わがまま温泉日記 湯河原温泉 ゆがわら
若松家 ままねの湯
「湯河原町提供」湯河原海水浴場 

若松家
http://www.mmjp.or.jp/bwj/wmt/top.htm
住所 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上528 〒259-0314 Memo:
入浴料 \1,500(貸切)
電話 0465-62-3361
営業期間 通年
泉質 単純温泉
源泉温:53.5度 pH::8.4
旅行日 02/01/14
コメント 猫とワタシ

 小田原厚木道路の終点を、いつもなら箱根のお山目指して右へ曲がるところを、今度は左。真鶴道路へと向かう。
 駅前をはじめ、温泉街もけっこう賑わっており、ひなびた感じは微塵もない。ところが、いざ昼食を取る段になると、これが一軒も見つからないのだ。「浴食」で予約しときゃよかったな。

 昼食は後回しにして、ともかくひとっ風呂浴びようと立ち寄ったのが、創業昭和5年、自家源泉の湯を謳うこのお宿。立ち寄り入浴までもが予約が必要なようだ。あきらめかけていたら、貸切ならということで、お風呂まで案内してもらう。それにしても、1500円は高いよね。ワタシとしては設備もそこそこの200円のお湯でも大満足なんだけど・・・。
大浴場 とちゅう、色とりどりの貸し出し浴衣が並べてあったり、お香が焚かれていたりと、快適空間の演出にこだわりが感じられる。あまりの快適さに猫だってあお向けになって、のんびり日向ぼっこというあんばい。
 案内された先は何と大浴場。え〜、大浴場を貸しちゃうの? そりゃあ広いわ。 脱衣室をお部屋に見立て、勝手気ままな温泉三昧。風呂に浸かったり、マッサージの椅子でうとうとしたり、ちょっと冷えたと思ったら、またお風呂。こりゃ、ええわ〜。1500円も高くない。
湯川 大きな浴槽はお湯を循環している場合が多い。ここでも、吸水用のスリットを発見。タオルをスリットに近づけてみる。まったく吸いつかない。つまり、源泉かけ流し。浴槽からあふれ出るお湯は川となって洗い場を横切る湯川には橋もかかっており、うん、なかなか面白い意匠だね〜。
 お湯はそれほど熱くはないが、お肌すべすべなのである。成分分析書によると単純温泉との標記ながら、ナトリウムと塩素・炭酸水素イオンの含有量が多いので、ワタシに言わせれば浴感も加味した上で、含食塩重曹泉となる。源泉温も低いので加水なしと推測できる。これはもう、超おすすめのお湯なのだ〜。
 浴場の片隅には小田原の漬物屋から貰い受けたという樽が置いてあり、そこにもひたひたとお湯が注ぎ込まれている。せっかくだからと、樽風呂に身を沈めた。案の定、大音響とともに大量のお湯がこぼれ出す。これがワタシの音なのだ。こんなに体積あったっけ・・・。あぁ、もったいない。
大浴場、いや貸切風呂ロビー こちらのお湯はかなりぬる目ながら、成分が少し濃いような気がする。きっと、別の湯井のものに違いない。

 貸切=狭い家族風呂とのイメージを描いて毛嫌いしていたワタシながら、大浴場での貸切体験。大浴場で一人きりというのは、何度も経験しているのにも関わらず、貸切というだけで気持ちがはしゃぐのは何故なんだろう?


ままねの湯
住所 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上616 〒259-0314 Memo:
入浴料 \200
電話 0465-62-2206
営業期間 通年
泉質 Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉(含石膏弱食塩泉)
源泉温:82.8度 pH:8.4
旅行日 02/01/14
コメント 湯河原

 無色透明、ぬる目の平凡なお湯。しかも、それでいていいお値段をとる。しかし、それはワタシの湯河原に対する大いなる予断と偏見であった。
 路地裏にあると聞いてはいたが、裏なんてもんじゃない。30年前に建てられたような木造アパートの最奥に「ままねの湯」を見つけた。それも、看板だけね。いやはや、こんなところに温泉とは・・・ さすがに参った。まっ、しかし、4台置ける駐車場ならすぐ見つかるから、迷子になった不安はない。

湯挙がりの休憩 路地裏のさらに建物脇、洗濯機の置いてあるところが日帰り入浴の入口なのだ。温泉初心者にこのロケーションはいかにも酷だが、連休中とあって、けっこう混んでいる。常連さんも多いのだ。小さな脱衣室は満杯で、身体を縮めながら服をやっと脱ぐ。
 机一つ、椅子一つの番台に居座るオヤジが浴槽に水を入れさせないので、このお湯はけっこう熱い。しかし、浴槽からお湯があふれ出すほどの量ではない。源泉そのままなので、たくさんのお湯を注ぎ込むと熱くて熱くて浸かれなくなるからだろう。
 「加水なし」もよいのだが、浴槽からお湯があふれ出さなきゃ、お湯が汚くなるじゃない・・・。ワタシにとって、お湯の基本は汚れを洗い流す豊富な湯量。こだわりも、ほどほどがいいんじゃないかな〜。しかも、お湯はまさしく売るほどあるのだ。だから、このお湯「まぁまぁね」
独歩の湯 アトピーの赤ちゃんを抱いた常連の親子が入っていた。男湯にも発疹だらけの男性が、誰かから、このお湯の効能を聞きつけて入ってきたそうだ。
 ワタシの首にできた吹出物も何とかなるかも知れないと思い、「地獄の黙示録」よろしく、お湯に浸かってじっとしていた。

 帰り際、万葉公園奥にできた「独歩の湯」までブラブラ散歩。全身浸かって200円なのに、何で足だけ300円? もちろん見るだけ、悪しからず・・・。

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