うえさんの戯言

八月


8月30日

 久々にバイク/乗りこなし日誌を更新。
 ここんトコ、ヒマがなくてチョイ乗りばかりしかしていなかったので、更新のネタがありませんでした。
 今回はVTRのハンドルを交換したので、そのレポートです。

 *****

 「日本一速い男」
 レーサーの星野一義がついに引退してしまった。
 以前からウワサされていたコトではあるが、いざ正式発表されてしまうと少し寂しいものがある。

 4輪のレースには、比較的興味が少ない私なのだが、星野一義はすごく好きだった。
 4輪レースのTV中継等はほとんど見ない私だが、TVをつけたときに星野が映ってて出場しているのが判明したときは、大抵その中継は最後まで見ていた。
 私が小学生の頃、TVで「レース」というものの存在初めて知ったとき、その「日本一速い男」と呼ばれていた男がブッチぎりの優勝だった。
 そのときのインパクトが現在だに残っているのかもしれない。

 星野一義は現在55歳。私の母と同じ歳である。
 その歳で国内トップドライバーとしての地位と実力を維持しているというのは驚愕に価する。
 判っているだけで通算130勝以上というその輝かしい戦績は、いかに星野が素晴らしいドライバーであるかを証明しているだろう。

 私的には、全盛期にはF−1ドライバーとしても充分にやっていけると思っていたし、当然のようにF−1のフル参戦を果たすものだと思っていた。
 しかし現実にはタイミングの問題でF−1にフル参戦することはなかったが・・・。

 一般には’80年代の国内フォーミュラのライバル、日本人最初のF−1ドライバー中嶋悟の方がF−1に乗ったことがない星野より格上と思われがちであるが、実は違う。
 実は星野はF−1に参戦したこともあるのだ。
 その時は雨のレースだったらしいのだが、いきなり3位争いをしてみせる好走をみせた。
 結局マシントラブルかなにかでリタイヤして結果は残っていないのだが、それだけの実力を持っていたのだ。
 また、89年の日本グランプリにベネトンから出場をオファーされていたという事実もある。
 5000万円だかを持ち込みで・・・という条件だった為、不可能ではないが敢えて申し出を断ったらしいのだが、そのレースではベネトンが1−2フィニッシュを飾っているし、もしかしたら星野が鈴木亜久里とともにF−1の表彰台にいたかもしれない。

 そういうことを考えると「日本一速い男」のF−1フル参戦がなかったのは、単に「時代」のせいであるとしか考えられない。
 しかし、それはしょうがないことなのだろう。
 世界レベルの実力を持ちながら世界に羽ばたくことの出来ない時代・・・、そんな時代に全開でサーキットを駆け抜けた星野の運命だったのだろう。
 野球において長嶋や王がメジャーに行かなかったように、サッカーにおいて釜本が海外に行かなかったように・・・。

 レースシーンで星野の走る姿を見れないのは残念ではあるが、こればかりはしょうがない。
 今は心から「ありがとう、そして、お疲れさま」と言いたい。
 何かまたひとつの時代が終わった・・・という気がしてならない私であった。


8月25日

 残暑が厳しいザンショ。
 ・・・などとのっけから下らないギャグで始めるつもりだったのだが、(・・・ってすでに始めてるけど。(^_^;))この前の台風が過ぎてからというもの、季節の風は一気に秋の模様。
 それにしても、涼しいのは有り難いのだが、あまりにも一気に涼しくなり過ぎで、夏の余韻に浸れないのも少し寂しい気が・・・。(^_^;)

 −−−−−

 この夏季休暇中・・・っていうか、お盆の期間に今までにないほどたくさんのメールを戴きました。
 順次、返信しておりますが、いかんせん遅筆の私です。
 「メール送ったのに返信ないやんけ!!」などとお思いの方もおられるでしょうが、本人は一生懸命返信を書いておりますので、ご容赦を・・・。m(_ _)m

 それにしても、ある期間中に、こんなにたくさんのメールをもらったのは初めてだ。。。

 −−−−−−

 話は10日前・・・15日にさかのぼる・・・。

 真夏の暑い陽射しがピークに達するかという午後2時、和歌山市内の某あるところに男達は集結した。
 あるものは復讐の炎を胸に・・・。
 あるものは勝者の誇りを胸に・・・。
 そして私は闘争心を胸に・・・。

 その男たちとは、私、くまさん、みーちゃん、平ちゃん、えてきち。
 もうお解りだろう。
 麻雀大会開催だったのだ。

 この麻雀大会を開催するのは、私に家に近い雀荘で行うので、家が近いがゆえに集合時間きっちりに雀荘に行くのだが、結果的にいつも最後になってしまい、皆を待たしてばかりだったので、今回は「早めに行こう!」と決心。
 決心したのがいいのだが、集合時間より15分以上も早く着いてしまった。
 「いくらなんでも早すぎたか・・・」と思いながら駐車場に車を入れようとしたとき、どこかでみた古い型のマーク2が・・・。
 ん?と思って見てみると、平ちゃんであった。
 15分前に来た私ですら早すぎた・・・と思ったくらいだったのに、それより早いとは。
 いやはや気合いが違う。
 やはりここ2回ほど育児休暇(?)で参戦できていなかったのがよほど悔しかったと見える。(^_^;)

 全員が揃ったところで麻雀開始!!
 それにしても、通常、麻雀ってヤツは夜にすると相場が決まっているものだが、真っ昼間、それも真夏の陽射しが眩しいこんな時期に雀荘にこもって、せまっ苦しい場所で牌のやり取りをする私達って、なんて健康的なんでしょう!?(^_^;)

 そんなこんなで始まった麻雀大会であるが、今回はいつもとは若干様子が違っていた。
 素早いスタートダッシュの後、ずるずると後退していく私のパターンと、小さな負けをコツコツ重ねていく平ちゃんのスタイルこそ代わり映えないものの、常勝くまさんが一向に勝てない。
 大抵の場合、くまさんは無難な麻雀でコツコツ勝ちを重ね、気がつけば大勝・・・ってパターンが多いのだが今回は「何をやってもあがれね〜!!」という、それこそ、えてきちの専売特許であったパターンで麻雀を進めていった。

 私はといえば、環境に優しい麻雀(?)を重ね、あまりに無難すぎて「2抜け」(今回は5人参戦していたのでその半荘で2位の人が交替するルールだった。)で抜けてばかりであった。

 くまさん以外のメンバーは、ほぼいつもと同じパターンでの麻雀を展開していたにもかかわらず、くまさんの負けだけがどんどん大きくなっていっていた。
 あまりの負け方に他のメンバーが気を使うほど、素晴らしい負けっぷりであった。(^_^;)
 
 こうしたパターンで麻雀は進み、やがて夕食を取るくらいの時間に。
 みんな一斉に夕食をとってもよかったのだが、みーちゃんが2抜けしたときに夕食を注文したのをキッカケに、なぜか2抜けしたものだけが夕食を取れるというルールが出来上がってしまった。
 トップを獲らなければ勝てない・・・が、2番手にならないと夕食にありつけない・・・という、苦悩する時間帯の始まりでもあった。(^_^;)
 みんな腹が減っていたようで、みーちゃんの食べるきつねうどん(だったと思う)を羨望のまなざしで見つめるのだった。
 その時私もかなりの空腹で、トップを獲るよりも2番手確保で夕食を取るほうを優先したかった。
 しかし狙って2番手というのは、ある意味トップを獲るよりも難しいものがある。
 ・・・が、2番手を確保できないかぎりグーグーと鳴り響く腹の虫を従えたまま麻雀を続行しなければならない。
 ここはなんとしても2位をGETして夕食にありつかなければ・・・!!

 その執念が実ったのか、みーちゃんの後、2抜けしたのは私であった。
 皆が腹を空かしている中、優越感に浸って夕食を取るとすればやはりこれでしょう!!ってんで、「焼き飯カレー」を注文。
 別に単なる焼き飯でもよかったんやけど、皆の空腹感をあおるにはカレーの匂いが1番!ってんで、これにしたのだった。
 案の定、みんなの反応は「俺も食いてぇ〜!!」的な反応であった。
 やはりカレーの匂いは食欲をそそるものだというのが、この実験で明らかにされたのだった。(^_^;)
 って、なんの実験してるんだ!?私は!?(^_^;)

 そんなこんなで、なんとか皆、夕食も取り終え、いい時間になっていた頃、平ちゃんが翌日から仕事ってことでひと足早くご帰宅。
 「キング・オブ・ローザー」の名をもらいかけ(あくまでも「もらいかけ」で、まだ「もらった」ワケではないのがミソ。(^_^;))の実力を発揮し、マイナス340000点で終了。
 マイナスではあるものの、この地点では、くまさんがマイナス80000点以上だったので、無難なスコアに見えなくもないスコアであった。
 久し振りに参加して、しっかり負けて帰って行くあたりは、平ちゃんらしいとも言えなくもないが・・・。(^_^;)
 彼が大勝して帰っていく日はあるのだろうか!?(^_^;)

 で、この地点で他をブッチぎりで圧勝していたのは、えてきちであった。
 そしてブッチぎりで負けていたのはくまさん。
 私とみーちゃんは「ボチボチ」ってカンジであった。

 そして、この夕食がすんでから、くまさんの猛攻が始まる!
 なにをやっても上がる!ってカンジでどんどん負けを返していった。 
 眠れるクマを起こしてしまったようだな・・・!と言わんがばかりの快進撃であった。
 それまで冬眠していたのだろうか!?(^_^;)
 反対に調子を崩してきたのがえてきち。
 それでも大きく勝ち越していたので、ブッチぎりの圧勝だったのが普通の勝ち程度になっただけなのだが・・・。(^_^;)

 午後2時から始めた麻雀大会も午後11時を過ぎたころに疲労のために終了。
 優勝はえてきち。
 2位以下はどんぐりの背比べってカンジで、ちゃんとした順位を覚えていないほどである。(^_^;)
 それほど僅差であった。
 そして4位まではかろうじてプラス目だったのだ。

 ・・・ということは。

 そう。
 唯ひとりの負けは、先に負け分を払うだけ払って帰っていった平ちゃんである。
 帰った地点では総合で3位だったのに、なにもしないでも最終的に最下位になるあたり天命を感じずにはいられない。

 やはり「キング・オブ・ローザー」の称号をあたえねばならないのか!?(^_^;)
 次回の麻雀大会でその称号を手にすることが出来るのか、それとも起死回生の逆転劇を見せてくれるのか!?はたまた育児休暇でお休みになってしまうのか!?

 次回の麻雀大会の見どころは多そうだ。(^_^;)


8月7日

 カクテルのページ「NEWオリジナル」を更新。
 長い間更新してませんでしたが、水面下で開発は続行中でした。
 今回はコーナー初のロングカクテル。
 ウォッカベースのカクテルです。
 興味のある方はぜひ。

 *****

 真夏の祭典、「鈴鹿8時間耐久オートバイレース」が8月4日、三重県鈴鹿サーキットで開催された。
 ロードレース好き野郎歴十数年の私は、ここ10年以上、このレースの生中継をクーラー全開の部屋で観るのが年に一度の楽しみだったりする。
 その、年に一度の楽しみのために、今までしなくてもいい苦労なども多々あったりしたのだが・・・。(^_^;)
 昨年は放送メディアが変わったりして、苦労もしたのだが、今年は去年とほぼ同じ体勢だったので、これと言った苦労も無駄な出費もなく、ノンビリと観ることが出来たのが、なんとなく嬉しかったり。

 で、レースの方だが、下馬評通りホンダ勢の圧勝。
 優勝したのは加藤大治郎&C・エドワーズのペア。
 レース序盤にトップに立つとそのまま差を広げていき、2位につけいるスキをあたえなかった。
 今年はプライベーターがプロトタイプクラスというマシン的にチャンスのあるカテゴリーでの参加もあったため見どころも多かった。
 残念ながら優勝を狙えるだろうと言われていた「ヨシムラ」と「ケンツ」の2台のGSX−R1000は共にリタイヤに終わってしまったが、レースを大いに沸かせてくれた。
 レース終盤に少しだけ降った雨で、それまで大きかったトップ、2位、3位の差が一気に縮まり、最後の最後で何が起こるか判らない耐久レースの面白さも味わうことが出来た。
 レース終盤、なにより圧巻だったのが、3位を走っていた、A・バロスの快走だろう。
 コース上で雨が降りだして、ほとんどのトップライダーが2分20秒台で周回するところを、唯一人、2分11〜12秒台を連発し、その差を一気に削り取っていった。
 結局、雨はすぐに止み、順位を入れ換えるには至らなかったものの、いつ転倒してもおかしくないほどのペースで走り続けるバロスの姿が印象に残った。
 
 それにしても、この鈴鹿8時間耐久レースというのは、出場している選手にとってはもちろん、観戦している観客にとっても耐久レースである。
 それは自宅でTV観戦している私にとっても例外ではない。
 8時間以上もTVの前にへばりつきレースを観戦するという行為は意外なほど体力勝負である。
 8耐を観戦し終わった後は、TV観戦といえども疲れ切ってしまうものだ。
 せめて来年はTVの前でくたばらない程度の体力を付けたいモンである。(^_^;)


8月1日

 気がつけば、もう8月。
 そして気がつけば、もうカウンターが25000。
 最近、Hit数が思いのほか多くて感謝!です。
 と、いうワケで(?)見事25000のキリバンをGETしたのは、「I LOVE WAKAYAMA」の管理人、ゆみさんでした
 普通、良心的なHPだと、キリバンプレゼントなどあるのでしょうが、いかんせん、火の車6速全開!貧乏街道まっしぐら!の私が運営するHPですので、キリバンGETの名誉だけ・・・ってコトでよろしくです。(^_^;)
 
 ******

 ♪ 本気になんてならなくていい 普通でいいから ♪

 ・・・と言われても普通の状態などでいれるハズもない、矢井田瞳の野外ライブ「Summer festival Music Pool 2002」に大阪万博記念公園まで土曜日に行ってきた。
 年越しのカウントダウンライブと前回のフェスティバルホール、今回の野外ライブと、今年3回目のヤイコのライブである。
 地元アーティストであるウインズのライブを除けば、圧倒的な回数である。
 つーか、私の場合、ほとんどウインズかヤイコしか行ってないのだが・・・。(^_^;)

 でもって、今回のパートナーは前回フェスティバルホールに一緒に行ったたかへい。
 そして、戯言にもたびたび登場のかりんさんとNinjaさんもご一緒することが出来た。
 ・・・と言うよりも、本当は4人一緒に並んで観る予定だったのだが、チケットの整理番号の関係上、観る場所が離れてしまったのだ。
 ま、観る場所は違えど同じライブを観に行くんだからってんで、和歌山市駅集合で万博公園目指してGo!!
 ・・・のつもりだったのだが、Ninjaさんだけは、一足先に日本橋へ行っていて、難波で合流することに。
 なんでも日本橋にDVDソフトを購入しにいったのだとか・・・。
 わざわざ日本橋まで一足先に行ってDVDソフト物色とな!?
 もしやイヤンなDVDか!?(^_^;)
 Ninjaさんと合流後、問いただしてみたが、イヤンなDVDソフトではなかったようだ。
 やはりなんでも自分の行動パターンを当てはめて考えるのは良くないようだ。(^_^;)
 
 それはさておき、難波から地下鉄に乗り変え「千里中央」を目指す。
 千里中央からはモノレールに乗り変え、「万博記念公園駅」まで。
 この乗り変えのナビゲーターはすべてたかへいがこなした。
 実はたかへいは先週の日曜日に同じ場所で行われていた大阪FM802主催の「Meet The World Beat」にも来ていたのだった。
 それゆえに完ぺきなナビゲートを行えたワケだが、彼との20数年来にも及ぶ付き合いの中で、この日ほど頼りになった日があっただろうか?
 いや。ない!(^_^:)
 しかしこの時だけは少しばかり、たかへいが大きく見えたような気がする・・・。(^_^;)

 でもって、一行は無事に万博記念公園に到着。
 早速入場券を購入し、公園内へ。
 そして公園内に入り真っ先にそこで見たのは・・・・ショッカーだった!!
 なんでショッカーがこんなトコにおんねん!!
 もしかして、「サクラ幼稚園のケンジ君」を誘拐して世界征服を狙う気か!?
 ・・・って、んなワケないか。(^_^;)
 どうやらこのショッカー、ヤイコファンの間では有名人らしい。

 で、そのショッカーを片目に見ながら、お祭り広場へ。
 ここでグッズ販売が行われていたので、私とたかへいは一目散にグッズ売り場へ。
 そりゃもう、なんでそんな必死やねん、っちゅうくらい一目散であった。(^_^;)
 今回、私はTシャツと扇子、リストバンドの3点を購入。
 合計¥5000なり。
 今回は比較的控えめなグッズ購入であった。(^_^;)

 とりあえず、まだ席取りのための列がなかったため、木陰に入って昼食を取ることに。
 この日、天気はすごく良くて、陽射しが痛いくらいであった。
 そのうえ、和歌山市駅を出発してから、ひたすら移動で休憩らしい休憩もしてなかったので、この木陰での昼食でゆっくりして、この後に控える席取りに備える・・・ハズだった。
 芝生の上の木陰部分に腰を降ろし、道中のコンビニで買ったサンドイッチなどを食べようとしたその時、お祭り広場の方でスタッフと見られる人達が動きだした。
 どうみても、人の列を仕切るために用意したとしか思えない柵をセッティングしだすスタッフ達。
 ようやく休憩らしい休憩を取ろうとした瞬間の出来事に、最初、戸惑いもしたのだが、食べかけた昼食を中断し、ダッシュでその列に加わる。
 かりんさんとNinjaさんは指定ブロックが私達とは違ったので、ここでは違う列に並んでいた。
 昼食を中断してまで列に加わったおかげで、ブロック別に並んだ列の最前列をGET!!
 これでヤイコにいちばん近い場所を獲ったも同じだぜ!!(^o^)v

 しかし、喜んだのも束の間、実はここからが地獄だったのだ。
 タチの悪いコトにこの「お祭り広場」は、ほとんど駐車場のような作りで、陽射しを遮るモノなど何もなく、その上、足元はアスファルトであったのだ。
 天から容赦なく降り注ぐ陽射し。
 
そして足元からはその照り返し。

 なんでこんなトコで待たすねん!!(>_<)
 
 紫外線をたっぷりと含んだ直射日光はデリケートな私の肌をじりじりと焼いてゆき、足元からくる熱気は私の体力と気力を奪ってゆく。
 開場時間は3:00。
 この地点ではまだ2時にもなっていなかったのだ。
 開場時間までの灼熱地獄を耐えるには、気が狂いそうに長い時間ではあるが、ライブでナイスなポジションを得るためにひたすら耐えるしかあるまいってんで、耐え続けていた。

 しかし、この日の誘導員(つーのか?)は、どうも教育・・・というか、段取りが悪くて、一見、ブロック指定のみの整理番号関係無しで早い者勝ち!みたいな並べ方させておいて、あとで整理番号順に並び直すようなことを言っていた。

 ちょっと待ったらんかい!!

 そんなんやったら、なんもこの炎天下の中、わざわざ溶けそうな思いせんでもええやんけ!!
 私とたかへいのチケットはブロックこそ最前列正面であるが、整理番号自体は200番台と比較的速い番号ではあるものの絶対的な数字ではなかった。
 並んだ順番で入場であれば、10番目以内に入れるのだ。
 整理番号順とは大違いである。
 なにも好き好んでこの灼熱地獄を耐えているわけではない。
 ライブでナイスなポジションを得る・・・その一念でこの辛い時間を耐えているのだ!!
 早く来ようが遅く来ようが整理番号順で入場するのであれば、この灼熱地獄に耐えてるのはただのマゾ行為である。
 しかし、なにが起こるか解らないのが、この手のイベント。
 せっかくここまで耐え忍んできたので、とりあえず、このまま並んでおいて、起死回生の一撃があることを祈り続けることに決定!
 ちなみに、この地点で私もたかへいもすでに喋る気力も失せていたのだった。(^_^;)

 で、ようやくこの「お祭り広場」から、ライブ会場へと移動が始まった。
 ここでも誘導の段取りの悪さが目立ったが、それが結果として幸運を呼び込むことになろうとは・・・!
 
 今回のライブでは、A〜Fのブロックに別れていて、各ブロックをさらに3等分、A−1ブロック・A−2ブロック・A−3ブロックと別れていた。
 私とたかへいはB−1ブロック、かりんさんとNinjaさんはB−3ブロックだった。
 で、Aブロックから順番に入場していったのだが、誘導員の手際の悪さで入場に時間がかかりすぎ、このままでは開演時間までに入場が完了しないってんで、Aブロックまでは整理番号順の入場だったのが、Bブロックからは並んだ順番での入場になったのだ!!

 ラッキー!!

 やはり頑張ったものには、それなりの報酬があるのだ!!(^_^)
 入場と共にダッシュをかけ、最前列ど真ん中のポジションをGET!!・・・も出来たのだが、野外ということでステージに高さがあったので、あえて3列ほど下がったポジションをGET!!
 この場所だと最前列からは見えにくいステージの奥もバッチリ見える!!
 しばらくはポジション争奪のため人が密集して動きづらい状況だったが、時間とともにポジションが確定してきて、多少のスペースも出来ていた。
 それにしても、解ってはいたことだが、全席指定のホールライブとはエライ違いである。(^_^;)
 ちなみにかりんさん&Ninjaさんも私達より後方ではあったが、ほぼ正面のなかなかいいポジションをGETしていた。(^_^)

 で、ポジションはGETしたものの、まだ開演まで時間もあった。
 日中の灼熱地獄に比べれば、ナンボかマシにはなっていたが、まだまだ陽射しも強く気温は下がる気配を見せない。
 ・・・が、獲れたポジションがポジションだけに徐々にテンションも上がってくる。
 私とたかへいの後ろにいた同世代の夫婦となんとなく意気投合し、4人で話してるうちにテンションはさらに上がってきた。

 そうこうしてるうちに、開演時間となり、まずはヤイコ自身がその歌声に惚れ込んでいるという、イモージェン・ヒープのライブが始まった。
 名前は知ってるけど曲はほとんど知らない・・・というアーティストではあったが、けっこう楽しんで聴いたいた。
 そのイモージェン・ヒープのライブが終わり、ステージにはヤイコのバンドメンバーの楽器がセッティングされる。

 で、ついにヤイコの出番である。
 バンドメンバーが出た地点で観客のテンションはかなり上がっていたが、ヤイコが出た瞬間、そのテンションは一気に頂点に達した。
 当然、私もテンション上がりまくり!である。
 そのテンションでいたせいだろうか?
 ヤイコが一番最初に歌声を出した瞬間、全身に鳥肌が立った。
 確かフェスティバルホールでのライブでも鳥肌が立った覚えが・・・。
 う〜ん、私って寒がりだったのか!?・・・って違う!(^_^;)

 それにしても今回GETしたポジションは、ナイスなほど真っ正面でしかも近いので、前回のフェスティバルホールと同じくヤイコのパフォーマンスを間近で観れる。
 当然のコトながら、ノリまくりの私。
 しかも野外という解放感からか、今までのどのライブよりもノリ方が激しかった様な気が・・・。(^_^;)
 私の後ろにいた夫婦のダンナの方が凄まじいノリで、「負けてられん!」って変な負けん気出したから・・・って理由もあるのだが。(^_^;)

 そういえば、ノリまくりというと、私の後方で観ている、かりんさんとNinjaさんのノリ具合を見てみたかった。
 Ninjaさんはともかく、闘うハサミ使い、ハリケーントリマー!(ハリケーンポリマーではない)の異名を付けたくなるほど、パワフルなかりんさんがヤイコのライブでどう暴れていた・・・じゃなくて、どうノリまくりだったのか非常に気になるところでもある。(^_^;)
 (あ、いや・・・。あくまでギャグとして見て下さいね、かりんさん。>私信(^_^;))

 ヤイコのライブに来るたびに思うことなのだが、盛り上がる曲はガンガン盛り上がり、バラードなどではしっかりと聴かせるといったメリハリがスゴクて、「音楽ってホント、すごいな・・・」と、シミジミ思わせる。
 同じ楽器があるときは楽しくて、あるときはせつなくて、またあるときは哀しくて、そしてまた元気づけてくれて・・・と、いくつもの感情を作りだす。
 そして、その感情を一番たくさん産みだしている楽器はヤイコの声なのだろう。
 ここまで、その声に惚れたアーティストも珍しい・・・と我ながら感心してしまった。(^_^;)

 ヤイコのライブというと、私の中では、すでに恒例になりつつあるエールであるが、今回のライブでは最初の方と終盤と2回エールを送ったものの、明確なリアクションがなかったのが唯一の心残りであった。
 ちなみにどういうエールかというと、最初の方でヤイコが台湾語(だったと思う)で自己紹介したときに「日本語に訳してくれ!」というのと(どこかエールなんや!?(^_^;))、終盤、ヤイコがライブの終了を惜しむようなMCをしていたときに「もう一回、最初からやろう!」というものである。
 8/16にNHKでTV放送があるようなので、それを見ていて、もしそのような声が聞こえてきたら、ほぼ間違いなく私である。(^_^;)
 
 そんなこんなでライブが終了。
 ライブの余韻に浸りながら、会場を後にするも、2万6千人もの人間が一気に移動するモンだから、その込み具合はPL花火大会にヒケをとらないほどであった。
 開場待ちの炎天下といい、帰りの人込みといい、ライブの前後がここまでシンドイのも珍しいのではなかろうか?

 帰りの道中、ヘトヘトになりながら私は思っていた。
 
 やっぱり「朝までやろうや!」とエールを送るべきだった・・・と。(^_^;)

 ちなみに今年の大みそかもカウントダウンライブに行く予定である。
 すでにチケットはGET完了している。
 問題はどこの席になるか?・・・なのだが。(^_^;)


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