うえさんの戯言

十月


 10月31日

 たけぞうさんのHP、「たけぞうの趣味のページ」をHP閉鎖にともないリンクより削除。
 削除という更新状態のため、トップページの更新日は変更していません。

 私自身、よくおジャマさせて戴いたサイトだけに閉鎖は非常に残念です。
 いつかHPが復活することを夢見ております。
 たけぞうさん、おつかれさまでした。

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 ジョーシンのJ-UPカードのポイントが9960ポイントまで貯まった。
 あと、4000円分の買い物で10000ポイント。
 10000ポイントになると、1ポイントあたり4円の買い物が出来る。
 ってコトは、4万円分の買い物が出きるわけだ。

 最近、和歌山市の北部のある地域は、大型店舗の進出が著しい。
 この週末にもニノミヤの大型店舗がオープンする。
 ちょうど、このニノミヤが出来る道沿いにジョーシンがある。
 その店舗から「他店オープン対抗セール」と銘打ったダイレクトメールが来た。

 そのセール内容のひとつに、J-UPカードの累積ポイントを130%にして利用できる、というのがあった。
 ・・・ってコトは、10000ポイントとして40000円分。
 それに1.3かけるとして・・・・。52000円!
 おおっ!!これはデカイ!

 52000円分も使えるんなら、ここは一気にポイントを使ってPS2購入か!?
 まだ弟から強奪したままだし、そろそろ自分専用のPS2欲しいよな〜。
 いや、それとも現在だ故障中のMDプレーヤーを買い直すという手もある。
 はたまた、追い金を打って、AVアンプを買うって〜のもアリだよな・・・。
 それともあれを・・・・などと、夢は果てしない。

 しかし、忘れちゃいけない。
 まだあと4000円分、とりあえず何か買わないと。
 現在のままでは、「獲らぬタヌキの皮算用」ってヤツなのだ。
 まあ、そろそろ年賀状製作の季節になるし、インクリボンあたりでも買っておこう。

 でも一番の問題は、この週末は忙しいので、そのジョーシンに行けるかどうかなのだが・・・。


10月29日

 今日はWGPの最終戦だった。
 125ccクラスと500ccクラスは、すでにチャンピオンが決定していて、注目は250ccクラス。
 日本の中野真矢が、フランスのオリビエ・ジャックを2ポイント差で追うという状態でのレース。
 もし中野が勝てば、'93年の原田哲也以来の250ccの日本人チャンピオンとなる。
 「中野、勝ってくれよ・・・」と祈りながらBSで観戦していた。
 結果は、残念ながらジャックに破れ、2位。
 レースのほとんどをリードしていて、最終ラップの最終コーナーまでトップだったのに、最終コーナーを立ち上がってゴールラインまでのほんの少しの区間で逆転されてしまった。
 最終コーナーを立ち上がる瞬間まで中野の勝利を確信していた私は、2人がゴールした瞬間、放心状態になってしまった。
 日本人には残念な結果に終わってしまったが、これもレース。
 今年は全クラスで日本人チャンプが誕生しなかったが、来年はきっと日本人チャンピオンが誕生してくれることだろう。
 
 ・・・で、その後500ccクラスを観た。
 今年の500ccクラスは、近年稀にみる超混戦模様だったのだが、最終戦となった今回も今年の500ccクラスを象徴するような、大バトルの展開だった。
 コーナーごとに順位を入れ換える、そのバトルの激しさは4輪のF−1の比ではない。
 観ているほうも手に汗握るレースだった。
 その混戦を制したのは、イタリアのマックス・ビアッジ。
 このところ、ライダーとマシンのレベルが近接しているこのクラスは、毎回バトルが激しくて見ごたえがある。
 今年、GPを観ていなかった人は、ぜひ来年観て欲しい。
 F−1なんかよりも遥かに面白いこと、請け合いである。

 さて、BSでのWGP観戦が終わったあと、私は髪を切りに美容院へと出かけた。
 今回は、カットとカラーリング。
 またもや赤い髪になってしまった。
 この前、釣りに行った時にまきぽんの髪の色がいいなあ・・・、とか思ってたので直前まで悩んでいたのだが、結局、前と同じ色にした。
 次回はナチュラルブラウンに挑戦しようと思う。

 で、その美容院からの帰り道。
 とある交差点で信号待ちをしていたら、左脇の道路から1台のバイクが曲がってきた
 見覚えのあるそのバイク、特徴的なライディングフォーム・・・。

 出た!!!この前のガンマだ!!(前回のたわごと参照)

 この前と同じ道を反対方向に走っているのだが、今回は時間帯が違う。
 時間は午後6時過ぎで、普段、車の少ないこの道路でも比較的、車の多い時間帯だ。
 私の前に1台車を挟んで、その前にガンマはいた。
 車が比較的多かったので、交通の流れとしては約40km/hくらいしか出ていない。
 とあるコーナーに差しかかった。
 この速度とこの交通状況、まさかこの前みたいな乗り方はせんやろ。
 しかしこの直後、私の認識は甘かったコトを思い知る

 出た!!中国雑技団乗り!!

 このライダー、時と場合を選ばずにこの乗り方なんか!?
 前を走るミラのドライバーとナビに乗ってる人がガンマを指さしているのがリヤウインドー越しに見えた。
 きっと笑ってんだろうなぁ。
 でも笑ってないで車間距離とっておかんとアブナイよ。
 私なんか、この前エライめに会ったんやから・・・。
 いやな予感がしたので、前を走るミラとの車間を少し多めにとることにした。

 やはり予感は的中した。
 とあるコーナーで、前を走っていたミラはガンマに突っ込みそうになって急ブレーキ。
 車間をとっておいて良かった〜。

 すかさずクラクションが鳴り響いた
 いや、気持ちはすごく判るよ、ミラのドライバーさん。
 その後、ミラのクラクションがしばらくの間、コーナーの度に鳴り響くのだった。

 それにしても、このガンマのライダー、一体何者なんだ!?
 頼むから通勤時に出会わないでくれ。と天に祈る私だった。


10月27日

 私はスズキ・アドレスV100というスクーターで通勤している。
 名が示す通り、100ccの排気量を持つスクーターで、最高速も80Km/h以上出る。

 今朝、いつもの通勤路をテケテケ走っていたら、私の右側を「パィ〜ン」と気持ちのいい2サイクルサウンドが駆け抜けていった。
 スズキRGV250ガンマだ。
 カウルに体をうずめるように目一杯ふせて乗っている。
 なんか朝っぱらから気合いの入った乗り方してんな〜。
 ちょうど私を抜いて行ってすぐに左の中速コーナーがあった。
 このコーナーはそんなにキツクなくて、アドレスでも70km/hくらいで曲がるようなコーナー。
 私を抜いていったガンマがそのコーナーに差しかかろうとしたとき、そのライダーはガバっと上体を起こしシートからずり落ちんばかりに尻を落とし、内膝を大きく開いた。
 おお!ハングオンで抜ける気か!気合い入ってるやん!
 ・・・と、感心したのも束の間。・・・おろ?
 ほとんどバンクしてないぞ
 あ〜、コーナーのアプローチに失敗したんやね。ま、そんなこともあるわな。
 コーナーを立ち上がるころには、私はガンマの真後ろに付いてしまっていた。

 信号のあるT字路を右に曲がると、ちょっとしたストレートがある。
 そこを80km/hくらいで走っていただろうか?ガンマとはある程度の車間距離を取っていた。
 ここでもガンマのライダーは伏せて乗っている。そない伏せて乗るほどのスピード出てないんやけど・・・。
 そのストレートの後、左・右・左と続く緩いS字コーナーがある。
 ここはアドレスだとほぼ全開のまま走り抜けられるコーナーで100km/h以下のスピードだとコーナーと呼べないようなコーナー。
 で、このコーナーに差しかかろうとした時のことだった。
 またもやガバっと上体を起こしたライダーはこともあろうにブレーキングを開始した。
 まさかこのコーナーをこのスピードでブレーキをかけると思ってなかった私は、もうちょっとでガンマに突っ込みそうになった。
 「パィン、パィン、パィン、パィン、パィ〜ン」とシフトダウンの音が聞こえる。
 あ!?5回シフトダウンした!?ってことは1速!?
 そしてまたもやハングオンの体勢。
 もう一度言っておくが、ここは100km/h以下のスピードだとコーナーと呼べないようなコーナーなのだ。
 なんで1速!?なんでハングオン!?スピードメーター見たって50km/h出てないやん!
 しかもハングオンの体勢はとってはいるが、コーナーに対してスピードが遅すぎるので当然バンク角なんて皆無に等しい。
 中国雑技団もビックリのぶら下がり乗りだ。
 同じバイク乗りとして、真後ろに付いて走るのが恥ずかしくなってきた。
 って言うより、このガンマの後ろについて走るのは非常に危険だ。
 通勤でバイクに突っ込んで怪我なんてアホらしいので、さらに車間をとって走る。

 このS字を過ぎると右コーナーがある。いつもはアドレスで60km/hくらいで走るのだが、今日はスピードを控えよう。
 しかしスピードを控えたにもかかわらず、コーナー入口で追いついてしまった。
 頼むからもうちょっとマシな走り方してくれ。あいかわらず中国雑技団乗りで曲がってるし。
 ガンマがそのコーナーを立ち上がろうとした時だった。そのライダーは振り返って私を見てから加速して行った。それは間違いなく、追われる者が行う行動そのものだった。

 ちょっと待て。私はなにも、あおっているわけじゃないぞ!
 100ccのスクーターで走るのに妥当なスピードでしか走ってないっちゅうねん!!

 その後もしばらくの間、そのガンマは私の前を走っていたが、チラチラと振り返っては私の方を見る。
 それはまるで、私から逃げたいような雰囲気の視線だった。
 だから、あおってないっちゅうねん!!

 ようやく、とある交差点で私の通勤路と違う方向へ曲がって行ってくれた。
 やれやれ・・・。朝からヘンな疲れ方したなあ、まったく・・・。
 
 しかし、こんなデンジャラスなライダーでも免許が取れてしまう現在の免許制度って一体・・・?
 今日仕事中、日本の交通事情について考えてしまった私だった・・・。


10月22日

 その電話は昼前にかかってきた。
 えてきちから釣りのお誘いだった。

 先週、見事に惨敗に終わったアジ釣り。
 そのせいかイマイチ乗り気ではなかったのだが、アジの季節もそろそろ終わるし、リベンジを達成するにも、とにかく釣りに出かけて色々なデータが欲しい。
 まあ、この惨敗の流れを作った「くわ」は今日仕事で来ないし、いっちょ行くか。

 まずは電話で釣りに行く場所と時間について、えてきちとミーティング。
 さまざまな議論をした結果、「いつも同じ場所に同じ時間に行くから釣れないんじゃないか?」と言うことで、今回は同じ場所で時間帯を変えて望むことにした。
 私自身は場所を変えてみたかったのだが、今回はデータ取りということで釣れなくてもいいから同じ場所にした。
 いや、決して釣れなかった時の言い訳ではない。

 本日のメンバーは、私、えてきち、まきぽんの三人である。
 実はこの三人で釣りに行くのは随分久し振りである。
 いつもの釣具屋に1時に集合。
 エサを買い、いつもの波止場へ。

 いつもより2時間以上早い仕掛けでどのくらいの釣果が期待できるかはサッパリ判らない。
 まあ、その辺がデータ取りということか。
 そう私にとって今回の釣りは、あくまで「データ取りなのだ。
 いやだから、坊主の時の言い訳じゃないって。 

 ・・・で、1時間経過
 一向にアタリすら来ない。
 まあ、まだ時間は早い。もう少ししたらアジが廻ってくるかもしれない。気長に待ってみよう。
 えてきち、まきぽんと雑談しながらエサを蒔く作業を繰り返す。
 おろ?そういえば、まきぽんの髪の色が変わってるやん。
 「ナチュラルブラウン」という色らしい。ナチュラルというわりには明るいような気もしたがなかなかイイ色だ。
 現在の私の髪は赤めの色なので、次はあんな色もいいなあ。
 しかし、まきぽんだからこそイイ色なのであって、私に似合うんだろうか?う〜ん・・・。
 まったく釣れないので、こんなコトを考えてたりする。

 2時間経過・・・。
 向こう岸で走り屋くんがドリフトの練習をしていてスキール音がこちら側まで響いてる。
 爆釣してるときなら気にもならない雑音が耳障りに聞こえるのは、心にゆとりがなくなってるせいだろうか?
 そうこうしてるうちに、パチスロで爆敗した「くまさん」が見学にやってきた。
 彼は昨日、キング(くわ)と釣りに行って、ガシラ一匹の釣果で終わったらしく、今日は釣り道具を持ってきていなかった。
 まあ道具すら持って来ない気になるのは判らなくもない。
 で、釣りの方だが、相変わらずアタリすらない・・・
 目の前では、アタリすら来なくて疲れの見えはじめた我々をバカにするようにボラが水面を跳ねている
 「パッシャン!」と一際大きな水音がしたのでそちらを見てみると、なんとエイが跳ねている
 しかも三連発。この波止場、こんなモンまでいるんだ〜。
 あれ・・・釣れたらスゴイだろうな・・・・。 


 そろそろ潮時と思ったその時、私の竿がグンとしなった。
 結構イイ引きだ。
 「お!?待望のアジか!?」
 釣り上げてビックリ。なんとイシダイの子供だ。
 全長約15センチくらいだろうか?高級魚をGET!!
 サビキでイシダイを釣ったのは初めてだ。こんなものが釣れるとは、やはり釣りは奥が深い・・・。
 とりあえず、これ1匹でアジ10匹分くらいの価値はあるだろう!?
 
 今回はかなり早めに切り上げることにした。
 結局、このイシダイ1匹だけが本日の釣果の全てになってしまった。
 
 くどいようだが、今回はあくまで「データ取り」なので、あえて今回の釣りを惨敗とは言わない。
 とにかく今日一日かけて判明したのは、この波止場は釣れねえ!ってコトだ。
 この事実を認めるまでに一体どれだけの時間とエサ代を費やしたのだろう・・・・・。

 近いうちに場所を変えて、今度こそリベンジを果たす!!
 相変わらず意気込み「だけ」は立派なのだが、はてさてどうなるやら・・・。


10月14日

 今日は、すんばらしくいい天気だった。
 あまりに天気がいいので友人のくまさんと釣りに行こうと言うことになった。

 実はくまさんは、5月の最初の惨敗の釣り(戯言5月参照)の時のメンバーで、リベンジをしたがっていた。
 今日の釣りは彼にとって、あの時の惨敗の精算をする為の釣りでもあるのだ。 

 とりあえず、3時に釣具屋に待ち合わせて、いつもの波止場へ。
 さっさと用意して、釣りを始めたのが3時半くらい。
 いきなり二人ともアジを1匹づつGET
 2000年初のアジGETである。
 こりゃ幸先いいや、ってなカンジでここ当分続いてた坊主の日々から脱出か!?
 その後、二人同時にアタリがあったところで一段落。
 まあ、まだ時間も早いしこれからさあ。この前までアタリもなかったんだ、今日はイケルぜ!

 しかし、幸せは長くは続かなかった。
 一段落ついたところで奴はやってきた
 そう、キング・オブ・坊主!くわだ。

 ここから先はあまりにも同じパターンなので書く気すら起こらない。
 結果だけ端的に言おう。

 またしても惨敗である。

 まあ、私とくまさんは、一応アジを釣ってるし、その後、ボラなどのアタリにも恵まれた。
 しかし、くわは・・・・・・・・・。

 今日の惨敗の理由?
 私の口からは言えんなぁ。

 それにしても、このアジが20世紀最後のアジになるんじゃあるまいな・・・。


10月12日

 今日発売のゲームソフト、ナムコの「motogp」を買ってきた。
 PS2用のバイクゲームだが、私のようなGPフリークにとっては、涙モノの出来だ。
 地元のニノミヤでカードのポイントを全て使い、3000円弱で購入。
 バイクハンドルコントローラーも売っていたので、思わず買いかけたが7000円近くするのと、箱がデカ過ぎるので購入を断念。
 今日はスクーターで買いに行ってたので、仮に買っても持って帰れなかったし、それに今月は(も?)財布の中身が寂しいしね。

 さて、ソフトを買ったはいいが、私はPS2を持っていない。
 弟がPS2を持っていて、現在ドラクエ7をプレイ中。
 ドラクエならPSでも出来るので、「しばらく交換しろ!」ってな具合でPS2強奪を計画。
 帰宅して即、PS2の身柄を確保。
 「いいじゃねえか、テメエがPS2を買うまではさんざん俺のPS使ってたろうが。」と昔の恩をなすりつけることも忘れない私であった。

 ・・・で、さっそくプレイ。
 細かいインプレッションはゲーム雑誌にまかせるとして、とりあえず、今までのバイクゲームに比べれば格段の出来の良さ。
 だいたい家庭用のバイクゲームって、基本的にクソゲーが多いんだけど、こいつは及第点やってもいいんじゃなかろうか?
 実在するマシンやライダーが出てくるってのも、GPフリークの私にはたまんない♪
 まあ、この辺はGPを知ってる人とそうでない人では評価が違うんだろうけど。

 とりあえず、シーズンモードってのがあったので、それをノンビリと楽しもうかと思いつつプレイしていたら携帯電話が鳴りだした。
 くまさんからだ。
 「おう。ワシも買ったぞ。勝負や!!」
 ・・・って、オイ。
 奴とはセガラリー、グランツーリスモ等々、レースゲームではいつも勝負になってしまう。
 今回は、勝負関係なしにノンビリ楽しもうと思っていたが、「勝負や!!」と言われてしまうとうずきだす闘争本能。(そんなたいそうなモンではないと思うが)
 鈴鹿のコースで勝負することが決まったので、特訓開始だ!

 それにしても最近ゲームづいてるなあ・・・。


10月9日

 プラモデルのページの「製作日誌」を更新。
 日誌と銘打ってるくせに約半年ぶりの更新になってしまいました。
 作ってなかったわけじゃないんです。
 ただ、あまりにも作業ペースが遅くて日誌を更新するほどネタがたまらなかっただけ。
 そろそろ他のキットの日誌も作ってみたいんだけど、これだけ手が遅くっちゃねぇ・・・。

    *****

 数日前のことである。
 とある場所からの帰り道、私はノンビリと愛車スープラをドライブしていた。
 ふと気づくと、真後ろにヘッドライトの光が迫っていた。
 ミラーで確認すると、同型のA70型(注1)スープラであった。
 しばらくは気にせず走っていたのだが、私がゆっくり走っていたせいか、あおり気味で走ってくる。
 人が気分良くノンビリ走ってるのに、うっとしい奴だ。こんなことするのはヤンキーとかの類いの輩だろう。
 だんだんうっとうしく思えてきた私は、「いっちょ、ブッちぎってやるか。」とペースをあげる。
 ・・・が、一向に離れていかない。それどころか、余計にあおってきやがった
 「どうやら、眠れる獅子を起こしてしまったようだな・・・。」とアナクロなセリフなど吐きつつ、シフトを1つ落とし、アクセルを床まで踏みつける。
 「吠えろ!!ツインターボ!!」
 年式が古いとは言え、スープラはスープラ。アクセル全開くれてやりゃソコソコ走る。
 40km/hの速度標識の道路でキンコン(注2)鳴らしながら走るのは結構テクがいる。と、いうよりバカのやることであろう
 しかしながら自治会最速(注3)の意地にかけても、ここは負けるわけにいかない。
 ふとスピードメーターに目をやると140km/h近く出ていた。
 この道路にこの速度でついてくるバカなどいまい。ミラーを確認する。
 いやがった・・・。
 うっそ〜、コイツ走り屋かなんか!?どうしよ、こっちはこれ以上ペース上げれんし・・・。
 この道路でこの速度と言うのは、私も必死になってるペースなのだ。
 これ以上のペースアップは自殺行為だ。そうだ、道を譲り渡せばいいんだ。素直に敗北を認めれば・・・。
 しかし、私も最初に仕掛けた意地がある。このまま行けばT字路になっていて、私の家の方向には着いてはこまい。そこまで逃げ切れば・・・。
 で、問題のT字路までやってきた。ふぅ〜、やっと解放されるか・・・。と思ったのも束の間、なんと同じ方向に曲がってくるではないか!!
 ここから約3キロは、ここまでよりもさらにスピードが乗る道路。これはマズイ。
 案の定、凄まじい勢いで追いかけてくる。しょうがないのでこちらもペースを上げるがこれ以上は無理だ。
 必死に走ること約2キロ。前方に軽トラックが走っていたので、当然抜かずにペースダウン。
 そのままの速度で家路に向かう小路地まで走る。ここに入るとさすがについてこなかった。助かった〜
 しかし、これだけ必死になって走ったのも久し振りだ。最近のスープラは子ヤンキーが多いというのはありゃ迷信だ。
 ちゃんと走り屋さんもいるではないか。あれほど苦戦(というより完敗だが)したんだ、頼むから走り屋であってくれ。
 ヤンキーにあおられたとあっては私の立場もあったもんではない。(なんの立場だ!?)
 家に帰ってから私は思った。二度と一般道で仕掛けるもんか。と・・・。

 

 (注1)いわゆる前の型のスープラ。
 (注2)一昔前まではどの車にも105km/hを超えると鳴りだすウルサイ警鐘がついていた。
     私のスープラは昭和63年式と低年式なので、当然これがついている。しかも速度が上がるのに比例して鐘の鳴る速度も上がる高級仕様だ。
 (注3)私の住む地域ではなぜか皆RVやワゴンといった車種ばかり(しかもNA)で、いわゆるスポーツカーに乗っているのは私だけなのだ。


10月4日

 プラモデルのページにMS−06R−1AザクII・黒い三連星仕様を追加。
 シャアザクに続いてのガンプラ復帰2作目です。
 どうやら、この作品で私のガンプラの作風ってのが出来たかな?ってカンジです。

   *****

 このところ、随分涼しくなった。
 気がつけば、もう10月。
 私的には「え〜!?うそ〜!?もう?」ってカンジなのだ。

 と、いうのも、今年の夏は夏らしいコトを全然出来なかったからだ。
 夏にはバーべーキューをし、かき氷を食べ、スイカをほうばる。
 花火を観る、する、海で泳いで水着のおねーちゃんを観賞する。
 今年の夏は、それらを全然出来なかった。
 唯一、友人と遠目に花火を1度観たくらいで、その他はまったく出来なかった。
 花火を観たとは言っても、やはり花火は真下で観ないとイマイチ満足が得られない。

 「まあ夏は長いんやし。」と思っているうちに秋が来てしまった。
 今年の夏は二十代最後の夏になるので満喫したかったのだが・・・。

 せめて夏のかけらでも味わおうと市販のかき氷なんぞを食べてみる。
 この季節に食べるかき氷は、こめかみを痛くするだけで全然うまくない。
 やはり夏は終わってしまったのだ。
 寂しい限りである・・・。

 しょうがないので、秋を満喫しようと思ったが、秋ってなんかイベントあったっけ?
 秋といえば、サンマ、カキ、クリ、マツタケetc...って食いもんばっかりやん。


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