長野県

白骨温泉
乗鞍高原温泉
高峰温泉
奥山田温泉
七味温泉
五色温泉
秋山郷温泉郷
野沢温泉
馬曲温泉
田沢温泉
奥蓼科温泉郷
稲子湯
霊泉寺温泉


白骨温泉
石灰分の多いこのお湯、湯船の表面に固着して白くするのだ。白骨温泉の由緒来歴を調べてみると、その昔、栃の大木で作った丸木舟のような湯船が真っ白になったところから、「シラフネ」と呼ばれたのが始まりだとさ。


乗鞍高原温泉
上高地めぐりでパンパンに張った足を、立ち寄り温泉施設のここ「湯けむり館」でゆっくりともみほぐす。お湯は真っ白で、硫黄分がとても濃そうだ。山並みを仰ぎみながらの露天も楽しめて、最高! 広々としたロビーには中央に大きな暖炉があり、冬場、また訪ねたいなと思わせる。


高峰温泉
ロビー奥にひっそりたたずむ「ランプの湯」に飛び込んでみた。浴室の扉を開けてビックリ。湯船からはひたひたとお湯があふれ出し、洗い場を清めてくれる。これぞ秘湯のお湯である。小さい湯船にランプの明かり。好みの熱いお湯でこそなかったが、長いあいだ入っていても飽きがこない。ちなみに、小さい方はワカシなしの源泉そのまま。


奥山田温泉
座敷のすみでは、学生時代を東京で過ごしたという若奥さんが、黙々と天ぷらを揚げている。お鉢の和紙の上に、アツアツの天ぷらが投げ入れられた。和紙は沈み込み、よけいな油を吸い取っている。たらの芽、ふきのとう、こごみ・・・と、春を彩る山菜たちである。心ゆくまで、旬の味覚に舌鼓をうった。


七味温泉
岩風呂の造りとなっている内湯はけっこう白いお湯。それにしても「七味」というからには、お湯が辛いんだろうか? 思わずなめてみたのだが、もちろんそんなことはない。7つの源泉を混ぜ合わせているところから「七味」というのだそうである。


五色温泉
ここのお湯、さまざまに色を変えるところから、五色温泉と呼ばれるらしい。宿の設備こそ、古くてキシミも目立つのだが、今度は泊まりで五色全部楽しみに来ようかな? と思わせるお湯である。


秋山郷温泉郷
万座から奥志賀をぬけて、落石ゴロゴロの奥志賀スーパー林道を祈りながら進むと、秋山郷に入る。南から北へ順に、切明・和山・屋敷・小赤沢と温泉が続く。
切明名物は河原の野天風呂。もちろん自分で掘ってね。お湯なら屋敷、露天なら和山がおすすめ。
小赤沢の鉄分の異常に多い
赤褐色の間欠泉も珍しい。


野沢温泉
ワタシは共同浴場が大好きである。法律の世界には湯口権というものがあるそうで、昔から権利をもっている共同浴場に湯量の心配はない。ここ、野沢温泉の13もある外湯は温泉街の方々のお手入れにより、実に清潔、快適なのだ。しかもタダ。こんなパラダイス、立ち寄らなくてどうする?


馬曲温泉
北信五岳を望める露天で有名な村営施設。野沢温泉のすぐ南に位置するくらいだから、木島平はスキーはもちろんのこと、パラグライダーまで盛んなのだ。


田沢温泉
浴室内には、ほんのり漂うゆで卵臭。お湯に浸かれば、滑るように皮膚上を手の平がさまよう。肌触りは特筆に値するのだが、ワタシにとっては、ちとぬるい。しかし、加熱・加水なしの源泉そのまま、多少ぬるめであろうとも、文句は言えまい。


奥蓼科温泉郷
 何度も何度も、冷たい源泉と加熱湯の、2つの湯船を行ったり来たり。けっこう楽しんでいるワタシがいたりする・・・。
 ちなみに、酸性硫黄泉ブラス硫化水素臭とくれば、熱々のお湯というのがワタシの常識。だからというわけでもないが、加熱による影響は殆どなさそう。
 憑かれたように2つの世界を行き来する、めずらしいお湯に浸かれて、さすが疲れた。


稲子湯
隣の男湯とは積み上げられた岩で仕切られ、その岩肌を冷鉱泉が伝い落ち、硫黄分でもこびりついたか、真っ白に染め上げている。なるほど、炭酸泉だけあって、飲んでみると、シュワッとさわやか、サイダーなのだ。もう一杯! 当たり前のことだけど、お代わり自由がうれしいね。


霊泉寺温泉
浴室・浴槽とも、いたってシンプル、タイル貼。しかし、浴槽タイルは濃い青タイルでめずらしい。これでもって、単純アルカリ性泉のお湯の透明度が高いことをアピールできる。
 男湯との仕切りは何ともエロティック。アクリル板で出来ているので、湯口付近のシルエットはくっきり。湯船の中をカワウソのように頭だけ出し、そろりそろりと湯口に近づかなければならないワタシ。何だか、カワイソ!


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