驪仙石原温泉
麗強羅温泉
黎芦之湯温泉
力湯の花沢温泉
曆芦ノ湖温泉
歷湯河原温泉
轢飯山温泉
年七沢温泉
憐塔ノ沢温泉
列箱根湯本温泉
驪仙石原温泉
仙石原にお湯は湧かない。湧くのは興味ばかりなり。というのも、この温泉地、大湧谷からの引湯で成り立っている。そのため、泉質表示上は大湧谷温泉となっているが、何よりこのお湯、蒸気井泉という一風変わった生い立ちをもつ。
麗強羅温泉
白いお湯、実は地元の強羅温泉ではなく、箱根温泉供給株式会社が供給している大湧谷のお湯なのだ。だから、強羅花壇のように、敷地内から湧き出すそれこそ本物の強羅温泉は透明なのに、こちらは白いのだ。
黎芦之湯温泉
お湯の色はエメラルドグリーン。もちろん、バスクリンを入れているわけではなく、れっきとした弱アルカリ性硫黄泉。硫黄泉といえば、酸性と相場が決まっているのに、アルカリ性とは何ともめずらしい。
力湯の花沢温泉
駒ケ岳山頂からケーブルカーで下ってきた折、クルマで走る道すがら、もくもくと白煙を上げている一角を見つけてしまった。硫黄臭もあたり一面に漂い、秘湯を思わせるなんとも懐かしい風景である。
曆芦ノ湖温泉
内風呂は、どちらもマワシありの硫黄臭なし、無色透明。ところが露天は源泉掛け流しの上、硝煙臭が心地よく漂っている。しかし、白濁しているわけじゃない。
歷湯河原温泉
無色透明、ぬる目の平凡なお湯。しかも、それでいていいお値段をとる。しかし、それはワタシの湯河原に対する大いなる予断と偏見であった。
轢飯山温泉
大浴場は岩風呂、露天は渓流沿い。ほどよく沸かされた重曹泉。お肌すべすべで、しっかりと成分は保たれている。湯量も多めで不足はないが、お湯が溢れ出すほどではない。
年七沢温泉
さすが、強アルカリ鉱泉だけあって、「つるつる」ならぬ「ぬるぬる」なのだ。おかげで、一皮むけたような気もするが、湯船の縁までぬるぬるなのである。注意しなくちゃね。
しかも、「ぬる湯」なので、なかなか身体が温まらない。
憐塔ノ沢温泉
大丸風呂も岩風呂も、いずれも、箱根湯本のアルカリ性泉を浴槽内に注入しているので、大好きな洗顔ができない。しかし、そんなことでめげるワタシではない。出てきたばかりの湯玉を素早くかすめ取り、お顔にジャバジャバ浴びせるのである。やっぱ、違うわ〜。このしっとり肌が都会に戻ってからもしばらく持つのがウレシイね。
列箱根湯本温泉
大浴場から続く露天は木枠のお風呂。浴槽内に注入のお湯、ちょろちょろながら掛け流し。手すりの桟が邪魔をして、山ふところに抱かれた大自然との一体感にはやや乏しい。
こちらのお湯が「湯本の一般的なお湯」なのか。無色透明無味無臭、さすがは箱根の玄関口、万人向けのさらっとした浴感である。
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