うえさんの戯言

八月


8月19日

 プラモデル/GALLERY1に「HONDA NSR500 1989 八代俊二 WGP」を追加。
 1989年日本GP仕様です。
 以前製作した全日本仕様とは違い、カウル等はスタンダード。
 ゼッケンベースとゼッケンの文字以外はあまり変わった印象がありませんが、全日本仕様の細かい改造や違いを見つけるためのベースにはなるかもしれません。(^_^;)

 *****

 息子が生まれた時に友人の息子から譲り受けたアンパンマンの大きなぬいぐるみがある。
 息子が2〜3歳、アンパンマン熱が最高潮の頃はほぼ毎日、そのぬいぐるみの上に乗っかって遊んでいた。
 最近になって、息子の興味はアンパンマンから仮面ライダーへとシフトし、そのぬいぐるみで遊ぶ事もなくなっていた。
 狭い我が家では、遊ぶ事もなくなった大きなぬいぐるみをずっと置いておくスペースの余裕はない。
 息子より小さい誰かに譲っても良いのだが、息子が譲り受けてから6年、友人が購入してから数えると10年以上経っていることもあり結構傷んでいた。
 だもんで、処分したいところなのだが、問題は息子が承諾するかどうか・・・だ。
 以前、遊ばなくなったからと思い、普段おいている1階の和室から2階の物置になっている部屋に移したところ、「アンパンマンが寂しがってる」と元の場所に戻された経緯がある。
 その頃には、すでに興味は仮面ライダーへと移行していたのだが、やはりアンパンマンには思い入れがあったようだ。
 そういう経緯があったので勝手に処分するワケにもいかず、とりあえず息子に聞いてみた。
 「アンパンマンのぬいぐるみ、もう遊んでないし、結構傷んでるから捨てても良い?」
 唐突に長年の相棒を捨てても良いかと聞かれた息子から返ってきた答えは私にとっては意外なものだった。
 「うん。いいよ。」
 いや、めっちゃあっさりしてるし!!(°Д°;

 息子曰く 「アンパンマンはもう卒業した」らしい。
 今まで気をつかって、ずっと残してたんだが・・・。(^_^;)

 盆休みで平日ながら私も息子も休み。
 今日ならクリーンセンターは開いている。
 だもんで、「今日捨てても良い?」と聞くと「いいよ。」との答え。
 最後に記念撮影だけして、息子の気が変わらないうちに善は急げとクリーンセンターに車を走らせた。
 家を出る時は捨てる事に割りとノリノリだった息子だったが、クリーンセンターが近づくと表情が曇り出した。
 さすがに長年遊んできたぬいぐるみをノリと勢いで捨てるのは難しいか!?と思い、「お別れするの寂しいだったら今日じゃなくても良いで」と声と掛けた。
 で、息子から返ってきた答えが大人すぎてビビった。
 「アンパンマンのぬいぐるみとお別れするのが寂しいんじゃなくて、これには思い出が詰まってるんや。その思い出とお別れするみたいで寂しい。」
 「でも今日お別れしないと、また思い出が増えるから、その分寂しくなるから、今日お別れする!」

 6歳児って、思ったより大人なのね。。。(^_^;)

 その後、クリーンセンターの作業員の方に自分で「お願いします」と手渡し、ぬいぐるみとはお別れ。
 「今日でアンパンマンは卒業や!」
 なにかをやり遂げたような、少し誇らしげな息子の顔を見て、父として、息子が成長した喜びを噛みしめていると息子が聞いてきた。

 「で、父ちゃんはいつガンダム卒業すんの?」
 ・・・・・・!!(°Д°;

 ・・・すまん。息子よ。
 父はたぶん、ガンダムを卒業出来ずに一生を終えるよ。(^_^;)
 「アニメ=子供の見るもの」の図式は大人よりも子供の方がそういう目で観てるモンなんだなぁ。
 息子が大人になったとき、果たして何を卒業出来ずにいるのか!?
 今から少し楽しみではある。(^_^)


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