わがまま温泉日記 泡の湯温泉 あわのゆ 泡の湯温泉へはJR米坂線小国駅バス40分

三好荘
住所 山形県西置賜郡小国町大字小玉川715 〒999-1522 Memo:一軒宿
入浴料 \500
電話 0238-64-2220
営業期間 通年
泉質 三好荘源泉@塩化物泉(旧名:含鉄・炭酸・石膏-食塩泉) 40.1℃ pH6.5  CO21116mg/kg
旅行日 03/08/11
コメント

豪農「渡辺家」 新潟県の関川村は県境の村。役場前の豪農「渡辺家」をしばし見学。米沢藩主、上杉鷹山に請われて勘定役を務めたというくらいだから、勤倹の教えも徹底している。
 松たか子が主演したNHKドラマ「蔵」のロケはここでやったに違いないという母屋の造り。生活感を漂わせつつ、かつ重厚なのだ。

 R113走ることしばらく、山形との県境に位置するトンネル抜けて、すぐ左折。飯豊連峰の山ふところに抱かれた白い森の国「小国」の秘湯へ向かう。

マタギの里 泡の湯温泉「三好荘」玄関 意外と開けた集落を外れたあたりに三好荘は建っている。
 パンフレットによると、「岩の割れ目から、多量の炭酸ガスを含んだ泡が湯となって噴出するので、泡の湯の名がついた」んだそうである。なるほど、成分分析表によると、遊離二酸化炭素だって1000mgを超え、炭酸泉としての基準をクリア。
 さらに続けて、「泡の湯温泉は日本でも五つしかない貴重な炭酸温泉で、入浴すると体内に炭酸ガスが吸収され血液の流れをスムーズに」するんだそうだ。
ひのき大浴場
 まずは、ひのき大浴場に入ったものの、ひのきの湯船ではなく、泡といったら湯口からお湯が落下する際生じる気泡ていどのもの。その成分は空気の組成に従って、窒素が過半を占めるのだろう。
 こういうお風呂にあたったときには、あわてず騒がず、しっかり洗髪、ボディケア。たいていの場合、アメニティグッズがそろっているからね。
 
源泉温泉 あと一つ、お風呂があったはずだと、源泉温泉(もちろんこんな表示は出ていない)の扉を開ける。
 ギョギョギョ〜! なのである。湯面には油膜が張って、よどんだ感じ。茶褐色の湯色もあって、湯船の底は全く見えない。黄土色の大きめ湯の花舞っている。
 また一方、チリのような湯花にまぎれて、炭酸気泡は判別しずらい。見た目、「これぞ炭酸泉」と胸を張れるほどのものでもないが、興味をそそられるお湯であること相違ない。

小さ目の女湯 ぬる目のお湯にチャプンと浸かると、油分が隅の吐出し口から流れ去り、薄い茶色のお湯になる。「さてさて、お湯はどこから出てるのかな〜」なんて、いつもの調子で側面を、中腰になり、まさぐっていたちょうどそのとき、出た〜!
 魚じゃなくて、ウニオバケの大群が出るわ、湧くわ、あわてるわ。次から次へ襲いかかるウニの大群、思わず後ずさりしてしまったら、尻もちをついてしまった。
 実はこのウニ、湯の花なのだが、黄色く、大きく、鮨ネタのウニにそっくりなんだから。久々に、軍艦巻きが食べたくなった。

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