持続して走ってみないと、症状が出るかどうかはまだわからないという気がします・・・

というわけで、この結果は引き続き検証していきたいと思います〜