うえさんの戯言

九月


9月30日

 バイクのページ「乗りこなし日誌」を更新。
 先週の月曜日にわたらせ温泉、高野龍神スカイラインへツーリングに行った時のレポートです。

 ******

 先日、ネットサーフィンをしていたらIQを測れるサイトを見つけた。
 興味津々で早速チャレンジGo!!

 う〜ん、意外と難しい。
 問題の意味を理解するのに時間が掛かったり・・・。

 普段、大バカ野郎全開!!の私にとっては無謀なチャレンジだったのか!?
 とりあえず、試験1を約7分で終えた。

 IQ値100が平均らしい。
 どう考えても平均はないだろうし、せめて80くらい取りたいな〜、などと思いつつ結果発表。

 おお!!意外や!!
 なんとIQ130.5を記録!!

 120以上で優秀ってコトらしいから、これはなかなかいいんでないかい?

 しかし、である。
 私は自分のバカさ加減には自信がある。
 なのに、130オーバーのIQって、そんなはずないだろう。
 たぶん、フロックだろうと思いつつ、別の試験もやってみる。

 3つ試験をこなした地点で最低の数値が最初にやった130.5で最高値はなんと135.08を記録。
 意外や意外。
 数値は結構いいやんか!

 ちなみに数値の評価は以下の通り。

 120以上〜:大変高い知能指数ということとなります。 どんな環境、事態にも的確な行動が期待されます。
 100〜119:高い知能指数です。 新しい環境に適応する能力が十分あります。
 80〜99:ほぼ平均的な知能指数です。よい人間関係を築き、順調にやっていけます。
 60〜79:やや平均的な知能指数より下まわりますが。普段の日常的には問題はありません。
 40〜59:がっかりすることはありません。状況で一人の人の知能指数の判定は変化します。

 う〜む、知らんかった・・・。
 私ってお利口さんだったのね。(^_^)

 しかし・・・である。
 普段の生活にこのIQの高さがまったくと言っていいほど表れてないんじゃ!?
 そもそも、この私がIQ130オーバーってコト自体怪しくないか!?

 他の人にも是非ともやってもらって、結果を聞いてみたいモンである。
 結構、IQ200とかってたくさんいたりして!?(^_^;)

 しかし、結構イイ感じの数値だったので、たまたま電話を掛けてきた友人に自慢。
 そしたら、「まあ、お前は悪知恵は働くからなぁ。」

 ・・・・・・。
 別に悪知恵なんかじゃ・・・・・。(T_T)


9月26日

 バイクのページに「ベストライダーズコンテスト」を追加。
 9月22日に和歌山市の交通センターで行われたイベントに参加してきたときの様子をレポートしています。
 その2日後にはツーリングにも行ってきましたので、近々「乗りこなし日誌」の方で更新予定です。

 

 *****

 

 ちょうど私が「ベストライダーズコンテスト」に参加した日、つまりこの前の土曜日の話なのだが・・・。

 その夜、毎週土曜日のお楽しみである、「チューボーですよ」を見ながらネットサーフィンをしているときだった。
 時刻はあと10分くらいで日付が変わろうとしていた頃だ。
 隣りにある弟の部屋から、凄まじいばかりのダミ声の歌声が聞こえる。

 「ハッピバースデ〜トゥ〜ユ〜」

 そういえば、この日は我が愚弟の誕生日でもあった。
 弟の友人達は、友人が誕生日を迎えるとその当事者宅に行き、限りなくいやがらせに近い祝福をみんなで行うのが習慣らしい。
 それもメンバーは出きる限り野郎の比率を高めているとしか思えないラインナップ。
 今回も例に漏れず、メンバーは全員男であった。
 もうすぐ日付が変わろうかというこの時間にあのダミ声で重低音全開Go!!のあの歌声はある種公害と言えるだろう
 事情を知らん人がいたら、たぶん逃げるだろう。
 そのくらい初めての人が体験するとインパクトのある光景なのだ。

 毎年毎年よくやるな〜と感心しきりなのだが、さすがの連中も最近はパワーダウンしてきているようだ。
 なにせ以前はとんでもないコトをしていたのだから・・・。

 あれは三年前の弟の誕生日だった。たしか夜11時を回ったころだったと記憶している。
 それまで出かけていた弟は帰って部屋に入ると部屋の灯を当然のようにつけた。
 と、思うとすぐさま部屋の灯を消し、ブラインドの隙間越しに外を見ていた。
 弟のとった行動はあまりにも不自然である。
 不思議に思った私が事情を聞こうと声を掛けると、

 「静かに・・・・。俺、狙われてんねん。」

 「は?」

 お前はゴルゴ13か?
 ワケの判らんことを言う弟にもう一度問うと、

 「例の誕生日の行事や。」

 しかし、友人達はこの部屋にはいない。
 なぜ警戒をする必要があるのか、私には理解できなかった。
 ・・・が、そう思った瞬間、事件は起きた!!

 弟の部屋からは家の真横を流れる川の堤防から見える。
 当然、その川の堤防から弟の部屋が見えるわけである。

 弟と一緒にブラインドの隙間から堤防を覗いていると、車のヘッドライトが光った。
 
 堤防の上に並べられた車のヘッドライトでスポットライトを作り、暗い堤防の上にステージが浮かび上がる。
 
そこに弟の友人達が5人並んでいるのが見えた。
 5人のうち3人は、レインボーなアフロのかつらを被り、上半身裸にネクタイ着用という格好であった。

 「な・・・なんじゃあ、ありゃあ!!」

 ぼう然とする私の横で弟がつぶやく。
 
 「ちっ、やられたか・・・・!」

 そしてショーは始まった!!

 まずサックスでハッピーバースデーの演奏が始まった。
 
それに合わせて残りの連中が大声で「ハッピーバースデー」をフルコーラスで合唱。
 
そのあと奇声を上げて速やかな撤退。

 あまりにも鮮やかなで巧妙なやり口に私は大爆笑であった。

 どうやら弟は、毎年エスカレートする友人達のこのような祝福を避けるために逃げていたのだが、捕まってしまった、という事らしい。
 この少し前にも別の友人宅で激しくやってきたらしい。
 そのときもその友人は逃げていたらしいが、「和歌山パパラッチ」と名付けられた捜索隊が包囲網をしき捕まえ、派手に祝福したらしい。
 この日はその報復らしいのだ。

 確かに私を含む家族は、やつらの行動パターンを知っていたので笑えたのだが、いかんせん夜11時の出来事である。
 ご近所の方々はどう思っていたのだろうか?
 まあ普通はそう思って出来ないところなのだが、それでもやってのける、弟の友人達にパワーを感じたモノだった。
 
 やつらのその行動に思わず自分の歳を感じてしまった。

 「ふっ。これが若さか・・・。」

 と、まあ、こんなことまで仕出かしていたやつらも最近はそこまでのことはしないらしい。
 ・・・が、こいつらのコトだ。
 また何か仕出かして、笑わせてくれると密かに期待している私だった。(^_^;)


9月21日

 前回の乗りこなし日誌でも書いたのだが、愛車VTRのスプロケットを変更して中低速域での扱いやすさを向上させた。
 実はこの変更、街乗りの扱いやすさを狙っただけではなかったのだ。
 明日、9月22日、和歌山市の交通センターで行われる競技会のようなイベントに参加するので、その時のコントロール性UPも狙っていたのだ。
 交通センターでの競技コースは、いわゆる教習所のコースを使用するので、極低速域で扱いにくい以前の仕様では辛いものがあったのだ。
 だもんで、スプロケット変更の他にも、サスセッティングとかも低速域に振ったセッティングを進めていた。
 この競技会には、友人の池ちゃんも参加する。
 私はエントリーやらなにやらを全て池ちゃんに頼っていた。
 そんで、競技会用のセッティングもかなり煮詰まってきたころ、池ちゃんから連絡があった。

 「今回、バイクは主催者側で用意するらしいで。」

 え・・・!?マジで!?

 ここまで一生懸命セッティングしてきたのは何だったんだ!?
 思いっきり無駄な努力に終わってしまった・・・・。

 でも交通センターで用意するバイクってなると・・・もしかして白バイ?
 だとしたら、それはそれで嬉しいかも。

 結構、複雑な気分だが、バイク乗りとしては白バイは憧れの対象でもある。
 その白バイに乗れるのなら今までの努力がムダになってもいいかな?(^_^;)

 まあ、実際に白バイか、ただの教習車かは当日にならんと判らんけどね。

 この競技会、9月22日に和歌山市の交通センターで昼1時から行われるので、時間があれば、ぜひご見学を。

 −−−−−−

 先日、会社の後輩のホッシーに女の子が誕生。
 日柄のいい日を選んで、早速お祝いをしたのだった。

 「まあ、気持ちだけやけど、受けとってくれ。」

 「ありがとうございます。すんません、気を使ってもらって・・・。」

 「いやいや、まあ、俺ん時は680倍(根拠なし)にして返してくれたらエエし。」(笑)

 「ってコトは、祝い金の貰い逃げですね、僕。」(笑)

 「は、ははははは・・・・・。」(引きつり&傷心)

 笑ってはいたものの、ホッシー、それはないんやない?
 関西人の会話は時として冗談と現実の痛みとの境目をなくす。

 私にだってそういう時がきっと・・・・・・・・・・・来るのか!?
 その夜、頬に透き通る小さな雨垂れを流し、枕を濡らす私であった・・・・。(Y_Y)

 幸せって・・・・何!?(^_^;)


9月20日

 バイクのページ「乗りこなし日誌」を更新。
 今回はスプロケット&オイル交換をした時のレポートです。

 気がつけば、10000HitOVER。
 HPを開設して約1年半。
 自分で思っていたよりもかなり早い達成でした。
 これも日頃からこのHPを覧に来てくれている皆様あってのコトです。
 本当に感謝!です。
 これからもよろしくお願い致します。

 *****

 

 昨日は愛車スープラを車検に出していた。
 いつも車検は以前住んでいた砂山地区の知人にお願いしている。
 毎回、出勤前にお願いするので、スープラにMTBを積んで行き、スープラを預けた後MTBで会社に向かう。
 実は以前住んでいた場所は、会社からMTBで5分ほどの場所なのだ。
 スクーターをぶっ飛ばして20分もかかる現在の住所とはエライ違いである。

 で、スープラの車検上がりの引き渡しが夜7時位とのこと。
 この日はオール定時日で仕事は5時に終わる。
 引き渡し場所までは5分で到着してしまうのに、2時間も猶予がある。
 猶予というと格好いいかもしれないが、なんのことはない、ヒマなのだ。

 とりあえず、行きつけのCDショップへ、この日発売になってるはずの「Do As Infinity」のCDを買いに行く。
 ・・・が、売り切れ。ガ〜ン・・・。
 なんでも思った以上に売れているらしい。
 私も「別に予約せんでも買えるやろ」と踏んでいたのだが、読み間違えてしまった。
 しょうがないんで、注文だけしておこう。
 ついでに今月27日に発売の矢井田瞳のCDシングルと宇多田ヒカルのDVDも予約。われながらミーハーやね〜。
 でもきっちりと、柿原朱美と相馬裕子というたぶん大半の人が「誰?それ?」というアーティストのCDも注文してきたのだった。
 う〜む、注文したんはいいが、来月も財政キビシイんじゃなかったっけ?まあ、なんとかなるでしょう。

 で、まだ1時間半以上も約束の時間まであったしヒマだったので、せっかく昔住んでいた場所にMTBという小回りの利く乗り物に乗っているので、ここは探索するしかない!ってんで探索決定!
 テーマは「あの頃、確かに私はここにいた・・・(小中学生編)」
 いや、別に高校入って引っ越したってワケじゃなくて、砂山地区には4年前まで住んでたんだけどね・・・。
 チャリンコで地元を走り回ってたのってこのくらいの時期だったかな・・・と思った次第で。

 今でも車やバイクでたまに通ったりもするこの地区。
 しかしMTBで走ってみると、4〜5年前に比べてもずいぶん様変わりしていることに気づく。
 こんなトコにこんな店が・・・とか、あそこの家がなくなってる・・・とか、結構新鮮なカンジ。
 そんな中、小学生の頃によく饅頭などを買いに行った餅屋の前に来た。
 昔よく食べた「すはま」(だったかな?)という淡いピンクが綺麗な餅が昔と同じように売られていた。
 思わず立ちより、すはまと饅頭を1つづつ買い、ほうばる。
 私にとって懐かしい味だ。そして美味い
 現在でもすはまはスーパーなどで売っているものを食べることはあるが、やはりこういう店のは一味違う。
 店の親父に「昔、よくここで買って食べたんですわ〜」とか言ったら、「そしたら小学生くらいの頃かえ?」と言われた。
 ってコトは今でも小学生が買い食いしてるや、このすはま。
 なんか時代は変わっても変わらんモンがあるんやな〜などと感慨深いモンがあったりして。

 店の名前は「菊水堂」
 和歌山市立砂山小学校の北側にある、今はすたれた感のある砂山商店街の通りにある。
 もしこの辺りに来ることがあれば、食していただきたいモンである。

 ちなみにこの菊水堂、友人のさんちゃんの奥さんの実家だったりする。
 しかし店の親父さんとは面識もなく、本当に単なる偶然なのだが。
 ・・・と、まあ、さりげなく(どこがや!?)友人がらみの店の宣伝もしたところでMTBは走り行く。
 ちなみに宣伝してくれとか頼まれたワケじゃないです。(^_^)
 ホント偶然です。こういう偶然があるから日常は面白いと思う。うん。

 で、回り回って堀止という地域の裏道を走っていた。
 この辺りの裏道はとても狭くて、自転車2台ですら並走出来ないような道も多い。
 スープラの引き取りの約束の時間が近付いてきたころ、もう回りは暗くなってきていた。
 ジモピーしか知らないような狭い路地を快調に飛ばす私のMTBの前に、携帯片手にノロノロとチャリンコで走るセーラー服の女の子登場。
 一気に抜き去ってしまってもよかったのだが、道が狭いので「一気に抜いて慌てさせても可哀想だしな・・・」などと思い、後ろについて走っていた。
 「すぐに気づいてよけてくれるやろ。」と思っていたのだが、電話をしているせいか、なかなか気づかない。
 しかたなく後ろについたまま走っていたら、その女子高生はやっと気づいたらしく、後ろを振り返った。
 その瞬間、ちょっと目が合ってしまった。
 「やれやれ、やっとよけてくれるか・・・」と思ったその瞬間前を向き直した女子高生は急に立ちこぎになったかと思うと、凄まじい勢いで加速していくではないか!!

 その加速の仕方はどう見ても「今まで道ふさいじゃってスイマセン、速度上げて快適に走れるようにしますね♪」な〜んて加速の仕方では当然ない。
 ・・・・・という事は。
 まさか・・・・・もしかして・・・・・いや間違いなく・・・・・・。

 ・・・・・・・・・。
 ・・・・・・・・・。
 ・・・・・・・・・。

 ざけんじゃねーぞ!!このボケ!!
 誰がテメエなんざ襲うか!!(超怒)

 まったくもって失礼千万である!!
 私が気づかって抜かずにいたのに、その恩を思いっきりアダで返しやがって!!
 確かに暗い路地ではある。
 がしかし、振り返った瞬間にそういう風に走るのって思いっきり失礼やっちゅうねん!!

 本当なら追いかけていって文句のひとつも言いたいトコだが、変に追いかけていって悲鳴なんぞあげられた日にゃたまったモンじゃないのでやめておいた。

 その後、スープラを引き取りに行き、MTBを積み込んで帰路へ。
 その道中、信号待ちの度にルームミラーに顔を写しながら思うのだった。

 私って悪人顔だったっけなぁ・・・・・。(T_T)


9月11日

 夏が暑いとその秋は台風が多くなるというらしい。
 それを証明するかのように、今年は台風が当たり年らしい。

 昨日の台風15号は、和歌山県北部に関して言えば、前回上陸した11号ほど影響を及ぼさなかった。
 もしかしたら早く帰れるかも・・・。という淡い期待とは裏腹にきっちりと残業までさせていただいた。(T_T)

  

 それはさておき、私の通勤路は会社に到着するまでに3つの小学校の校区を抜ける。
 各小学校の通学路のところどころに保護者が「横断注意」の旗をもって児童のために交通指導&交通整理をしている。
 今朝は台風の影響が少し残っていたのか、いつもより保護者の数が多かったようだ。

 普段は気にもしないで走っていたのだが、気にしながら走ってみると、通学路に立っているお母さん達に意外と若い人達が多いことに気づく。
 私より年下の人も結構多いようだ。
 その若いお母さん達は、当然のことながら今風のファッションで髪も茶髪のストレートって人が多い
 それにつられてか、30後半から40前半くらいの人達まで、若いファッションをしている人が多い。
 40前後の人が茶髪でストレートなんて一昔前では考えられえないことだっただろう。
 やはりこの辺は女性としての競争心のようなモンがあるんだろうか?
 
 それにしても、最近の「お母さん」はキレイだと思う
 私が小学生低学年の頃ような、似顔絵に書くと「グリグリグリ」とクレヨンを回して描けるようなオバさんパーマの「オカン」達とは大違いだ
 通学路で交通指導している姿を見ても、ちゃんとした格好で出てきている。
 ちょっと前までは上下ジャージにセッタ履きってカンジの「寝起きにちょっと近所の酒屋まで」的なファッションが主流だったのに。

 そんな中で一際目立つ存在の人を発見。
 ローライズパンツにへそが見えるくらいの丈のTシャツ、底が高いサンダル。
 私自身、ファッションにはかなりウトイので表現があってるかどうか定かではないが、これであとデカイサングラスでもしてりゃ、浜崎あゆみってカンジのファッションだ。
 これはかなり目立ってた。ナンパされにでも来てんのか?と思ってしまった。
 こんな格好で交通指導してもいいんか!?
 まあ、キレイな人だったんでいいけど・・・。(基本的に美人に弱い私)(^_^;)
 もしかすると、この人、4月の入学式の時にボディコン着てたお母さんじゃなかろうか?(戯言4月参照)

 それにしても今の世の中、オカンはいなくなってしまったのだろうか?
 ・・・と思いつつ、通勤路を会社に向かって走りながら、通学路に立つお母さん方をチェックしていった。
 会社まであともう少しというところ、とある交差点で・・・・・いた!!

 上下黒のジャージに貫録のある体形。
 そしてなによりその髪形。
 もう絶滅したかに思われたオバさんパーマだ!!

 まだこの髪形をオカンがいたとは!!
 今となってはこのパーマ、かけるのにある種勇気がいるようにも思えるのだが・・・・。 
 見たところ、30代後半ってカンジだったけど、「肝っ玉母さん」という称号がピッタリなそんな人であった。
 ぜひともその「オバさんパーマ」を絶滅させないように守り続けていただきたいモンである。

 そういえば、私が小学生の頃よく見かけた「みどりのおばさん」と「みどりのおじさん」は、今はいないのだろうか・・・?


9月5日

 友人のたかへいは唐突に電話してきて、突拍子もないことを聞いてきたりすることがある。

 昨夜、テレホーダイタイムのまっただ中、ネットサーフィンを楽しんでいるときだった。
 弟が「たかへい君から電話。」と私に携帯を差し出す。
 なんやねん、こんな時間にめずらしいな・・・。と思いつつ電話に出ると開口一発、

 「因数分解の反対ってなんか解るか?」

 へ・・・・・!?
 イキナリなんやねん、それ。と思いつつも、因数分解の反対って何だったか考えてみる。
 う〜ん、解らん。

 「あ、積分とちゃうか?」

 
 「あ〜、なんかそれっポイな。それとちゃうんか。」
 と、弟が追従。

 「じゃあ、残された微分の立場は?」

 あ、そうか・・・。
 すでに数学など勉強しなくなって十数年。
 たかへいと我がブラザーズの脳みそではどうしようもないので、この日はこれであきらめることに。

 明けて今日。

 会社で何人かに聞いてみる。

 「因数分解の反対って知ってる?」

 「因数分解の反対?なんやったっけ・・・。」
 ごく一般的な答え。まあ、普通はそうですわな。
 「あ〜、なんかあったなぁ。そんな記号。」
 記号やないやろ。(^_^;)
 「因数分解!?それって美味いのか?」
 そのネタはすでに私がやった・・・。

 ・・・・・。
 肉体労働全開で脳みそなんぞ使うことがほとんどない我が職場で、この問いに対する答えを期待すること自体が間違いだったようだ。

 しかし、希望はまだある
 最近入ってきた、大学受験を目指しながら働いている、アルバイトのM君だ
 早速、M君を捕まえて聞いてみる。

 「あの〜、僕、理数系じゃないんで、ちょっと・・・・・。」

 ・・・おひおひ。
 ナンボ理数系じゃないにしろ、高校卒業してまだそんなに経ってなかろうに。
 そんなんで大学受験大丈夫なんか?
 頑張れ!受験生!!

 帰りのロッカーでも何人かに聞いてみる。
 ほとんどの人が「あ〜、なんかあったんやけどなぁ」ってカンジで、もうちょっとで思い出せそうな雰囲気をかもしだす。

 「因数分解の反対は展開や。」

 同僚の一人がポロッと口にする。

 ロッカールームにいたほぼ全員が一斉にその同僚の方を見る。

 「因数分解の反対は展開や。」

 「え!?ホンマに?」(ちょっと疑惑)

 「間違いない。」

 間違いないとまでハッキリと言い切っているにもかかわらず、私を含め、ロッカールームにいるほぼ全員がなぜか「違うんとちゃうか」と言いたいけど言えない、みたいな空気感がロッカールームを支配する
 その答えであってるような気もするんだけど、違うような気も・・・・・。
 別にその同僚の信頼度が低いとかいうわけじゃないんだけど、なぜかみんな納得しきれない表情であった。

 たかへいが持ち込んだこの疑問、納得する答えが出るまでもう少しかかりそうだ。
 誰か、ちゃんとした答え知りませんか?(^_^;)


9月1日

 バイクのページ「乗りこなし日誌」を更新。
 今回はオイル交換をしようとするものの・・・・・・。
 詳しくは乗りこなし日誌で。

 *****

 近所のお子様達の夏休みも昨日で終り、今日から新学期。
 でも今日は始業式だけなので、昼前から家の前が騒がしくなってきた。
 夏休み中よりも学校のある日の方が子供達も集まるらしい。

 家の前で子供達が騒いでいるのを承知の上で、我が愛車VTRのオイル交換をしようとバイクを出した瞬間、やはりと言うか、当然というか、子供達に囲まれてしまった。
 さんざんバイクの上などに乗られたり、ライト付けたりウインカー付けたりして1時間くらい遊ばれてしまった。
 でも子供も子供なりに気をつかってくれてるようで、何人かたむろってた内の一人の子が「お兄ちゃん、バイクの整備出来へんからもう行こう。」とか言って退散させてくれた。
 こういう気遣いされたのも嬉しかったが、小学1年生の子に「オジサン」ではなく「お兄ちゃん」と言われたコトのほうが嬉しかったりする。
 こんなコトで喜ぶあたりがトシとった証拠か!?(^_^;)

 そういえば今日、子供達に遊ばれていて思いだしたコトがある。
 それは2年ほど前のことになるのだが、あの日も今日のように少し涼しく感じるくらいの季節だった・・・・。

 その日、私は友人のヤマちゃんの家にカーステの取り付けを手伝いに行っていた。
 ヤマちゃんには、当時5歳のサキちゃんという娘がいた。
 このサキちゃん、とても元気で私達がカーステの取り付け作業をしているときも車の回りをガンガン走り回っていた。
 この当時、ヤマちゃんの2人めの子供が奥さんのお腹にいて、確か予定日まで2ケ月もなかったと思う。
 だもんで、サキちゃんは何かあるごとに「サキねぇ、もうすぐお姉ちゃんになるんやで。」と連発していた。
 「もうすぐ、妹生まれるんやで」となぜか妹と決めつけていた。
 ヤマちゃんに性別わかってるのかを問うと「楽しみ減るから聞いてへん。」とのコト。
 どうやらサキちゃんは弟より妹が欲しいらしい。

 で、作業も一段落し、ヤマちゃんはまだ車の中でなんやかんやしていて、私は少し離れたトコで一息ついていた。
 その私の横へサキちゃんはちょこんと座り、もうすぐお姉ちゃんになれると言う話を何度も私にしてくれた。
 私も子供と話をするのは、そんなに嫌いでもないので、ずっとサキちゃんにお付き合いしていた。
 
 おじさんとお子様が楽しいそうに会話する、のほほんとしたいい光景である。
 しかし、ある瞬間、こののほほんとした光景は一気に崩壊した!

 「ねぇねぇ、おっちゃん。」

 「なんな?」

 「赤ちゃんて、なんで生まれんの?」

 !!!!!!!!!!

 なんという事だ!
 お子様がいる家庭では必ず一度は降りかかるであろう、この難題。
 よもや、子供もいなければ、結婚もしていないこの私に降りかかってこようとは!!
 相手は5歳児だ、どう説明する!?
 コウノトリが・・・・いや不自然だろう。オシベとメシベが・・・・こんなコト言って解るわけないやろ!!
 じゃあ実践で・・・・って5歳児になにしようっちゅうんじゃ!!
 たまごくらぶもひよこくらぶも読んだことない私に課せられたこの難題。
 ここまで28年生きてきて得た知識をフルに使い乗り越えて見せる!!
 たかが相手は5歳児だ。大人の意地ってモンを見せてやるぜ!!

 ・・・とここまで約0.5秒。
 そして!!

 「お・・・・・・・・・・・・・・。」

 「お・・・??」

 「お父さんに聞いてみな。」

 「うん!」

 元気のいい返事を残し、ヤマちゃんのところへ走っていくサキちゃん。

 ・・・・・敗北である。
 よもやこんな質問が私にされるとは思ってもいなかった。
 私の知識は5歳児の素朴な疑問にも答えられないほど薄っぺらいものだった。
 まさか5歳児にこんなに精神的に追いつめられることになろうとは・・・・。
 人生とは難しいモンである。(^_^;)

 で、ヤマちゃんの所に一目散に走っていったサキちゃんは、同じ質問をして「お父さんに聞けと言われた」などと言ったのだろう。
 ヤマちゃんの目が真ん丸になった瞬間、「うえさ〜ん!!」と困った表情で叫んでいた。
 もちろん、私は大笑いだ。

 で、ヤマちゃんがどう答えたかというと・・・・。

 「ママに聞きなさい。」

 ヤマちゃんも敗北してるし。
 さらに私は大爆笑してた。

 この時、奥さんは買い物に出かけていていなかったのだが、帰ってきた時、まっさきにサキちゃんが走っていって、

 「ママぁ〜、赤ちゃんてなんで生まれんのぅ?」

 少し、目を丸くした奥さんは速攻で、

 「サキちゃんは知らなくてもいいんよ。」

 と、一言でサキちゃんの攻撃をあっさりとかわしたのだった。
 少し納得いかない顔つきのサキちゃんだったが、これ以上突っ込むと怒られるのを肌で感じたのか、それ以上は聞かなかった。

 さすがに母は強しと言ったところか。
 私もヤマちゃんもこの時、奥さんがとてもとても大きく見えたのだった。

 あれから約2年。
 サキちゃんには妹が出来、今は小学一年生。
 最近顔を見てないから、また遊びに行ってみようかな〜、などと思う私だった。


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