うえさんの戯言

九月



9月27日

 夏休みが明けてからずっと、年中閑古鳥が吠えまくり状態の我が職場にしては珍しく残業が続いている。
 めったにないこの機会を逃してはいけないと、普段からブリザードが起こるほどの寒さを誇る我が財布を少しでも温めるべく、日々残業&休日出勤に勤しんでいる。

 ・・・が、なんせ普段は残業と言っても、せいぜい月に20時間程度しかないような職場である。
 それが今月に限って言えば、半月でいつもの倍以上の残業時間をこなしている。
 一般的に言えば、たいして多くない時間であろうが、私にとってみればほぼ10年ぶりの快挙である。
 10年前ならともかく今現在の私の体力では、ほぼ限界まできており、毎日家に帰るたびにヘバッてしまって何も出来ない・・・という日々が続いている。
 それゆえに戯言以外のコンテンツの更新が止まっているわけである。
 ええ・・・。もちろん言い訳ですとも・・・。(^_^;)
 つーか、実際、ホントに疲れ切ってるんで模型製作とかはほとんど進んでないんやけど・・・。

 別に残業は強制ではないので、定時で帰ろうと思えば帰れなくもないのだが、前述した通り、財布の中身はブリザードが吹き荒れる状態である。
 その温度たるや、バナナで釘が打てるほど寒くても凍らないモービル1が凍ってしまうほどである。(このネタ判る人って何人くらいいるやろ??)(^_^;)
 それゆえにちょっとでも残業して冷えきった財布を温めなければという使命感に燃えているのだった。

 ・・・とは言うものの、我が社は薄給の極みである。
 近々Macを買い替えて、ただでさえ寒い財布の温度をさらに下げようとしている私にとっては、残業で財布を温めようとするのは、南極大陸の氷をホカロンで溶かそうとするのに匹敵すると言っても過言ではなかろう。(^_^;)
 これだけ働いても、その程度の稼ぎなのだ。
 それなのに、来月はまたしてもヒマになって、残業もなくなるらしい・・・。
 今度こそ凍死だな、こりゃ・・・。(T_T)



9月20日

 こないだの日曜日のことである。
 普段の私の週末の時間の使い方では夜中と言ってよい午前5時。
 この日はほとんど寝ボケ状態ながら、すでに私は出先にいた。
 朝4時に起き、身支度をして出掛けたその先はマリーナシティーである。
 まだ夜明け前で暗いこの時間に集まった仲間は7人。
 私、くまさん、ちゅん1号、えてきち、くわ、まきぽん、りなっち・・・である。
 このメンバーが集まるとなれば、何を仕出かすのかもうお解りだろう。
 早朝麻雀大会開催!!

 ・・・じゃなくて。 (^_^;)

 早朝マリーナ釣り大会開催!!である。

 実は今回の釣り、私にとって今シーズン初の釣りだったりする。
 久し振りの釣りなので釣り勘が鈍ってるかもしれないが、なんとかなるでしょう!!ってなカンジでGo!!

 で、本日の獲物はカツオである。
 「こら〜!戸棚の中のお菓子、食べたのアンタでしょう!!」
 「いてててて、姉さん、ごめんよ〜!!」
 ・・・って、そりゃ磯野カツオやろ!! (^_^;)

 くだらんギャグはおいといて、とにもかくにもカツオ釣りである。
 普通、カツオというと舟で沖に出て釣るのをイメージしがちだが、体長2〜30センチ程度のモノであれば波止場からの投げサビキで釣れてしまうらしい。
 しかしながらカツオ狙いで釣りをするのは今回が初めての私である。
 だもんで、マリーナに来る途中に寄った釣具屋から、何度かカツオ釣りに来ているくわに電話で仕掛けを聞いて用意してきたのだった。

 そんなこんなで、駐車場に集まった7人は釣り場を求めて波止場へGo!!
 時間は朝5時である。
 にもかかわらず、波止場には釣客の姿が多く、7人も並んで投げれる場所がなかなか見つからなかった。
 が、しかし。
 この時間帯にいる釣客の多くは夜中に太刀魚狙いで来ている人達と判断。
 日が昇る頃には撤収するだろうと7人並ぶには少し狭い場所を確保。
 で、用意し始めると回りもうっすらと夜が明け始めイイ感じになってきた。
 慣れた手つきで、さっさと用意して早速投げサビキ第1投を投げたのは、くまさん。
 おぉ!早いな〜。こっちもさっさと用意せな。・・・と思ったのも束の間、いきなりHit!!
 なんと他のメンバーがまだ用意も済んでいないうちから1匹目をGET!!

 これは爆釣の予感である・・・。
 しかし油断は禁物である。
 過去の例から言えば、来てすぐにアタリがあるものの、その後はパッタリとアタリが止んでしまった・・・というパターンが多いのだ。
 しかも今日は「キング・オブ・坊主」の異名を独り占めして独占禁止法にかかるのでは?という猛者、くわもいる。
 それでも今日はなんとかなりそうな予感が・・・。
 とりあえず、くまさんに続けとばかりに仕掛けを投げる面々。
 
 そして次々と投げられた仕掛けには、なんと次々にカツオがっ!!
 久し振りに釣りに来ていきなり爆釣とは!!
 
 しかし喜んでばかりもいられなかった。
 カツオなどサバ科(サバ目?)の魚はHitした後、右に左に泳ぎ回る。
 いわゆる「横走り」というヤツである。
 ふいにサバなどを釣ったときはこの「横走り」で隣りにいる釣り人のライン(糸)にからんでしまった・・・というのはよくあるハナシである。
 しかも今日Hitしたのはサバではなくカツオである。
 サバの比ではないほどの飛距離と角度(?)で横走りをしてくれる。
 ・・・というコトは。
 当然のように仲間内でラインの絡み合いが発生!!
 誰かがHitするたびに他のメンバーは慌ててリールを巻き上げてラインが絡まないようにするのに必死だった。
 そんな努力も虚しく、私もえてきちのラインと絡み合ってGo!!
 ラインを直しているうちにもどんどんカツオは釣れている。
 ぬうぅぅ。この時間が素晴らしくもったいナッシング。
 レース中にマシントラブルでピットインしてるドライバーの心境ってこんなカンジなのか!?などとくだらんことを考えられるのは、すでに1匹GETしている余裕なのか!?(^_^;)

 そんなこんなで順調に釣果を伸ばす面々。
 ・・・とは言ってもカツオをGETしているのは、投げサビキをしている面々。
 直下でサビキ釣をしている、りなっちとまきぽんはさすがにカツオはGET出来ていなかった。
 さすがに直下ではカツオは無理であっても釣果がないワケではない。
 まきぽんなどは、イワシ・アジ・木っ端グレ・イサギなどを釣り上げ、2002年秋の五目釣り女王と化していた。(^_^)
 直下は直下なりに色々釣れて楽しめたようだ。
 
 ほとんど入れ食いと言っていい状況下では、凝り性仲間内No.1である、ちゅん1号の釣魂は満足できなかったのだろうか?
 皆がサビキで釣っているところを一人釣り上げたイワシをエサに1本釣をやり始めた。
 終いにゃ、釣れたカツオを海で遊ばして、他のカツオを防波堤近くまで引き寄せてくる・・・なんてコトまでやりだす始末。
 さすがにこのあたり、釣慣れてるというかレジャー慣れしてるというか・・・。
 ちょっと感心してしまった。(^_^)

 私はというと、少々仕掛けが小物用すぎだったようで、カツオに針を持っていかれるということも多かった。
 あるときである。
 投げた仕掛けの浮きがグッと沈み、カツオがHit!!
 今までと同じようにリールを巻き、引き上げようとするがリールがめっちゃ重い!
 それどころか竿が折れそうなくらい強烈な引きである。
 うおぉー!!カジキマグロでも釣ったんか!!とドキドキしながらリールを巻き上げる。
 根性入れてリールを巻いていると魚影が見えてきた。
 なんとカツオが一度に2匹Hitしているではないか!!

 ちっ・・・!カジキマグロとちゃうんか・・・・って、こんなところでカジキマグロが釣れてしまえば、松方弘樹も苦労せんちゅうねん。(^_^;)
 それはそれとして、これは根性いれんと引き上げられないと判断。
 左手で竿を立て、右手で必死こいてリールを巻き、2匹のカツオと格闘開始!!
 素晴らしい横走りをみせるカツオに負けまいと必死にリールを巻いていたその時!!
 瞬間的にリールが軽くなった!!
 なんだ!?この感覚は!!!
 なんと、道糸が切られてしまった!!
 ぬおぉぉーー!!さんざん横走りされたあげく、針どころか道糸を切られて仕掛け全部をもっていかれてしまうとはぁ!!(>_<)
 今までの格闘がまるで嘘だったかのように持っていかれてしまった仕掛けの浮きが静かに浮いていた。
 軽くなったリールを巻き上げながら、持っていかれてしまった仕掛けの浮きを寂しく見送る私だった・・・。(T_T)
 ま、ここまで釣れてるからいいんやけど、これでここまで坊主で1匹も釣れてなかったら怒りまくりボンバーになっていたことは間違いないであろう。(^_^;)

 ところでカツオは釣れた後、シメて血抜きをしておいたほうがいいらいく、釣れた後は各自ナイフでカツオをシメていた。
 シメた後は、その場がカツオの血だらけになってしまうので、汲み上げた海水でその場を洗い流していたのだが、えてきちは違った。
 カツオをGETするやいなや、ちゅん1号のところに持ってきて、ちゅん1号が釣っているエリアでカツオをシメ、その場をカツオの血糊でいっぱいにしたまま自分のエリアに帰っていくという迷惑千万な行動をしていたのだった。
 ぬぅぅ〜。なんという迷惑なヤツだ。(^_^;)
 ってコトで、えてきちに「2002年秋の迷惑大王」を襲名することに決定!!
 この汚名を晴らしたければ「ちょボラ」(ちょっとしたボランティア)2万回で返上してやろう。(^_^;)

 と、まあ、こんなカンジで釣りは進み、結局午前9時過ぎにクーラーに入りきらなくなったことあり撤収。
 くまさんとくわなどは共に10本以上のカツオを釣り上げ、どうやって食べるかという嬉しい悩みを抱えるのだった。(^_^)

 結局、私が水揚げに成功したカツオは4本。
 ま、小アジ用の仕掛けで釣ってたんで糸切られまくりだったし、仕掛けごと持っていかれたのも2回あったから、こんなモンでしょう。
 それでも家に持って帰って食す分には多いくらいだったし。(^_^)

 こうして、私にとって久し振りの釣りは、ほぼ爆釣と言える結果で幕を閉じた。
 惜しむべきは私のクーラーが小さすぎてカツオ4本でも一杯になってしまったことだろう。
 こうなると欲がでてくるのが人情ってモンである。
 次はもっと大きなクーラーを買って釣りに来ようと思う私であった。
 ま、だいたいそんな風に大物狙いで釣具とか買ったときは釣れんモンなんやけどね。(^_^;)

 次回はカジキマグロでも狙おうかな!?(^_^;)



9月14日

 Power Machintosh 4400
 かれこれ5年近くの付きあいになる我が愛機である。
 1997年に発売された当初エントリーモデルとしての位置づけにあったPM4400だけに、さすがにこのところスペック的に苦しくなったきた。
 CPUなどもG3カードなどでドーピングしたりして延命措置を続けてきたのだが、このあたりが限界と判断。
 ちょうど新型Macも発売になったし、そろそろ買い替え時期だってんで、買い替え決定。
 で、モニターも現在CRTモデルのモニターを使用しているのだが、買い替えを機に液晶モニターにすることにした。
 貧乏街道まっしぐら!のクセに別にモニターまで買わんでもいいやん・・・と思う方もいるだろうが、これにはワケがある。
 実は今の部屋の配置では就寝時、ちょうど頭の上にモニターがあるのだ。
 Myルームはとてもとてもとても狭い。
 ゆえに全てのものを収納しつつ寝る場所を確保するとなると、どうしても頭上にモニターが来てしまう。
 20キロ近くあるモニターが頭上にあるがゆえに、近未来、南海大地震が万が一、就寝時にやってくるとかなりの確率であの世へGo!!なのだ。(^_^;)
 ちなみに寝る位置を頭と足の方を逆にすればいいと思う方もおられるだろうが、それだと北枕になるからイヤなのだ。
 普段、無信心のクセにこういうところだけはこだわってたり・・・。(^_^;)

 ってワケで、どんなモニターがいいのか色んな店に見に行ってみたのだが、和歌山のショップでは置いてあるモニターの種類が少なすぎて、どれがいいのかさっぱりワケ判らん。。。
 だもんで、モニターの候補選びに日本橋までGo!!

 とにもかくにも日本橋へモニターを探しにいくコトが決定したんで、例によって例のごとく南海電車でGo!!
 この南海電車、このところ乗るたびになぜかしらドラマティックな出来事が起こるのだが、今回もドラマティックな出来事が・・・!!

 私が日本橋に行くときは大抵の場合、南海和歌山港駅の近くにある某きらびやかなネオンが眩しい建物の娯楽施設(パチンコ屋とも言う。)の駐車場に車を止め、和歌山港駅から難波を目指す。
 この某きらびやかなネオンが眩しい建物の娯楽施設から南海和歌山港駅までは約500メートル。
 通常、この区間は徒歩でGo!!である。
 今日、乗る予定の電車の発車時刻は10:30。
 某きらびやかなネオンが眩しい建物の娯楽施設の駐車場に着いたのが、10:25。
 この地点で残された猶予はたったの5分。
 南海和歌山港駅まで歩いていたのでは乗り遅れることは間違いナッシング!
 なので南海和歌山港駅までの500メートルを猛ダッシュでGo!
 ・・・が、普段から運動不足全開で最近ダッシュした覚えなど全然ナッシングの私である。
 ちゃんとした走り方を体が忘れとる〜〜!!(>_<)
 しかも走り方を忘れるほど体の状態であるってコトは当然のようにスタミナもあるハズないわけで、200メートルも走らないうちに息が上がってきた。
 「あ・・・あかん。もうあきらめて次の電車や・・・。」と思いつつも、次の電車までは45分も待たなければいけない。
 しょうがないんで、根性出して走りきった。
 なんとかギリギリで電車には間に合ったが、息は上がるわ、足はつりそうになるわ・・・と己の体力のなさを思い知らされたのだった。(^_^;)
 しかも話はこれで終わらない・・・。
 息が上がる、足がつりかけるなどは単なる序章に過ぎなかった・・・。

 上がりきった息もようやく落ち着きを取り戻し、難波までの電車の旅(?)も順調に進んでいるかのように見えた。
 しかし「尾崎」を過ぎたころから事態は急変する。
 尾崎を過ぎたころから、徐々に体がしびれ始めた。
 冷や汗をガンガンかきだして、だんだん気分が気分が悪くなってきた。
 そして気がつけば、完全にリバースモードに突入!である。
 ・・・が、ここは電車の中である。
 ここでリバースだけは人類としてのプライドを賭けても絶対に出来ない。
 頑張れ!私!!・・・ってな具合に自分で自分を励ますものの、冷や汗の量はどんどん増え、徐々に意識が遠のいていく。
 あぁ・・・。こんなことなら電車に乗り遅れたほうが良かった・・・。と思ってもすでにアフターカーニバル。
 遠のく意識をなんとかもたせながら、「泉佐野」に到着。
 フラフラしながらホームを歩きつつトイレに直行。
 なんとか人類としてのプライドは保てたものの、リバース直後、鏡に映った私の顔はデスラーに勝るとも劣らないほど真っ青であった。(^_^;)

 それにしても、たかが500メートルダッシュしたくらいでリバースするほど体力が衰えていようとは・・・。(T_T)
 いや、待てよ。
 リバースはともかく、体がしびれるのはおかしい。
 今日の朝食は、パンに昨日の残りのカレーを乗っけて食べた。
 きっとこのカレーにヒ素が混入していたと勝手に判断!
 そう、この私がたった500メートルダッシュしたくらいでリバースするわけなどない!!
 などと、ものすごい言い訳を自分自身にしているうちに、ほぼ体調も復活したので、もう一度日本橋を目指すことに。(^_^;)
 ちょうど5分後に難波行きの急行があったので、それに乗り込んでGo!!

 今日、岸和田では全国的にも有名なだんじり祭りが開催されていた。
 だもんで、岸和田では人の乗り降りの動きが一際大きかった。
 その岸和田駅で、20歳くらいの兄ちゃんが私の隣に座った。
 背が高く、男の私から見てもなかなか男前でオシャレな兄ちゃんであった。
 ・・・で、その兄ちゃん、席につくや否や持っていた紙袋から1冊の本を取りだした。
 その本を見て私は驚いた!!
 その本の表紙にはムチムチでロリロリのメイド姿のお姉さんが描かれていたのだ!!
 これってどう考えても同人誌では!?
 しかもアダルト系のイヤンな同人誌だと断定。
 つーか、そのものである。(^_^;)

 普通、その手の本を電車の中で堂々と読むか!?
 恥ずかしげもなく、その手の本をこういうところで読めてしまう、この兄ちゃん、ある意味、強者である・・・つーか、オタクとしても末期症状と言ってもいいだろう。
 やはり人間、見た目では判断できないと痛感したのだった。(^_^;)

 そんなこんなで、難波に到着。
 モニターの市場調査ってコトで日本橋を歩き回るも、やはり体調がいまひとつ良くなく、いつもよりも少ない徘徊量でギブアップ。
 いつもならイヤンなDVDなどを探しに行くトコなのだが、それも出来ずに撤収したのだった。
 ま、本来の目的である液晶モニターの市場調査&新型Macの状況調査は出来たからいいんやけどね。(^_^)

 ・・・というわけで、今回も南海電車はドラマティックな出来事で一杯だった。(^_^;)
 次に日本橋に行くときは一体どんなドラマが待ち構えているのか!?
 出来れば、何事もなく難波まで行きたいモンである。(^_^;)



9月6日

 数日前からギターを練習しだした。
 始めた理由はこれと言ってないのだが、なんとなく思い立ってしまったので、思い立ったがラッキーデー!!ってなカンジで始めたのだった。
 ま、ここんトコ、いろんなライブとかを観に行ったりして、「楽器のひとつくらい弾けるようになりたいな・・・。」という願望がおぼろげにあったのにはあったのだが。
 とはいえ、明確な理由はなく、あったとしても上記の理由くらいなモノだろう。
 決して始めた理由に某TV番組で福山雅治が「ギターが弾ければモテる!」と言っていたから・・・と言うのは含まれていない・・・と思う。(^_^;)

 実はギターにチャレンジするのは、私の人生において2度目である。
 1度目は今から十数年前、中学2年の時だった。
 その時は始めてから2週間ほどで挫折してしまった。
 楽器というのは反復練習の積み重ねで上達していくものだが、せっかちな私はその反復練習に耐えられなかったのだ。
 ちょうど中学生くらいの頃は、何かするごとに成果を焦るような傾向があった。
 今では平気で半年くらいの製作期間をかけてしまう模型も3日で仕上げていたほど、せっかち君だったのだ。
 だもんで、あっさりと挫折したという経緯を持つ。

 それから十数年。
 せっかちなのは変わりないが、目標に対してじっくり時間をかける余裕も出てくるお年頃である。
 ぼちぼち練習していこっか・・・ってカンジで、ここ数日、ほぼ毎日数分〜1時間程度ギターを練習している。
 
 一応、私的には憧れてるスタイルってのがあったりする。
 それは以前、確かTVで見たと思うのだが、ギター1本でウイスキーを飲みながら弾き語りをするライブってのっを奥田民生がやっていたのだ。
 それがすごく頭の中にこびりついているのだ。
 別にライブをしたいわけではないのだが、ウイスキーのロックを片手にギターを鳴らす・・・というのがすごくカッコよかったのだ。

 だもんで、練習の時にロック片手にフォークギターをかき鳴らす(「ロック」と「フォーク」を微妙にかけてるのに誰か気付いてくれ。(^_^;))ってコトをやっている。

 事情を全く知らない人が見れば、「粋なことやってるやん。」って風に見えなくもないのだが、いかんせん私はギターに関しては「超」が7つくらいつく初心者である。
 当然のことながらギターが奏でる音はボロボロである。(^_^;)
 なんぼカッコつけて弾いてみたところで「ポロロン♪」とかキレイな音が出るワケもなく、まともにコード弾きの弦も押さえられていないものだから、弦にはじき返されて「ペシッ!」とか鳴ってるし・・・。(^_^;)
 ま、始めたばっかなので、そのうち、まともになるとは思うのだが・・・っていうかなってくれ!ってカンジである。

 とりあえず、ちょっとづつ練習して多少は指も動くようになってきた。
 ある程度弾けるようになったら、ぜひ弾いてみたい曲がある。

 それは・・・・!!

 「アットローン」の歌だったりする。
 結局、ギターでも笑いを取りに行ってしまうあたり私らしいが・・・。(^_^;)
 ま、ギターでカッコつけて弾くよりも、上方芸能っぽくギター片手に漫談してるほうが性にはあってるかもしれない。(^_^;)
 どっちにしても、現在の技量ではどうにもならんので、もっと練習せんとイカンのだが。
 
 とりあえずの目標は・・・。
 挫折せずに続けること・・・かな?(^_^;)



9月3日

 その他の「MYヘビーローテーション」を更新。
 忘れられそうになると更新するこのコーナー。(^_^;)
 今回はかなりマイナー度の高いアルバムばかりになってしまいました。
 私の音楽の趣味が垣間覗けるアルバムばかりです。
 おヒマな方はぜひご覧あれ。

 *****

 早いものでもう9月である。
 学生は夏休みも終わり、2学期が始まった。
 8月中は学生もいなかったので朝の通勤路も空いていたのだが、やはり学校が始まると多少混雑して、夏休み中より5分近くも通勤に時間がかかってしまう。
 その分、早く起きなければならないのが辛いところである。
 朝の5分がいかに貴重なモノなのかを、あえてここで説明などしなくても、解ってもらえるものだと信じてやまない。(^_^;)

 5分早く起きる・・・と、言うのは簡単ではあるが5分早く起きるためには、最低でもその3倍、15分は早く寝ないと起きれないものである。
 5分早く寝たからと言って、5分早く起きれるものではない。
 この理屈もあえてここで説明などしなくても、解ってもらえるものだと私は信じている。(^_^;)

 で、5分早く起きなければならないというプレッシャーを感じながらも、結局いつも通りの時間に寝てしまった日曜日の深夜。
 別の名を月曜日の早朝とも言うのだが・・・。(^_^;)

 元々デリケートかつ神経質な私は(異論申し立てがあるものは、この戯言読破後、メールにて受け付ける!!)小さな物音でも目が覚めやすい。
 疲れ切って爆睡してるときならともかく、穏やかに休日を過ごした後などは眠りが浅いので目が覚めやすいのだ。

 その日、私は小さな音が気になって目が覚めた。
 時計の針は午前3時を指している。
 いつもならそのまま、もう一度夢の中へと戻ることができるのだが、その小さな音が気になって、もう一度幸せな眠りの世界につくことが出来ない。
 前述した通り、月曜日から5分早く起きなければいけないので、早いトコ、眠ってしまいたい。
 ・・・が、どうしてもその小さな音が気になって眠れなかった。
 
 その小さな音とは、耳につく不快な高周波である。
 擬音にすれば、ぷ〜〜〜〜〜〜〜ん というところであろうか?

 もうお解りだろう。
 耳元で蚊が飛んでいたのである。

 そのうっとうしさは説明するまでもないと思うが、耳元に飛んでくるのをいくら手で振り払っても、また耳元にやってくるのだ。
 このままでは、明け方まで蚊にもてあそばれて眠れないと判断。
 この私の快適な睡眠をジャマした罰は万死に価する!!
 ってことで、この蚊を市中引き回しの上、打ち首獄門!にすることに決定!!
 
 早速、引っ立てい!!ってノリで、まずは蚊の存在を確かめるために電気をつける。
 高周波のするほうを目で追っかけて、まずは蚊をロックオン!!

 普通ならここで、ヤツにとってのVXガス、いわゆる殺虫剤をぶちまけて秒殺で逝ってもらうトコなのだが、いかんせん、寝ていたトコなので部屋には布団が敷いてある。
 布団を敷いた状態で殺虫剤を部屋にぶちまくのはイヤなので、ここはもっとも原始的な方法・・・手で挟み込んで圧死してもらうことに決定!
 
 半そでのパジャマを着ているにもかかわらず、なぜか腕まくりするような仕草をし、じっと両手のひらを見て、「さて、私にどこまでできたものか・・・。」と、解る人にしか解らんコアなネタをかましつつ、蚊に昇天してもらうために戦闘開始!!

 蚊の動きを目で追い、まずは軽く挨拶代わりに手で挟みに行く。
 ・・・が、ヤツもなかなか機敏な動きを見せ、するりと私の手をかわしていく。
 
 ふ・・・。
 なかなかやるじゃねえか・・・!
 そうでなくっちゃ、こっちも燃えねえってモンよ!!
 テメエがこの先行くのは地獄と言う名の楽園よ!!

 ってなワケの解らんノリで、さらにエキサイトしていく闘い。
 ・・・つーか、夜中にそんな燃えて闘わんでもいいような気が・・・。(^_^;)

  しかし、相手は夏の季節をここまで生き抜いた蚊である。
 蚊の中でもエキスパートと言っても過言ではあるまい。
 そのエキスパートな動きは、私の攻撃の手をさらりさらりとかわしていく。
 どれだけ挟みに行っても私の動きを読んでいるのか、上手くかわされてしまう。

 ちぃぃぃぃぃぃ〜〜〜い!!
 あいつはニュータイプか!?

 って、そんなん蚊にもあるんか!?(^_^;)

 幾度もの攻撃で私も疲れが出てきた。
 いいかげん、この闘いにカタを付けて眠りにつきたい。
 だもんで、いったん攻撃を中止して作戦タイムにGo!!
 その間もヤツは右往左往に飛び回っていたが、あえて無視。
 
 半分寝ぼけかかった頭で熟考した結果、どうも目を頼りにしすぎてるのでは?という結論に達した。
 だもんで、ここは目に頼り切らずに「心眼開いてGo!」作戦に出ることに決定!!

 早速、ヤツを目でロックオンした後、目を閉じ、五感を研ぎ澄ます。
 ヤツの気配を肌で感じ取り、「ここやっ!」の掛け声一発、パーンッといい音が深夜の部屋に響き渡る。
 瞬間、手のひらを見る。
 手のひらには・・・・・なにもなかった。
 ふと見上げると何事もなかったかのように悠々と部屋の中を飛び回る蚊。
 またしても逃げられたのだった。(T_T)

 ぬぅぅぅぅ〜〜〜。
 やはりヤツはニュータイプに違いない。

 そんなこんなでようやく撃墜し、寝る体勢を取る頃にはすでに時計の針は午前4時を指そうとしていた。
 翌朝、寝ぼけながら出社したのは言うまでもない・・・。(^_^;)

 結論。
 やはり殺虫剤は偉大である。(^_^;)


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