開放型バッテリーのMF化   (HONDA トランザルプ400V)

使用中のバッテリーは開放 型で、購入から5年も経過しており、充電器で充電しながら無理して使っていましたが、液をしばしば補充する必要もありメンテナン スが面倒なので、なんとかしてMFバッテリーに交換したいと考えていました。
しかし、MFバッテリーを安全に使うには、過充電を防ぐことが重要なので、そのためにはレギュレータも電圧を低く保つことができるものに交換する必要があ りそうなのです。
そこで今回、レギュレータとバッテリーを併せて交換した取り組みを紹介します。



【2013 年 9月】

(交換前)トランザルプの純正バッテリーの位置です。

カバーとシートををはずしたところ。
既存のレギュレータの取付状態。
上(手前)にはリヤブレーキのリザーバタンクがあります。

既存のバッテリー。
バッテリは12Aですが、不必要に大きいのでは、と考えました。なぜなら、本機の排気量は400ccなのに、パーツリストを見ると、600ccと同じもの が使われているからです。そこで、新しいバッテリーは8Aのものを 用意することにしました。(3分の2ということで。)
バッテリストアで購入。3,480円プラス初期補充電料800円で、既設バッテリーと比べると格安。但し、形状は合いません(後述)。

レギュレータの既設品(左)と取替品(右)の比較。背景の方眼は5cm。
取替品の部品番号は、31600-MV4-010。
このレギュレータはかなり汎用性が高いもののようなので選択しましたが、あくまで自己判断です。(純正部品の通販サイトで購入。)
また、取付穴ピッチも合いませんので、少し加工しています。

高さ(厚さ)の比較。

既設品と同様に、取替品にカプラを配線したところ。
カプラはこ こで購入しました。

レギュレータを交換しました。
当初試用してみた時に素手で触れないほどの発熱があったため、放熱器として3mm厚のアルミ板を2枚重ねで使用し、さらに秋月 電子通商で 購入した放熱器とファンを取り付けました。(レギュレータはアルミ板の向こう側に取り付けています。)

バッテリーは、横幅が大きくなったのでケースを一部切り取り、高さは小さくなったのでゲタをはかせて設置。(とりあえずガムテープ止め・・・)

電圧測定。回転数を変えてもだいたいこのくらいの電圧でおさまります。


バッ テリーの容量を小さくしたわけですが、始動にはまったく問題ありませんでした。容量をもっと小さくしてもいいのではないかと思えたぐらいです。

その後すぐ200Kmほどの日帰りツーリングに行きましたが、特に問題は発生しませんでした。



【2015 年 9月】

ケースをきれいに整備。
バッテリーの上は、ETCの本体です。




【2017 年 5月】

バッテリーを交換しました。約4年目での交換です。