わがまま温泉日記 那須湯本温泉 なすゆもと
元湯鹿の湯 喜楽旅館

元湯鹿の湯
住所 栃木県那須郡那須町湯本 〒325-0301 Memo:
入浴料 \400
電話 0287-76-2045
営業期間 通年
泉質 酸性-含硫黄・カルシウム-硫酸塩 塩化物泉
源泉温68.4度
旅行日 00/12/08
コメント 女湯増築

 久しぶりに訪ねてびっくり。女湯が増築されて大きくなっていたのだ。41,42,44,46度の2m四方の4つの湯船と、めるくて広い浴槽がひとつ。
 しかしながら、大きな浴槽は鹿の湯には似合わない。万座温泉の苦湯同様、肥溜めのような湯船につかってこそ湯治場気分が味わえるというもの。

 もちろん、いきなり46度のお湯にチャプンとつかって周りのマイヒシャク(かぶり湯に使う)持参の湯治客の目を白黒させたのだが、実は「お熱いのがお好き」な人たちへのオススメが44度のお湯。長い時間つかっていられるので、汗もたっぷりかくことになる。気持ちいい〜。

 男湯は41,42,43,44,46,48度の6つのお湯が楽しめるそうだ。

旅行日 96/03/30
コメント

 馬鹿と煙は高いところが大好きである。ダンナにも少々そのきらいがあり、ロープウェイやケーブルカーには目がない。かつての鉄道少年、クルマも大好きなので、単なる乗り物好きなだけかも知れないが・・・。
 茶臼山への登山口となるロープウェイ乗り場へ向かったところ。途中から除雪作業中のため通行止め。おかげで、雪の壁をながめながらの清清しい散歩とあいなった。ロープウェイ山上駅では、一面の銀世界。もちろん、茶臼山登頂は勇気ある撤退ということで、下界を見下ろしながら、持参のおにぎりをほおばった。
バスターミナル前駐車場
 バスターミナル前の駐車場から、まだ雪の残る階段を下り、橋を渡ると鹿の湯。入口前の坂下から建物全体をながめると、渡り廊下の窓から裸のオヤジが首にタオルをぶら下げて、あたりを見回している。湯上りの火照った体を冷ましているのだろう。これだけで、ここはいいお湯なんだろうなと思わせてくれる。

 渡り廊下を通って左へ折れると女湯。戸を開けてビックリ。何と、脱衣室と浴室との境がないのだ。じろじろ見られているようで、ゆっくりと服も脱げない。浴室に入るとすぐに「かぶり湯」コーナー。さて、2つの浴槽は満員だし、次は何をなすべきか? かぶり湯を何杯も何杯も頭にかけながら、ひたすら考えた。あるべきものがない、つまり常識が覆されただけで、すっかり舞い上がってしまっていたのだ。 そんなわけで、ここ、鹿の湯はワタシの原点。ここで、心地よく入浴できるようになれば、どこへ行っても平気だと断言してもよい。

渡り廊下 初回は戸惑ったものだが、慣れれば何てことはない。脱ぎながら浴室の皆さんを観察して、どう動けばよいのか把握することができるし、服を脱いでいる姿を浴槽の中から見て、場所を譲ってあげようかと親切心を働かせてみたりする。鹿の湯のように、混んでいるところでは、この造りが大正解なのである。
 お湯は2種類。とはいえ、泉質が異なるのではなく、温度がちがうだけ。その温度も数字で、42度の湯という具合に明記してあるが、細かい数字は忘れてしまった。当然、熱い方の湯に身を沈める。2m四方の木造りの湯船は、二三人入れば足が触れ合うくらいに狭いのだが、成分が凝縮しているようで、何度も何度も手足をなでてしまう。

 うっすら白くて熱い湯に満足していたワタシだが、6つの湯船が並ぶ男湯(混浴)にはもっと熱いお湯があるという。女性はバスタオルを巻いて入っているらしい。機会があればぜひともチャレンジしてみたいが、脱衣所が浴室から丸見えでは、やっぱり、もう少し歳をとって、羞恥心がなくなってからの方がいいかも知れない。そのときは、浴槽が深いだけに、隣のお客に抱きかかえて入れてもらうなんてことにならないように、足腰だけは鍛えておかねば・・・。


喜楽旅館
住所 栃木県那須郡那須町大字湯本181 〒325-0301 Memo:
入浴料 \400
電話 0287-76-2235
営業期間 通年
泉質 硫黄泉
旅行日 99/11/3
コメント

02/04/26
正しくは、老松温泉というのですが、それじゃぁ誰も分からないのでココに。

 鹿の湯の下手に位置する旅館。しかし、見つけるのは容易ではない。宿の駐車場?から歩いてほどなく、煙草屋風の造作に出会う。看板娘たるおばあちゃんに入浴料を払って、向かいの建物に入る。旅館というには小汚いし、湯治場というには売店もない。

 ところが、ところが、一間四方の浴槽を2つ並べたお風呂にあふれ出すお湯は、鹿の湯に灰をまぶしたようなグレーっぽいお湯。肌触りよく、硫黄臭も好ましい。しかも、バルブの開閉で湯温調整自由自在。
 たっぷり流れ出す豊富な熱い湯に身を沈め、あ〜、極楽、極楽。何とも至福のひとときを過ごしたもんだ。

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