うえさんの戯言

十一月


11月26日

 カクテルのページに「NEWオリジナル」を追加。
 1年以上の沈黙を破り、ついにカクテルのページ、再開です。
 今回、新設したコーナーは私が開発したオリジナルカクテルの最新作を紹介するコーナーです。
 開発エピソード等も掲載してみましたので、興味のある方はご覧あれ。

 Hi−HoのレンタルWEB容量が残り少なくなってきたので、コンテンツの一部を無料サーバーへ移転しています。
 該当ページではJAVAが起動して別ウインドーで広告が出てしまいますが、ご了承下さい。

 *****

 

 私が小学生の頃、よく通った模型屋がある。
 その模型屋は、私が幼稚園児の頃、初めてプラモデルを買ってもらったという模型屋で、ある意味、私のプラモデル人生の出発点とも言える。
 小学生の頃は母の実家がその模型屋のそばだったという事もあり、校区外にもかかわらずしょちゅう買いに行っていた。
 祖母におつかいを頼まれてはお駄賃をもらい、そのお金と数日間使わずにガマンして貯めた小遣い(当時小遣いは日当性だった)をもって、その模型屋へと足を運んでいた。

 その模型屋には、愛想のいいオバちゃんとちょっと気難しそうなオッちゃんがいて、昼間は子供達、夕方以降は大人のお客で賑わっていた。
 その店はみどり色の包装紙で買ったプラモデルを包んでくれた。
 家に帰ってから、そのみどり色の包装紙を破いて、プラモデルの箱を空けるその瞬間、すごくワクワクしたものだ。

 
 その模型屋のそばは今でもよく通る。
 しかし、もう十数年、その模型屋に立ち寄っていない。
 今日、その模型屋の前を通ったとき、なんとなく立ち寄ってみた。

 少し薄暗い店内は、営業してるのかどうかの判断がつきにくかったが、店の戸を開けて店内に入ると「いらっしゃい」の声とともに店内の明かりがついた。

 出てきたのは、昔と変わらない風貌の店主のオッちゃんだった。

 「ご無沙汰してます。」

 十数年前の客の顔を覚えていないのは百も承知でそう言ってみた。
 やはり店主は私のことを覚えてはいなかった。
 
 店内は昔の配置とはずいぶん違っていたが、所々に当時の面影を残していた。
 私が小学生の頃によく買いに来たという話をすると、店主は少し苦笑いしながら懐かしいその頃の話をしはじめた。
 当時は模型屋が商売として成り立っていたが、現在では趣味の店としてしているだけ・・・などという話もあった。
 当時、あれだけ賑わっていた店内が、現在は薄暗く少し寂しい感じがする。
 
 「元々は家内が私が死んでも食っていけるようにって、はじめた店なんですけどね。」

 少し寂しそうな表情でうつむき加減に店主が言う。

 「あの・・・。オバちゃんは元気にしてるんですか?」

 そう訪ねると、顔を上げて

 「今年の始めに、亡くなりました。」

 店主とともに懐かしい顔を見れると思っていたのにすごく残念だった。
 確かオバちゃんは店主より若かったはずだ。
 
 「一般的に女の方が男より長生きするはずなんですけどねぇ。」

 店主はそう言いながら、苦笑いしていた。

 けっこう長話になっていたので、とりあえずプラモデルを2つ買い帰ることに。
 百貨店の袋に入れようとする店主に聞いた。

 「あの・・・。昔のあのみどりの包装紙って、もうないんですか?」

 店主が答える。

 「ありますよ。」

 「じゃあ、すいません。それで包んでもらえませんか?」

 そういうと、店主は少し微笑みながら、その懐かしいみどり色の包装紙で包んでくれた。

 「こういうのを覚えてくれてる人がいるのは、うれしいですわ。」

 そう言いながら店主は慣れた手つきでプラモデルを包装してくれた。
 帰り際、店主はわざわざ店の前で見送ってくれた。

 十数年ぶりに訪れた模型店はどこかノスタルジックな感じがした。

 さて、今日は懐かしいみどり色の包装紙を破って、箱を開ける瞬間のワクワク感を味わってみることにしようか。


11月22日

 リンク集に「めぐり逢えた奇跡」を追加。
 今月9日に行ったWINDSのライブで知りあった「はるか」さんのHPです。
 とある所では私の妹として君臨(?)する彼女のHPは、ご自身がファンという、WINDS・CHAGE&ASKA・西司の各アーティストの話題が中心になっています。
 特にWINDSの情報量はハンパじゃなくオフィシャルHPより詳しいかも!?
 他にも旅日記や作詩のコーナーなどがあり、見どころ満載!
 「強制はせん。頼む。行ってくれ!!」(笑)
 このセリフの笑いどころがどこなのかは「めぐり逢えた奇跡」をくまなく覧ればわかります。
 なにはともあれ、一度Go!!

 ******

 しし座流星群
 晩秋の夜空を翔ける、この華麗な天体ショーを見た人は結構多いんではないだろうか?
 年間三大流星群(しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群)と呼ばれる各流星群をしのぎ、流星の量が多いことで知られる流星群なのだそうだ。
 
 今回のこの華麗な天体ショーを見逃すまいと深夜に備え万全の体勢を整えるハズだった。
 ・・・が、万全の体勢と言うモノは作ろうとしてなかなか作れるもんではない。
 しし座流星群観測のために昼間仮眠をしておきたかったのだが、結構やることが溜まってて仮眠する時間が取れなかった。
 確かに仮眠なしでは寝不足になるけど、まあ、死にゃせんでしょう。(^_^;)

 で、当日の深夜、私はHPの更新作業をしていた。
 18日中のUPを目指していたが、午前0時を超え、更新作業が完了したのは19日午前1時過ぎだった。
 先週一週間の疲れと更新作業をしながら久し振りにカクテルの試作をしていて酔っていたせいもあり、眠気が極限まできていた。
 「日本流星研究会」によると、しし座流星群の流星数極大が午前3時から午前4時の間くらいだというので、この地点ではまだ2時間程度の待ち時間があった。
 翌日(つーか、当日やけど・・)仕事もあるし、あまり寝不足になるのもツライお年頃なので、極大の時間が来るまで少し仮眠することに。
 

 元来、私は眠りが浅いほうということもあり、目覚まし時計などに頼らなくても起きたい時間に起きれるという体質(?)であったりする。
 しかし万が一、寝過ごしてしまったりして、年に一度のこの天体ショーを見逃すのは忍びないので念のために目覚ましを午前3時にセットして仮眠GO!

 ・・・・・PiPiPiPi。

 時計の目覚まし音が「眠り」という快楽の世界から私を引きずり下ろす。
 あ〜、やっぱり眠いわ〜、などと寝ぼけながらも思いつつ、これから始まる華麗な天体ショーに心躍らせていたのだった。
 少し寝ぼけぎみの私は眠い目をこすりながら、部屋の窓から空を見上げた。

 な、なんてキレイなんだ・・・・。この朝日!!

 や、やっちまったい!!(T_T)

 部屋の外は流星どころか星ひとつ見えない明るさになっていた。
 ・・・って日が昇ってるくらいなんだから当たり前っちゃ当たり前なんやけど。

 時計が指す時間はすでに午前7時を過ぎていた。
 3時に目覚ましをセットしたはずやのに、なんでや!?

 ふと、思いだした。
 そういや、目覚ましをとめるような夢見たっけ・・・。

 要するに、あれって夢じゃなくって寝ぼけてただけだったのね。(T_T)

 くっそ〜。
 流れまくる流星達に願い事しまくるはずだったのに〜!

 こうして私のしし座流星群観測は失敗に終わるのだった・・・。

 こうなったら、来月、ふたご座流星群でリベンジか!?(^_^;)


11月19日

 プラモデルのページ、「GALLERY 1」に’99ノリックYZR500を追加。
 前回まで製作日誌で紹介していたモデルです。

 *****

 バックアップ
 その重要さを認識しながら、ついついサボってしまう作業のひとつだったりする。
 パソコンに手を加えるときや、周辺機器を追加した時などは必ず行っているのだが、普段からバックアップを取るようなマメさは私にはない!・・・って威張れん威張れん。(^_^;)
 と言うワケでマメでない私は、バックアップはヒマな時にまとめてするのが流儀となっている。

 このところ仕事が忙しく、残業&休日出勤の嵐で心身共に疲れ切っていたりする。
 たいていの場合、その状況では家に帰ってからバタンキュウでな〜んもせんというのがパターンなのだが、どういうワケかこのところ、疲れ切った体にムチ打って(?)趣味をこなしたり出かけたりと、なかなかアクティブな活動状況だったりする。
 もちろん、「私にしては」という枕詞がつくのだが・・・。(^_^;)

 そんな状況でこのところはネットなどをするのも深夜に及び、睡眠不足が重なってきていた。
 ここ1ケ月の平均睡眠時間は5時間を切っている。
 当然、頭はいつにも増してボケまくっていたりするのだが、面白いことにそういう状態の方がヤル気が出てくるらしく「眠い〜」と言いつつも色々とこなしている。
 しかし、年齢が年齢ということもあり、昔ほど寝不足に対しての強さはなく、頭はボケまくり状態の日々が続いている。

 そんなボケまくりの頭の状態もピークだった数日前のこと。
 深夜のネットサーフィンを楽しんでいたが、そろそろ眠気も限界だってんで、就寝前のメールチェックを行っていた。
 すると我がマック(通称ボギー)がフリーズ。
 しょうがねぇな〜などと思いつつ再起動。
 「いきま〜っす」とアムロの声が響き渡った後(再起動時はそういう風に声が出るようにしてある)、「ジャ〜ン」とマックの起動音が鳴り、再起動開始。
 再起動には多少時間が掛かるのでその間にコーヒーを入れに。

 戻って来てモニタを見るといつもと違う画面になっている。
 ???
 どうやら外付けのハードディスクを読み込みに行き、それに組んである旧システムからマックが立ち上がってしまったようだ。

 なんでそうなったかその時理解できなかった私はとりあえずもう一度再起動してみることに。
 マックの起動音の後、「シュイィィィ〜〜〜ン」とハードディスクの回転音が深夜の静まり返った部屋に響き渡る。
 その直後!
 ガッッ!!!という異音が鳴り響いた
 げげっ!!めっちゃ嫌そうな音したやん。な〜んか嫌な予感がする・・・。

 「このHDはこのコンピューターで読み込むことが出来ません。初期化しますか?」とアラートが出た。

 その対象になってるHDとは「Macintosh HD」。

 ・・・って、メインの内蔵HDやんけー!!

 この「Macintosh HD」には、私がマックを使ううえで非常に大切なデータが満載!のHDなのだ。
 これが読み込めんとなると死活問題となる。
 何度も再起動を繰り返したが、一向に「Macintosh HD」を認識してくれない。
 もしかしたらHDのコネクターの接触が悪いとかかもしれない・・・とマックをバラし、コネクターを一度外して付け直し、再度起動を試みる。
 しかしそれでもダメだった・・・。Oh My God!!

 これは自力ではどうにもならんと悟った私は泣きそうになりながら、深夜だというのにどらんくに電話して助けを求めた。
 しかし、PCにおいて私より遥かに詳しいどらんくもマックに関してはそうでもなく、「Winやったらなんとかなったんやけどねぇ・・・・」という状況。
 私にとってはどらんくが最後の砦といっても過言ではなかった。
 その最後の砦が崩壊してしまった。
 そう、まさしく状況は絶対絶命!

 もう「Macintosh HD」内のデータは諦めるしかないのか・・・?

 今年はオーディオは壊れるわ、スープラは壊れるわ、で、最後はマックか・・・・・。
 大きな絶望感に包まれながら、とりあえずマックをどうするかを考えていたその時、ふとあることを思いだした。

 ノートンのディスクで起動したらどうなんや!?

 早速ノートンのディスクで起動。
 あっさりと「Macintosh HD」を認識した。

 い、今までの焦りはなんやったんや!?(^_^;)

 焦りと睡眠不足から冷静な判断がまったく出来ていなかったようだ。
 とりあえず、「Macintosh HD」をノートンで修復し、事無きを得た。

 それにしても今回はマジで焦った・・・。
 やはりバックアップはコマメに取らなければ・・・と反省しきり。
 これからはなるべくコマメにバックアップを取ろうと心に誓う私であった・・・。

 それはそれとして、今回のトラブル、寝不足でなければ、もうちょっとスマートに解決しただろうに・・・。
 やっぱ睡眠は大事やね〜。(^_^;)


11月7日

 バイクのページ、「乗りこなし日誌」を更新。
 念願のブレンボキャリパーを装着したので、そのレポートです。

 *****


 11月3日に友人のたけちゃんと地元模型クラブの展示会へ。
 今年で13回を数えるこの展示会、私が見に行くのは今回で4回目。
 いつも行くたびに、その作品のレベルの高さに思わず見入ってしまう。

 会場では、このクラブのクラブ員である、はせどんに解説などしてもらいながら作品を見て回った。
 今回はたけぞう氏も来場していて、ご一緒させていただいた。
 で、やはり同じように来場していた、かりんさんを紹介してもらい、しばし談話に花が咲くのだった。

 私もたけちゃんもたけぞう氏も一応(?)模型を作る人なので、ここに展示してある作品のレベルがいかに高いかは充分解っていて、作品を見ていた。
 しかし、かりんさんは模型は基本的に無縁な方だったようで、数ある作品群をみて「気合いが足らん!」などと、それは恐ろしいことをおっしゃってました。

 私も模型を作る人としては、このすごい作品になぜ??という疑問が生まれるのは当然で、理由を伺ってみると、なんでも箱から出したらすでに塗装などが済んだ状態のものがあって、それを組み立てるだけだと思っておられたとか・・・・・。
  

 いや、まあ、模型を作らない人にとっては、そういうモノなのだな〜などと妙に納得したりして。(^_^;)
 
 こういう会場にくると模型を作る人ばかりでついついマニアックな話題になりがちなのだが、かりんさんの一言で初心を思いだしたというか・・・。
 模型製作という趣味が基本的に自己満足の世界だというのを思いだしたりして、なんか妙に新鮮だった。
 とりあえず、かりんさんに簡単に製作工程の説明をしたら、大慌てでアンケートの内容に加筆していた。
 模型の世界を少しでも知っていただけたようだ。
 これをキッカケにモデラーに・・・・ってなるワケないか!?(^_^;)

 この展示会を見に行った後は、毎回、制作意欲をかき立てられるのだが、今回もその例に漏れず、展示会の帰りに模型屋をハシゴしているのだった。

 せめて今製作中のモデルは今年中になんとか完成させたいモンである。
 
 −−−−−−−−−−−−−−−

 前回の戯言に書いたように我が愛車スープラのエアコンが調子悪くて、その修理に時間を取られている。

 これから寒くなる時期に暖房が効かないのはやはり致命的で、必死に直そうとあがいてはいるものの、一向に直る気配がない。
 車検を受けたばかりなので、車を買い直すのももったいない。
 そんなコトをしては、もったいないオバケが出てきてしまう。
 そんなのが出てきては恐くて夜中にトイレに行けなくなってしまう。
 それを避けるためにも、ここはなんとしても直したい。
 って、もったいないオバケって恐いのか!?(^_^;)

 そんなコトはさておき、ディーラーに修理に出す金銭的余裕がないのは、前回の戯言にも書いた通りだ。
 もちろんD.I.Yで直すのが前提だが、それにも限界がある。
 ディーラーに行き、エアコン回りの配線図をコピーしてもらい、それを見ながらアヤシイ部分を特定した。

 ・・・が、そんなのを特定できたくらいで直るなら修理屋はいらないでしょう。
 結局、エアコンパネル全部を交換してみるコトにしたのだが、新品は値が貼りそうなので、友人のやなちゃんのネットワークで解体屋にスープラが入ってないか探してもらうことにした。
 私自身はヤフーオークションなどで中古を探しているが、今のところ見つかっていない。

 このまま見つからんかったら、新品買うしかないかな〜?とさらに財布が寒くなるのを覚悟しだしていた私に追い打ちをかけるような事態が!!

 5日のことだった。

 いつもと同じように家の前の車庫に車を止めようとしたら、向かいの家に車が止まっていて、いつものように止められなかった。
 しょうがないので、いったん父の車のスペースにスープラを止めようとバックさせたら、みょ〜うな感触がシートを伝わって私を襲った。

 ?????

 なんだ!?今の感触は!?(ニュータイプ風)
 一瞬、何が起こったのか判断できなかった私だが、バックミラーを見た瞬間、事態を把握した。

 おおおおっ!!
 バンパー擦っとるやんけっーーー!!

 大慌てで車を降りてダメージの度合いを見る。まあ、そんなに大きなキズじゃ・・・・・と思いきや、フレンチではなく、てってー的にディープなスリキズである。

 何という事だ!!
 スープラに乗って早9年。今まで2回しか擦ったことないのに!!
 しかも後ろを擦ったのは、私の4輪運転暦の中で初めてのことである。
 きゃっ、初体験ね♪などとおどけたところで隠しきれないこのショック。
 なにがショックって、バンパー擦ったことよりも、また修理代がかさむことがショックやっちゅうねん。
 自業自得とは言え寒い。あまりにも寒すぎる状況である。(T_T)

 エアコンといい、バンパーといい、こうも修理をしなくてはいけない箇所が出てくるというのは、そろそろ買い直せという神のお告げか?
 ホントにそろそろ買い替え考えよっかな〜・・・・。
 でも、それもちょっと難しいハナシではある。

 なぜかって・・・?
 そんなの決まってます。

 貧乏であるがゆえに!!(号泣)


Back

Home