うえさんの戯言

九月


 9月16日

 昨日まで何事もなく動いていたものが突然動かなくなる。
 電化製品には、よくありがちなことだ。
 
 先日、某SO○Y製のMDプレイヤーがいきなり壊れてしまった
 それまで、調子よく動いていたのだが・・・。
 なんとか自力で修復しようと試みたがダメだった。
 このプレーヤー、まだ出始めの頃の製品でカナ入力が出来ない。
 ・・・だもんで、修理に出そうか買い替えようか、ここ2〜3日悩んでいた。

 しかし、悪いことは続くものである。
 MDのことであれこれ悩んでいたら、今朝、今度はビデオデッキが壊れてしまった
 MDの次はビデオかいっ!!と思わずデッキにツッコミを入れていた。

 MD同様修理を試みるものの敗北
 買ってからすでに12年以上経過していることもあり、修理に出すのをあきらめ、新しいのを購入することにした。

 とりあえずは、カタログ集めから・・・と、近くの量販店に行く。
 狙いはBS内蔵のSーVHS。
 片っ端からカタログを取っていたら「何か、お探しですか?」と店員の声。
 「BS内蔵のSーVHSで安いの」って即答したら、色々と教えてくれた。
 私が最後に自分で選んでビデオを買ったのは、もう10年前。
 それ以来、ビデオに関しての勉強などしていない。
 日進月歩のAV機器技術の中でこの遅れは大きい。
 一から最近の技術の勉強をするのも面倒なので、店員のお勧め機種を聞き、値段交渉。
 ちょうど、この店では売りだし期間に入っていたため、思ったより安い値段を引き出せた
 
 いつもならこの値段を持って、ほかの店に値段交渉に行くトコロなのだが、MDプレーヤーにビデオデッキと立て続けに壊れたせいで半ばキレ気味だったこともあり、他の店に見に行くのも面倒になってきていた。
 今日はカタログ集めだけのつもりだったので、現金は持ちあわせてなかったが、なぜかこの日に限って、この店専用のクレジットカードは持ってきていた。
 これが分かれ道だったのだろう。
 う〜ん、どうしようかな〜、と3秒だけ考えてうりゃ!と気合い一発で冬のボーナス一括払いで買ってしまった。
 どうせボーナス払いにするならと、さらにうりゃ!っとDVDプレーヤーも購入
 いわゆる衝動買いというやつである。
 「まあ、どうせ買わなきゃイカンもんやしエエやろ。」と妙な言い訳を自分にして帰宅。

 カタログを取りに行くと行って出かけたはずの息子が、大きな箱2つ抱えて帰ってきた姿をみて親父がボソっと一言、「オマエ、結婚遠いな・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 返す言葉?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ございません。


9月11日

 それは朝、家を出るときに予兆があったのかもしれない。
 家を出ようとドアを開けた瞬間、私は思った。 「休もかな・・・。」
 「バケツをひっくり返したような雨」とは、よく使う比喩だが、このときの雨の降り方というのが、まさにそれだった
 それでも結局、出勤することにしたのだが、このときの「休もかな・・・。」と言う直感が正しかったというのに気づくのには、家を出て3分もいらなかった・・・。

 私はスズキ・アドレスというスクーターで通勤している。
 普段からバイクに乗ってるので、少々の雨風は平気なのだが、今日の雨は一味違う。
 雨のせいでたった10mほどの視界しかないのだ。
 それほどスゴイ降り方なのだ。
 愛用のナンカイ製レインウェアはその能力を超え、ところどころで雨が染み出し、靴はあっと言う間にずぶぬれになり足元の気持悪さを演出している。

 しかも豪雨のせいで、いつもよりもかなり車が多い。
 この渋滞にまともに付きあってたら遅刻してしまうので、車の間を擦り抜けて行った。
 豪雨を降らせる厚い曇のせいで朝だというのに辺りは薄暗い。
 そのうえ、雨で視界が悪いというのに、スモールライトひとつ付けていない車の多いこと
 これを付けてるか付けてないかで、相手側からの視認性が全然違うというのに。
 何度か対向車に気づかず恐い思いをした。
 スモールひとつ付けたくらいでバッテリーが上がるワケでもないんだから、付けりゃあいいのに
 こんな天気のときはスモールくらいつけんかいっ!!

 と、まあ、散々な通勤の末、ようやく会社にたどり着いた。
 ホッと一安心した私だったが、本当の悲劇は帰宅途中にあった・・・

 日中、雨は止まなかったので、通勤路の水がつきやすいところで、ある程度、水がついてるだろうとは予測していた。
 ・・・が、その予測が超甘いモノだったのに気づいたのは、会社を出て3分ほどした頃だった。

 普段なら大雨が降っても、せいぜいデカイ水たまりが出来る程度の場所があるのだが、今日は違った。
 なんとひざ下10cm近くの深さの洪水になってしまっていた。
 スクーターのフットレスト付近まで水はやってきていて、フロントタイヤが巻き上げた水しぶきが自分に向かって降り注ぐという状況。
 そのしぶきのかかり方たるや、遊園地などにある急流すべりなどの比ではない
 「こりゃ、エンジン止まるかな・・・。」と思いつつ、私の前をホンダ・ディオに乗ったお姉さんが走っていたので、「まあ、前のディオが走ってるってコトは大丈夫やろ。」と思った瞬間、エンジンが止まってしまった
 慌ててアドレスを路肩の水のついてないところへ上げようと降りたら、ほとんど膝の辺りまで浸かってしまった。「げげっ!こんなに深いんかい!」と思わず声をあげる。
 エンジンがパーになってたらシャレにならんと思いつつ、セルをまわす。
 かからない・・・。
 この場所から家まで6kmほどある。押して帰るにはあまりにも遠い・・・どうしよう。
 祈るような気持ちで、ひたすらセルを回し続けてたら、エンジンが息を吹き返した。
 なんとかエンジンをかけ、水の少ないところを走っていたのだが、またしてもエンスト・・・。
 今度はすぐかかったものの、目の前に広がるのは果てしない大洪水。
 次にエンジンが止まったら、またかかる保証はどこにもない。しかし、このままここで待っていても雨が止みそうな気配もない。ってコトで強行突破
 フロントタイヤが巻き上げる水しぶきをヘルメットのバイザーに受けながら、走ること数十m。
 今度は車が渋滞していて動けない。あいかわらず、洪水の深さは変わってない。
 ふと隣りを見ると、この豪雨の中、レインコートも着ずにスクーターに乗っている女子高生がいた。
 どうやらエンストしたらしく、スクーターが水に浸かったままセルを回していた。
だんだんその様子が必死になってきたので、見かねた私が「エンジン止まったんか〜?」と声をかけたら、「あかんね〜ん!」と即答。
 一度、路肩にスクーターを上げてやり、エンジンをかけてあげた。
 たまたま、近くに整備工場があり、そこのオッサンに後をまかせ、その場を去った。
 しかし、この豪雨の中、雨具もなしにスクーターに乗るとはたいしたものだ。
 これが若さか・・・!?
 この女子高生、濡れたブラウスから紫色のブラジャーが透けていたのはナイショである。

 で、必死の思いでこの洪水を抜けて、家まであと数十mのところで、またしても洪水
 今度は、田んぼの用水路が氾濫している。
 まったく次から次へと難関が押し寄せてくるものだ。
 もちろん強行突破!
 まあ、ここは深さがたいしたことなかったので、らくらくクリヤ。
 ・・・って、アドベンチャーゲームやないっつーに。

 ようやく家にたどり着いたのは、会社を出て40分くらいしてから。
 いつもなら15分程度の通勤時間なのに、である。
 なんでたかが通勤にこんな苦労せにゃイカンのか!?

 玄関先でレインウェアを脱ぎながら私は誓った。
 「明日も雨なら休もう・・・。」


9月7日

 カクテルの基礎知識を更新。
 当HP初のフレームページになりました。
 フレームページ初挑戦ってコトで、レイアウト的にはまだまだってカンジですが、よろしければ御覧あれ。
 カクテルに欠かせない氷の大きさの種類について書いてます。

 ドラクエ7をプレイしだして早2週間。
 今回は攻略本なしでプレイすると決めプレイしているのだが、シナリオが進んでいくほど、ハマる部分が多くなるわ、ハマる 時間は長くなるわ、で泣きそうになっている。
 「ドラクエだから大きなハマりなんてないわ」と自信たっぷりに言っていた2週間前が懐かしい。
 インターネットで調べればハマっても、すぐ脱出出来るんだろうが、それでは面白くないし・・・。
 と、いうか自力でクリヤすることに意地になってきている。

 すでにプレイ時間は60時間に迫ろうとしている。
 なのに、勇者「しゃあ」、現在だLv25・・・。


9月3日

 カクテルの戯言を更新。
 今回は、カクテル作りに欠かせない「氷」について。
 ちょっとした小技なんかを紹介してたりします。

 もう一週間ほど前の事なのだが、友人のクマさんが大枚はたいてホームシアターセットを大幅にバージョンアップした。
 プログレッシブTV、AVアンプ等を一気に買い直した。
 そのコンポ類のセットアップが出来たというので、早速試聴しに行った。
 実は前にDVDプレーヤーだけ買った時にも試聴していて、その時も画像に綺麗さに驚いていた。
 今回はそこへ、最新のTVとの組み合わせで試聴したわけだが、これには正直ド胆を抜かされた。

 第一印象は「恐ろしいほど綺麗」。TVもここまで来たかってカンジ。
 
 ちょうどクマさんの家に行った時、彼は「アルマゲドン」を観ていた。
 その後、我々の仲間内では定番の「TOPGUN」を試聴。
 まだサブウーハーの調整がうまく出来ていないとの事で、少々低音が不足気味だったが、音質の良さは充分判った。
 「TOPGUN」自体は古い映画ということもあり、元々の画像が今の映画に比べれば多少見劣りする。
 それでもDVDの画質の良さが際立っていた。
 やはり最新のTVはスゴイ!

 他になにかソフトはないかと、ソフトを並べているラックを物色していたら、宇多田ヒカルのDVDを見つけた。
 「なんで、宇多田なんよ?」と言う私の問いに、
 「最近、かわいなったと思わん?」との答え。
 なるほど。音楽DVDの購入理由としては正しいかもしんない。
 なにせDVDは画像を楽しむものだしね。
 「最近キレイになったっちゅったら、優香もそう思わんか?」
 「そう言えば、鈴木あみが・・・・」
 三十路手前のオヤジが二人で、アイドル話に花を咲かす光景は冷静に考えるとかなり滑稽だ。
 ちなみに私は宇多田ヒカルのチャームポイントは眉毛だと信じて疑わない。

 話しを戻そう。

 この手の始めからDVD再生を前提にして作られたソフトは、さすがにDVDのスペックを活かせているようでかなり綺麗だ。
 また、映画ソフトなどと違い、アンプとスピーカーの良し悪しが分かりやすい。
 クマさんのスピーカーは、今は無きダイヤトーンのDS1000。
 音的に言えば、いわゆるROCKやPOPSに合うスピーカーとは決して言えないのだが、さすがに基本性能が高いおかげで充分な音質で再生できている。
 また最近のAVアンプの音質もかなりイイ。
 一昔前まで、AVアンプといえば一般的なプリメインアンプと比べて、音質が低いと言うのが定番だったが、これだけの音が出ていれば文句のつけようがない。
 まあ、彼が買ったアンプも結構な値段であるのは確かなのだが・・・。

 それにしてもAV機器というのは、日進月歩なのだというのを思い知らされた。
 私が使用している機器は、もう十年選手になっているものも多い。
 このような最新機器を見せつけられると古さが目立ってしまう。
 まあ、味があるといえば味があるともいえなくもないのだが・・・。
 
 せめてDVDプレーヤーだけでも買おうと心に誓う私であった。


Back

Home