わがまま温泉日記 箱根湯本温泉 はこねゆもと 箱根湯本温泉「金湯苑」へは小田急線箱根湯本駅徒歩10分

金湯苑
http://www.kintoen.com/
住所 神奈川県足柄下郡箱根町箱根湯本温泉520 〒250-0311 Memo:
入浴料 \1,000
電話 0460-5-5526
営業期間 通年(立ち寄り湯については原則として土日・祝祭日不可)
泉質 湯本117号泉@Na-塩化物泉(旧泉質名:弱食塩泉)
源泉温58.1度 pH8.14
旅行日 02/12/23
03/01/24
山形蕎麦街道の板蕎麦

板蕎麦


コメント
「有馬記念」馬番単勝

 下手な馬券も数打ちゃ当たる。何と、たったの千円が二十万円に化けてしまったのだ〜。もちろん、だからといって、急遽、箱根のお山にクルマを走らせたわけでもないが。
 ダンナが取った馬券とはいえ、配偶者たるワタシをはじめ、友人・知人と周りのみんなに幸せ漂う。難攻不落、JRAの金城湯池に攻め込んだ、勢い駆って旧東海道を分け入ってみる。

暁庵の蕎麦 まずは「暁庵」にてソバをいただく。ワサビをお蕎麦の上にちょこんと乗っけて、そのまま口へと運ぶのだ。さすが、「」で腕を磨いてきただけのことはある。山形蕎麦街道のモチモチしたそれとは、美感・触感、見事に異なる。噛んで食べるか、すすって食すか、面か線かという違い。
 ちょうど、新蕎麦の時期にあたっているせいもあり、湯本の清水にさらしたお蕎麦、繊細にしてなかなかいける。高くつくからたまに行く、荻窪「高はし」のせいろの3倍はありなんとする分量もよし。
 おつゆは、信州の「そうめんつゆ」とは言わないまでも、あと少し、みりんを加えた方がいいような気が・・・。まっ、ここいらあたりは個々のお好み。

   ご案内
当苑の温泉は二ケ所の源泉より湧き出しており、大浴場の泉質はツルツルすると評判で美肌の湯と言われており、露天風呂の泉質は湯本の一般的な温泉です。いずれも源泉100%ですので二種類の温泉をごゆっくりお楽しみくださいませ。
                   苑主
 フロントでは、貴重品はないですかと、何度も何度も念を押されて風呂場へ向かう。金目のものといえば、デジカメと湯上りの喉をうるおす小銭が少々くらいなもので、心配いらない。
 脱衣室には右のような案内板が掲げられ、2本の源泉が期待をもたせる。さっそく大浴場を覗いてみると、誰もいな〜い・・・。よほど痛い目にでも遭ったんだろうね。

山霧の湯 大浴場から続く露天は木枠のお風呂。浴槽内に注入のお湯、ちょろちょろながら掛け流し。手すりの桟が邪魔をして、山ふところに抱かれた大自然との一体感にはやや乏しい。
 こちらのお湯が「湯本の一般的なお湯」なのか。無色透明無味無臭、さすがは箱根の玄関口、万人向けのさらっとした浴感である。

 大浴場の浴槽は木造りではなく、この宿自慢の源泉は、露天同様、浴槽内に注入される。ということで、ワタシの大好きなアイテムが一つもないのだ。
展望大浴場 一つあった〜! あったか〜い、それはお湯。なるほど、掲示の通りツルツル、ヌルヌルなのである。まごうことなきアルカリ性泉。ところが、浴槽側面に開く小さな穴からお湯が休むことなく吸い込まれており、オーバーフローはあるにはしても、果たして、このお湯、掛け流し?

 よけいな詮索、ほどほどにして、窓からの展望楽しむ。もちろん、お肌をさすりながらね。
 駅前商店街を歩いてみると、人とクルマで雑然として、温泉街の情緒のかけらすら感じられない。しかし、この展望風呂から一望すれば、山の緑に沈み込む、湯本の町がひっそりたたずむ。

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