うえさんの戯言

十二月


12月30日

ついに20世紀もあと1日で終りを告げる。
自分が生まれ育った世紀が終わってしまう寂しさと新世紀への期待感とで、なんだか複雑な気分でもあったりする。

今世紀中完成を目論んでいた、NSRもその目標を達成出来ずに終わってしまった。
この年末は時間があるから・・・などと思っていたのだが、予想以上に色んなことに時間を取られて模型も触れずじまいだったからだ。

休みに入って最初の日に髪の毛のカラーチェンジをしに行ったのだが、これが予想以上に手間を食ってしまった。
赤色からコゲ茶色にしたのだが、前の色の赤を一度抜いてしまわないと上手く茶色が出ないというので、一度赤を完全に抜いたのだが、この色を抜く作業になんと4時間!
実際に茶色になるまで、合計5時間ほどかかってしまった。
結局、美容院で6時間近くも過ごしてしまった。
今回に限らず、赤からのカラーチェンジにはこうしたプロセスが絶対いるので時間がかかるとのコト。
う〜ん、年末の時間が欲しい時にするもんじゃないな〜。
ここで半日のロス。

で、次の誤算が机回りの整理。
美容院に行った次の日、年末恒例の大掃除の一環として、普段模型製作に使ってる学習机の掃除をしたのだが、これがまたスゴイ手間。
だいたい机の引出しって整理するのに時間がかかるモノではあるのだが、今回はかかりすぎた。
去年、机回りの清掃をサボってたこともあり、ここだけで半日かかってしまった。
この日は、夜から今世紀最後の麻雀だったので、この作業だけで終り。
ちなみに今世紀最後の麻雀は勝利で幕を閉じた。

で、今日、部屋全体の掃除をした。
普段から割りとコマメに掃除しているつもりなので、そんなに時間がかからないだろうと思っていた。
ところが、一年間、部屋の中で塗装したツケはさすがに大きかった。
壁や天井をふき掃除したら、めっちゃ汚れてる。
イスの上に乗り、ぞうきん掛けするのだが、これは体勢が悪いのもあって、肩のコルこと肩のコルこと。
時間があれば、オーディオの配線をすべて外して、オーディオ機器を分解掃除してやろうと目論んでいたのだが、そんな時間など取れるはずもなかった。
このあたりは以前、MDをいじったときに多少掃除してあるので、今回はパスでいいだろうと放っておいた。
それにしても、たかが6畳1間の掃除だと言うのに、えらく疲れてしまった。

明日はまだ、スープラをはじめとして、愛車たちの洗車が待っている。
面倒くさいから放っておこうかとも思ったが、新世紀を汚れたままで迎えるのもなんだしな〜。
21世紀を迎えるのも大変だ、まったく・・・。


12月27日

 プラモデルのページ、「製作日誌」のNSR、A・バロス仕様を更新。
 さすがに年末ということもあり、けっこう忙しく、なかなか進みません。
 今世紀中完成を目指してスパートはかけるつもりですが、どうなることやら・・・。

 *****

 今年は例年にまして年末の雰囲気が薄かったのだが、さすがにクリスマスも過ぎてくると年末という雰囲気も出てくる。
 街の飾りつけなどもクリスマス仕様から正月仕様へと変わり、いよいよ新世紀なのだな、などと感じてしまう。

 今日は仕事納めで、明日から楽しい(・・・かどうかは判んないけど)冬休みに突入。
 例年正月前には、いつもよりちょっとだけ高いウイスキーを買って、正月に飲むってのが楽しみだったのだが、今年は潰瘍の治療に専念ってことで、アルコール類は一切なし。
 年末年始は、やれ忘年会だ、やれ新年会だ、で酒を飲むイベントが多いのだが、今年はこういう場でずっと烏龍茶を飲むハメになっている。
 他のみんながイイ感じで酔ってる中、ひとりシラフで過ごすのは意外と寂しいものなので、特に仲のいい友人などでない限り、年末年始の飲み会のお誘いは断っている。

 おかげでいつもの連休と違い結構時間が出来そうだ。
 とりあえず、年が明ける前に部屋の大掃除をしたいと思っているのだが、掃除をする前に自分の部屋と隣りの部屋のかなりのスペースを占拠している雑誌の整理をしなくては。
 でも整理しようにも、対象になってる雑誌が100冊以上・・・。
 どこから手をつければいいのか、まったく判らない状態。
 なんでこんなに雑誌ばっかりあるんだ!?・・・って自業自得ってヤツですか・・・。
 それにしてもよくこんなに買ったモンだ。ちょっと自分で感心したりして。(^_^;)
 大量の雑誌を見ながら決意するのだった。
 
 よし。来年になったら整理しよう。
 また母親に怒られるな、こりゃ・・・。


12月23日

 ネットサーフィンをしていて、とあるサイトを見て久々にツボにハマってしまった。
 「みんなきてKOIKOI
 ここのサイトは、作者がとにかく色んなことにチャレンジするという趣旨で構成されているサイトなのだが、そのチャレンジしていることがバカバカしすぎて面白い。
 夜中に1人で大声上げて爆笑してしまったほどだ。
 世の中は果てしなく広く、そしてデカイ・・・!などと思ってしまった。
 世間にはホントに色んな人間がいるんだねえ・・・。

 で、そのサイトのコンテンツの中に「カップメンをお湯以外で作る!そして食う!」ってコーナーがあった。
 タイトル通りお湯以外のものでカップヌードルを作り試食するってコーナーなのだが、これがなかなかスゴイ。
 牛乳からはじまって、ビール・ワイン・カレー・ユンケル果ては南極の氷などなど、色んなもので作っては食べているのだ。
 これはある意味、冒険ともいえるんじゃないだろうか?
 その試食した結果(味)を10段階評価で評価してるんだけど、牛乳で作ったカップヌードルは9つ星。
 普通のお湯で作ったものが5つ星なので、普通のお湯で作るより美味しいという評価だ。

 ・・・試してみたい
 
 ふと、私の中の好奇心に火がついた。
 本当に美味いんだろうか?美味いんなら食ってみたい・・・。
 しかし、私ももう立派な大人だ。そんな子供じみたことカッコ悪くて・・・・、などと思ってはみても一度着いた好奇心の火はそうそう消せるもんではない。
 男っていうものは、いくつになっても少年の心ってモンを持ってるのだ
 そう、どれだけ時が経っても、心の中にハックルベリーフィンが住み着いているのだ。
 心の中のハックルベリーフィンがこう叫ぶ。
 冒険しなくっちゃ!!

 しかし、いくらなんでも家族の手前、堂々とそんなバカげた食い方などできるわけもなく、家族が寝静まった深夜を待ち、作戦を決行することにした。

 家族が寝静まった午前3時、こそっとキッチンに降りてきて、カップヌードルのナイロンを破り、フタを開け、準備する。
 家族が起きてこないように物音は決してたてない。
 まるでSWATや特殊部隊が敵のいる建物に進入するがごとくの緊張感だ。
 カップヌードルに注ぐ分よりも多めにナベで牛乳を温める。
 使用する牛乳は「雪印3.5牛乳」。
 今回のデンジャラスなチャレンジにはピッタリな牛乳だと、ある意味いえるだろう。
 完全に沸騰させるので、仮に妙な菌があってもへっちゃらのハズ。
 「今ならまだ引き返せる。バカなコトをせず、あのポットのお湯を注いでノーマルなカップヌードルを作るのだ、それが大人ってモンだろ・・・。」
 「いや、ここで私がやらねば誰がやる。少年の心を失ってはいけない・・・。」
 ナベの中の牛乳を見つめながら、心の中で少年と大人の自分が葛藤する
 たかがカップヌードルひとつ作るのに、これだけ考え込むとは思いもしなかった。(^_^)

 ああ、お父様、お母様。いつまでたっても大人になりきれない愚息をお許し下さい。
 などと懺悔している間に牛乳が温まった。
 おもむろにマグカップを出し、注ぐ。
 このマグカップを見て、朝、家族は思うだろう。
 「ホットミルクを飲んだんだねえ。」
 か、完璧だ!完璧なアリバイ工作だ!
 金田一少年にもコナンにも、このトリックは解けはしないだろう!(すでに眠くてHiな私)

 牛乳をカップヌードルに注ぎ、ダッシュで自分の部屋に撤収。
 待つこと3分。
 いつも見慣れた色とは違うカップヌードルが出来上がった。

 「マジで食えんのか!?これ???」
 第一印象はこんなカンジであった。
 温めた牛乳独特の匂いもしている。

 恐る恐る麺をかき混ぜ、いざ試食。

 うっ・・・・・!

 い、意外といけるやん。
 決して「美味」とは言えないが、想像してたよりは遥かにイケる。
 クリームシチューのような味だ。
 あっと言う間に完食。

 いや〜、なんでもやってみるモンだ。
 ちょっとした発見をしたような、そんな妙な嬉しさがあったりする。

 他のものでカップヌードルを作ったらどうなるんだろう?
 疑問も好奇心も残るが、これひとつでやめておこうと心に誓う私ではあるが、心の中のハックルベリーフィンがこう叫ぶ

 次は「どん兵衛」でチャレンジだ!!


12月18日

 あれよこれよと言っている間に、今世紀も残すところあと2週間。
 師走に入ると時間の経ち方が加速するように思えるのは私だけだろうか?
 そういえば、うまい具合に21世紀は月曜から始まるんやね。ってどうでもいいか!?

 年末のこの時期は大抵、年賀状製作に追われている。
 毎年、両親の分と自分自身の分を作っているのだが、今年は弟の分まで作らされるハメになってしまった。
 家族全員の年賀状を一手に引き受けているわけだ。その数はゆうに150枚を超える。
 私のプリンターは、ALPSのインクリボン式なので、印刷スピードが遅い。
 10枚印刷している間にマンガの単行本を1冊読めてしまうのだ。
 そのくらい遅いので、大量に印刷する時は風呂に入るとか別のことを出来る環境を作ってから、印刷するようにしている。
 1枚につき4回もプリンターを行き来する年賀葉書をジッと見ているほど、私もヒマではない。

 それにしても・・・だ。
 印刷時間がかかるのはしょうがないとしても、弟よ。
 いくら自分のプリンターが潰れたからって、デザインくらい自分でやれよ!
 と、言いつつも、つい作ってやってしまう自分が悲しい・・・。

 毎年、私は差し出す相手によって、4〜5種類の年賀状をフォトショップ等を駆使して作るのだが、今年は家族全員の分を作るハメになったので、とてもそんな余裕などなく、しょうがないので素材集を買ってきて作っている。
 それでも、イラストの配置や文字の配置などで頭を抱え込んでいる。
 なにせ私はそういうセンスに乏しい人のクセに、みょ〜うに完璧主義者だったりするのでタチが悪い。
 だもんで、11月中旬から始めた年賀状作りは現在だに続いている。
 さすがに両親の分や弟の分は作り終わったが、肝心の自分の分が出来上がっていない。
 今年こそは、20日までに出そうと思っていたのだが、どうやらその目標は達成できそうにない。

 それにしても、一時期、年賀状の出す量が減っていたのだが、ここ2〜3年でまた増加傾向にある。
 高校時代は、だいたい50〜60枚くらいだったのが、4〜5年前くらいに一度30枚くらいまで減り、その後少しづつ増えてきて、最近は40〜50枚くらいまで増えてきたかな?

 なんでかな?っと思って調べてみたら、一時期、年賀状を送って来なかったヤツがまた年賀状を送ってくるようになったからだった。・・・連名になって。
 そういえば、「年賀状なんて面倒や」などとぬかしていたヤツも、なぜか結婚した後は年賀状を送ってきている。
 そんなモンなのかな〜?

 でもね、結婚してからまた年賀状を送ってきてくれるようになった人達にお願い。
 出来るだけ自分で宛名を書いてきてね。
 見慣れない女文字の宛名で送られちゃうと「なんか遠くに行ってしまったな〜」なんて思ってしまうから。(^_^;)


12月14日

 「LINK」に「カギやん」の「カギやんのガレージ」を追加。
 カギやんの愛車の写真や、Fー1観戦時の写真等が展示してあります。
 作者のカギやんは、HP初挑戦らしいけど、ウチのHPよりよっぽどHP「らしく」仕上がってます。
 う〜む、私も頑張らなければ・・・。

 *****

 今日、12月14日で我が愛車、VFR400Rの車検が切れる。
 ・・・って言っても、実はもう「我が愛車」ではなく「だった」のだが。

 実は11日に友人の「やなちゃん」に譲ってしまった。
 6月に大型二輪の免許を取得してから、大型に乗りたかったので、7月から行きつけのバイクショップに中古を探してもらっていた。
 で、当初はガレージを借りてVFRも置いておくことも考えたが、2台も車検のあるバイクを維持していけないと思い、やなちゃんに譲ることにしたのだ。
 やなちゃんなら気心しれてるので、乗りたくなったら借れるしね。

 7月に探し始めたので、車検の切れる12月までには余裕で見つかるでしょ、と余裕ぶっかましていたのだが、現実はそう甘くなかった。
 ネットオークションで探してもらっているのだが、探し始めた当初、まだ買う段取りをつけてないときは欲しいバイクがゴロゴロ転がっていたのに、段取りつけて本格的に探し始めた瞬間、ピタッっと無くなってしまった。
 それでも秋になって涼しくなってきたら、またタマが出てくるだろうと思って、楽観視していたのだが、一向に気配なし。
 そうこうしてるうちにVFRの車検が近づいてきて、ついに今、アドレス以外に乗るバイクがなくなってしまった、と言うワケだ。
 しかも悲しいことに、あわててローンだけ組んでしまったので、バイクがないのにローンだけは始まっているという状態だ。
 すでに4回目の支払いが終わっている。
 もうすぐボーナス払いもやってくる。(T_T) 

 さすがにこう寒くなってくると、ぼちぼちタマが出回りだしたので、そろそろなんとかなりそうな気配はあるのだが・・・。
 いい加減に見つかってくれないと、探してもらってるバイクショップの店長にも気の毒だし・・・。
 
 この前からのPS2のコトと言い、どうも今年は買い物運がないらしい。
 頼むから、見つかったときには、すでにローンが終わってたってオチだけはカンベンして欲しいものである。


12月9日

 毎回、半期に一度のボーナス(別名:雀の涙)が出ると日本橋へ出かけるのが私の慣習となっている。
 で、今日、友人の「のぶきち」と日本橋へ行ってきた。
 
 今回の私の目的は、1眼レフカメラとプレイステーション2、それと中古のプリンターだ。
 のぶきちは、ファミコンのドラゴンクエスト4が目的だった。
 私とのぶきちが二人で出かけるなど、実に数年ぶりの出来事である。

 今回も電車で出かけたのだが、さすがに今回は南海難波駅まで乗り換えなしとあって、まったくスムースにたどり着くことが出来た。
 これで迷うようなら私の人間的価値そのものが疑われてしまう。

 で、無事に難波駅に着いた私はまず宝くじの売り場に走った。
 年末ジャンボ宝くじを買うためだ。
 この売り場は、毎回必ず3〜4本の一等が出ているという売り場なのだ。
 和歌山でこれほど一等の出ている売り場など存在しない。まあ、売ってる枚数がまったく違うので比較すること自体おかしいのだが・・・。
 で、何枚買ったかというと連番で10枚。
 なんて男らしい買い方でしょう。
 このワンチャンスに賭ける意気込みが運を呼び込むのだ。・・・って一回も当たったことないけどね。

 肝心の日本橋探索だが、まずカメラのおおまかな市場価格を調査。
 狙いはCanonのEOS Kiss IIIかEOS 7。
 値段的には、Kiss IIIの方がサードメーカーのレンズ2本付きで6万後半、EOS 7が純正レンズ1本付いて10万くらい。
 財布のヒモ的にはKiss IIIがいいのだが、欲望的にはEOS 7がいい。
 この辺は他の物を購入した後に、財布の中身と相談することにした。

 中古のプリンターを探してショップを何件か回る。
 しかし目ぼしいショップには、お目当てのプリンターを見つけることが出来なかった。
 PS2も昨日、新型が出たばかりとあって、どこの店に行っても売り切れ状態。
 日頃の行ないがいいわりには、なかなか運に恵まれないような気がするなぁ・・・。

 のぶきちの目当てであるドラクエ4もなかなか見つからない。
 中古のゲームショップに行っても、さすがにファミコンの中古ソフトは少ない。
 世間がPS2の新型だ、などと言ってるご時世にファミコンのソフトを探しまわるアナクロな二人であった。
 それでもなんとか足を棒にしたおかげでドラクエ4はGETすることが出来た。
 箱・説明書なしで680円。この値段が高いか安いかは私には良くわからない。
 まあ、ちゃんとプレイ出来れば安いのかな?でもバックアップ用の電池が生きてるかどうかは定かではない。

 ジョーシンのポイントが30%UPで使えるというキャンペーンをジョーシン全店で行っていたので、PS2をジョーシンのポイントを使って安く買うつもりで日本橋に来たのだが、(先月、地元の某ジョーシンで同じようなキャンペーンがあったとき、PS2を隠すという暴挙があったので地元では買えないと判断。)他の店でも売りきれてる状態ではどうしようもない。

 だもんで、カメラをジョーシンで買うことにした。
 Kiss IIIならポイント全部使って、追い金一万ちょっとで買える。EOS 7だと追い金が4万近くになる。
 買ったところでそんなに使う機会もないだろうし、安いほうでいいかな?とも思ったのだが、5分ほど迷ったあげく、EOS 7を購入。
 ついでに交換用レンズやら三脚やらも買ったので、結局6万くらいの追い金になってしまった。(ちなみに総額で12万くらい)
 一種の衝動買いみたいなものである。

 この買い方を見ていたのぶきちは「さすがに独身貴族はいいなあ・・・」と連発していた。
 まあ、妻子持ちにはこういう買い方は確かに難しいかもね。

 で、二人ともまずまずの買い物が出来たということで帰宅。

 家に帰って早速カメラを出して、色々試していた。
 今日はカメラを買いに行くと家族には言っていたので、どんなのを買ってきたのか興味があったようだ。
 父に「どんなの買ったんだ?」と聞かれたので、「悩んだあげく、奮発して高い方を買った。」と答えたら「さすがに独身貴族はいいなあ・・・」とつぶやくように言った・・・・・。

 なんで、のぶきちと一字一句違ないこと言っちゃうワケ!?
 カメラを片手に「本当に独身っていいことなのだろうか?」などと考え込んでしまう私であった。


12月3日

 プラモデルのページ、「製作日誌」のNSR、A・バロス仕様を更新。
 相変わらずのスローペースですが、なんとか進んでます。
 ネタが少なかったので自作塗装ブースの紹介なんかもしてます。
 製作とはあまり関係ないのですが、興味のある方は、ぜひ御覧あれ。

 *****

 私は自他共に認める雑誌好き野郎だ。
 ほとんどがバイクやMacに関する雑誌なのだが、同じような記事が載っていると知っていても、つい買ってしまう。
 定期的に購読してる雑誌は、バイクとMacの雑誌だけでも7誌。
 さらにバイクのムックや他の趣味の雑誌なども興味がある特集がある時は買うので、月に12〜3冊、15000円くらい雑誌に使っているんではなかろうか?
 バイクとMac以外で買う雑誌とは、模型誌・オーディオ誌・音楽誌・ラジコン誌・情報誌などのほかに、一般週刊誌などもある。
 
 タチの悪いことに、こうして購入した雑誌のほとんどを保管している。
 定期的に処分するようにしてはいるのだが、その場合、興味のある記事はファイリングするようにしているので、時間がかかる。
 本の整理のペースより購入ペースしか遥かに上回っている。
 したがって、保管するスペースがドンドンなくなっていき、いまでは部屋中にあふれかえっている。

 この前、ライダースクラブ(以下R/C)というバイクの雑誌のバックナンバーを古本のネットに登録していたら、「その本持ってるので譲ります」というメールを戴いた。
 どうやらこの人は、自分の持っているR/Cを処分する寸前だったようで、処分予定のR/Cを全て譲って戴くという幸運に恵まれた。
 このR/Cという雑誌は、私が買い始めてからのバックナンバー、約10年分を全て保管していたのだが、今回戴いた分は、私が小学生の頃のものもあるという大変レアなものだ。

 つい嬉しくなって(マジでかなり嬉しかった)、ご好意に甘え、そうとうな数のR/Cを譲って戴いたまでは良かったのだが、すでに自分の部屋は本を置くスペースなどなく、仕方なしに隣りの空き部屋に置いている。
 ・・・が、この空き部屋は元々、親戚などお客が来たときに寝室として使えるように空けてあり、そこへ大量の雑誌や部屋に入りきらなくなった模型やラジコンなどを置いてある。

 だもんで、部屋が散らかるのを嫌う母親からはブーイングを喰らっている。
 「そのうち片づけるから」と言い続けてもう随分になる。
 ちょっとづつ整理はしてるのだが、本や物の量は一向に減らない。それどころか増えている。

 自分自身、いつも部屋を占拠する雑誌を見つめながら思わず溜め息をつく。
 いいかげんに買い控えなきゃと思いつつ、本屋には今日も雑誌を買いあさってる私の姿があるのであった・・・。


12月1日

 早いものでもう12月。
 ついに今世紀も残すところ1ヶ月になってしまった。
 20世紀にやり残したことが山ほどあるので、少しでも新世紀に持ち越さないようにしたいものである。

 ここ数日、潰瘍の治療のために毎日注射を打っている。
 毎日病院に通うのは面倒なので、会社の診療所で注射だけ打ってもらっている。
 その診療所で打つ注射ですら、毎日となると結構面倒だったりする。
 こういう事態になってしまったのは自業自得なので仕方ないのだが、毎日診療所に行くのはいいとして、実は私は大の注射ギライであるのだ。
 注射ギライになったのには色々ワケがあるのだが、大人になってから嫌いになった。
 ゆえに毎日注射を打つというこの状況は、大きなストレスとなっている。

 まず、私は先端恐怖症である。
 先の尖ったものや針の類いのものを自分に向けられることを極端に嫌う。
 自分で使う分には、まったく平気なのだが・・・。
 なので、注射を打っている最中は決して針がささっている場所を見ない
 それどころか、これから自分に打たれるとわかっている注射の準備も絶対に見ない
 そのくらい嫌いなのだ。
 以前、血液検査のために採血をした時に貧血を起こして倒れてしまったことがある。
 そういうこともあり、出来るだけ注射を避けて、飲み薬による治療を望んでいる。
 しかし、いい年をした大人が「注射がきらい」と医者にダダをこねるわけにもいかず、この状況に泣く泣く耐える毎日を過ごしているというワケだ。

 友人の中には、なにかというとすぐ注射や点滴を打ちたがる者もいるが、私には彼らのその行動が理解できない。
 注射ならいざ知らず、点滴などは終わるまでの数分間、針が腕にささりっぱなしなのだ。
 先々週、会社で倒れたときに、生まれて初めて点滴を打たれた。
 私は「点滴だけはやめてくれ!」と叫び続けたが、その時は抵抗するだけの力も残っていなかったのだ。
 倒れた後、ベットで横になっていて少しづつ気分が良くなってきていたところへ点滴を打たれたのだが、打ち始めて暫くの間は、気を失いそうなくらい気分が悪くなった

 だいたい、考えてみて欲しい。
 針という生物的にはまったくの異物が体の中に入ってきて、得体のしれない液体を体内に注入するのだ。
 薬という名目はついていても、それが本当に自分に対して害のないものとは限らない。
 しかも、その液体には自分の血液が少し混ざったりするのだ。
 こうして書いているだけでも卒倒しそうになってくる。

 まあ、こうして注射が嫌いというコトを訴えても、医者という人種はおかまいなしに注射を打ってくる。
 もちろん、そうすることで患者を救うのが医療であり、医者の使命であるのはわかってはいるのだが・・・。
 せめて今世紀内で注射での治療は終わって欲しいと切に願う私であった・・・。


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