わがまま温泉日記 奥薬研温泉 おくやげん

夫婦かっぱの湯
住所 青森県下北郡大畑町大字大畑字赤滝山 〒039-4400 Memo:
入浴料 無料
電話 0175-34-2008
営業期間 通年
泉質 単純泉 67.2度 120リットル/分 pH7.4
旅行日 01/08/16
コメント かっぱの湯

 恐山からクルマで30分ほどで薬研温泉。さらに森を切り開いた平坦路を、5分ほど走ると奥薬研温泉に入る。ヒバの植林事業なんぞ、おこなわれているが、あれ? 青森ヒバって、木曾ヒノキ・秋田スギと並び称される、天然の三大美林じゃなかったっけ? 
 かっぱの湯が有名だというので、混浴のところを敢えて挑戦してみることにした。

 川沿いの露天まで急な階段を降りていくと、途中、バンバンと、妙な音がする。今まで、たくさんのお風呂を楽しんできたが、この音だけは、ついぞ耳にしたことがない。
奥薬研修景公園にある案内板 露天風呂が目に入ったところで絶句! 思わず、立ちすくんでしまった。今までに見たこともないような大きなアブが集団で突撃してくる。さすが、本州最北端のアブだけあって、一味ちがう。
 あの奇妙な音は、体にまとわりつくアブを追い払うため、振ったタオルが水面をたたく音だったのだ。君子危うきに近寄らず、早々に退散した。
 露天では、裸の男たちとアブとの「仁義なき戦い」が果てることなく続く。かっぱの湯は貴様たちには渡せない、な〜んて感じでね。バンバーン!

レストハウス さて、男女別浴の夫婦かっぱの湯へでも行こうかな〜と思ったのだが、どこにあるやら皆目見当もつかない。かっぱの湯の前にある地図にも載ってないし、上流に向かって散歩すること2分、レストハウスが見えてくる。
 こんな小奇麗なところに、目指す夫婦かっぱの湯は、ひっそりと隠れていたのだ。しかも、うれしいことに何とタダ! それにしても、「奥薬研修景公園」というネーミングには???
 同じく露天風呂とはいうものの、かっぱの湯が野天風呂なら、夫婦かっぱの湯はちょっとしたホテルの露天風呂だ。こちらのかっぱ像は夫婦善哉
夫婦かっぱの湯 川沿いの森の緑が水面に映り、何ともきれいだね〜。床も清掃が行き届き、ぬめり感はまったくない。これだけ手入れしているんだから、お金を取っても、誰から恨まれることもあるまい。
 お湯はといえば、あまり温泉らしくもないお湯で、さっぱり汗を流すのに適する感じ。源泉は赤滝山温泉というのだそうで、さすが「滝」の爽快さ。

 まぁ、ロケーションもふくめて人気が高いんだろうけど、人見知りしない下北のアブに、わざわざ仁義を切ってまで浸かるほどのものでもない。

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