01/05/25
リンクを貼るため調べていたら岩木山北麓に「石神遺跡」という縄文遺跡がありました。
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弘前から岩木山を目指す。リフト&ウォークで、自らの体力と相談しながら、登れるところまで登ってみた。日本海はすぐ真下。滑らかな海岸線が一直線に伸びている。南に白神山地、北東に陸奥湾をはさんで下北半島まで見渡せる。
春スキー盛んな岩木山のふもとに位置しているのが嶽温泉。ちょっとした温泉街などもある。この温泉街、どう多くカウントしたところで十軒もないのだけれど、宿の賄いからの出入りも頻繁なくらいだから、新鮮かつ廉価。おかげで、リンゴ・レンゲ・アカシアの蜂蜜、イブリガッコや、タラノメやら、たくさん買い込んでしまった。
さて、予約しておいた宿を探さなくっちゃと思った途端、「縄文人の宿」が現れた。ここなら「三内丸山」ではなく「亀ヶ岡」遺跡を指しているのかも知れないが、お宿はどこが縄文人?
入口は自動ドアで、どう見ても旅館というより炉端焼き屋に足を踏み入れた感じ。おまけに、TV番組で何度も紹介されたことをやたら宣伝している。
三つの棟があるようなのだが、母屋の一室に通される。半畳ばかりの踏込みすらない部屋で、やっぱり炉端焼き屋の座敷に通された気分。
しかし、浴室は部屋の前。まるで自宅のお風呂場なのだ。案の定、何度入浴したことか。
青森なんだから、総ヒバ造りなんだろう。二つの湯船からはヒタヒタと熱めのお湯があふれ出す。今回の旅は単純泉と鉄泉ばかりだったので、イオウ泉特有の硝煙臭を何度も何度も楽しんだ。
夕食は囲炉裏でいただく。大きなザルには、カニ・エビ・アジ・イカ・ハマグリ・サザエ・マテ貝・トウモロコシ・シメジなどなど、山盛りの食材。海鮮炭火焼きとは、何とも珍しい。お客の好みで焼かせるのだから鮮度だって悪かろうはずがない。
山菜・岩魚のどこもかしこも似たり寄ったりの秘湯のメニューが続いていたので、食べたの何のって。もう入らないなどと言いながら、火力の落ちた炭火であぶり、さらにいやしく食べ続ける。秘湯めぐりの旅ならば、真ん中あたりにこの宿を入れると、食事はきっと大満足するんじゃないかな〜。
朝は、この温泉地自慢のマタギ料理で、キノコの三点盛が並んでいたが、目玉は何といっても生玉子。ご飯にかけると不思議なくらいに食が進む。七味温泉同様、またまた、厨房までお替りをもらいに行ってしまった・・・。
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