わがまま温泉日記 幕川温泉 まくかわ
水戸屋旅館 吉倉屋旅館
幕川温泉へは福島西ICより土湯東鴉川トンネルぬけて右折で40分 送迎あり 

秘湯を
守る会
水戸屋旅館
住所 福島県福島市土湯幕川温泉 〒960-2157 Memo:
入浴料 \500
電話 0242-64-3316(冬期連絡所0243-95-2218)
営業期間 5月〜11月
泉質 幕川1号泉@単純温泉 74℃ pH7.2
幕川2号泉@硫黄泉 80.5℃ pH7.8
旅行日 03/05/02
コメント

勢い良く噴き出す蒸気 土湯峠あたりで旧道から細道に分け入る。2度目だから、細道だって心細くはならないですむ。前を走るクルマが坂道、降りて行くので、ついついつられて下っていった。看板も出ていないのに・・・。
 蒸気がうなりを上げながら、大気中に噴出している。湯煙なんて情緒はないのだ。このあたり、蒸気造成泉が多いというが、なるほど、なるほど。パイプの走り具合からすると、天然冷却法にてお湯をつくっているのかな?
 もちろん、目指す宿ではなくて、どこかの団体の研修道場であった。

水戸屋旅館 玄関、廊下、階段と、大きな造りでどっしりとして、昔はけっこう立派な旅館だったんだろうと思わせる。今は、立ち寄り客で大混雑。玄関なんか靴の多さで床が見えない。
 お風呂をいただきたいと、お願いすると、番頭さんはチラッと時計に目を走らせる。「まっ、いいでしょう」 のちほど、デジカメ写真の時刻を見ると、「14:58」なる表示。立ち寄り湯は3時までなんだ〜。
 のんびりしたい宿泊客にとって、大勢の立ち寄り客は、いささか迷惑な存在。時間を限るは好ましい。

掛け湯・岩風呂・露天と続く男湯 あやうくお湯に浸かれないところだったが、人間万事塞翁が馬、何が幸いするやら分からない。風呂場はがらがら。脱衣室にある泉質表示(幕川1号泉)は単純温泉なれど、そこはかとなく漂ってくるゆで卵臭。いいね、いいね〜。
 ところが、湯花散る熱めのお湯も今回ばかりは恨めしい。なぜって、足が痛くって、湯船の外に投げ出さなくてはならないからだ。このポーズ、いくら浮力の助けがあるからとはいえ、右手すべらしゃズボッと沈む。鼻からお湯を味わった。鼻腔の奥がツンツンするが、なかなかいけると負け惜しみ・・・。

巨大檜露天風呂 足取り重く2階へ上がる。こちらの泉質表示は幕川2号の硫黄泉。見たところ、内風呂と変わりないお湯なので、きっとお湯を混ぜているんだろう。
 それにしても、巨大檜露天風呂の威容には圧倒されるばかり。こんなに太い檜って、どこで見つけてきたんだろうね〜。

 今回は歩行に少々骨を折ったが、骨折り損では決してなかった。



秘湯を
守る会
吉倉屋旅館
住所 福島県福島市土湯温泉町幕川 〒960-2157 Memo:
一泊二食 \15,000
ビール大 \700
電話 0242-64-3624
営業期間 5月〜11月
泉質 単純泉・単純硫黄泉
旅行日 00/05/02
コメント 吉倉屋全景

 ナダレ・落石注意の何とも頼りなげな一本道を徐行した末、たどり着いたこの宿の新館。次の間つきの、秘湯にはもったいないほどの立派な部屋であった。さっそく、期待に胸ときめかせ、風呂場へ向かう。

 いくら熱いのが好きだといっても、内湯では湯船の中に全身を入れられなくて、いきなり露天へ逃げてしまった。
檜風呂 最初に入浴する場合、一応、私なりの手順があって、顔→体→頭(カランがない場合は湯口の湯をかぶる)と洗い、内湯でサッパリした後、露天となる。しかし、今回はこの手順通りにはいかず、調子が狂ってしまった。
 お湯は二種類あり、ヒノキの内湯は湯の花が散っていたから、秘湯本にある「単純泉」では決してないはず。今回ばかりは、単純硫黄泉の露天(これも熱い)のちょっと白い湯の方が好きだな〜。

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