YAMAHA V-max



 2004年 2月20日 〜 2004年 2月29日

友人のくまさんが自宅を新築。
その新築した家の玄関に飾るのにバイクモデルが欲しいと駄々をこねるので(笑)、製作することに。
カウルのないバイクがいいというので、以前くまさんがバイクに乗っていた頃に欲しかったと言うV-maxを製作することにしました。
玄関に飾るということは人の目に触れる機械も多いので、キッチリと作りらなければ・・・。
実はアオシマ製のバイクキットは初挑戦。
果たして上手く作れるのか!?
今回は基本的な手順の紹介が多くなりそうな予感・・・。(^_^;)

と、言うコトで、初のアオシマ製キット。
タミヤよりは手強いと思われますが、キットを改造して作ることを思えば楽勝でしょう。(^_^)
久し振りのカウルレス、市販車なので楽しみながら作りたいもんです。(^_^)

 

このキットはメッキパーツがすごく多いのですが、お世辞にも質が高いメッキとは言えません。
ホイールなどのメッキはエッジ部分が剥がれていました。
しかもゲートの位置が目立つ場所にあるので、パーツを切り出した後にゲート跡が目立ってしまいます。
そこでフロントフォークなどのパーツを残し、メッキを剥がしてしまいます。

キッチンハイターを入れた水の中に一晩つけ込んでメッキを剥がします。
タミヤのメッキパーツと違い、クリアが掛かっていないのでシンナー風呂につける必要はありませんでした。

一晩つければ、ほとんどのメッキは剥がれてしまいます。
多少、ディスクの放熱孔などに残りましたが、このくらいならすぐ剥がせるので問題ありません。(^_^)

シートのパーツです。
パーツの合いそのものはいいのですが、エッジが利きすぎてシートの材料の質感がありません。
そこでパーツのエッジを中心にヤスリをかけて全体を丸くします。
実車のシートって、部品と部品の間に結構隙間があるモノなので、多少部品の間に隙間が出来ても気にせずエッジを削ってしまいました。

外装類のパーツです。
このキット全体に言えるコトなのですが、パーツ全体にヒケやバリが多いので、それを取り除くために全体にペーパーをかけます。
パーツの端にヒケが多いので、その辺りは特に念入りにペーパー掛けしておきます。
それにしても、まだ新しいキットのはずなんですが、ほとんどタミヤの’80年代のキットを作ってるような感覚ですね。(^_^;)


 〜 2004年 3月22日

なんだかんだと遊び回っているので、なかなか進まないVーMax。
まあ、なんとなくこうなるような気はしてたのですが・・・。(^_^;)
ほぼ素組みで済ますつもりだったのですが、やはり作っていくと細かい所をイジリたくなってきて、やっぱり手を入れちゃってます。
今回はその辺と、外装類の塗装についてです。(^_^)

前回までにパーツのヒケ取りに燃えてた(笑)パーツです。
今回は黄色に塗装するので、下地を白に塗ります。
タミヤのホワイトサーフェーサーをエアブラシに移して吹きました。
その後、クレオスのベースホワイトを吹きつけて、乾燥後1500番のペーパーで軽く研ぎだします。
成型色が白ならば、いきなりクレオスのベースホワイトを吹くところなのですが、タミヤのホワイトサーフェーサーの方が隠ぺい力が強いようなので、2度吹きしてます。
ちょっとでも塗膜が薄くなるようにサーフェーサーはエアブラシに移して吹きました。
その後、タミヤのTS−16イエローを吹きつけました。
この黄色はかなり明るい黄色なので、模型映えしそうです。(^_^)
この後、デカール貼り(っても2枚だけですが・・・。笑)をして、クリアコートが待ってます。

 
ブレーキペダルの加工です。
ペダルにすべり止めのデコボコのディテールを追加します。
ペダル上面にタミヤセメントを塗って、1分ほど待つと表面が柔らかくなります。
そこへタミヤのラリーカーなどに付属しているメッシュを押し付け型をつけます。
この方法はMAXさんのHPで紹介されていたものなのですが、手軽な上に効果が高くてお勧めです。(^_^)
すでに市販車を作る時の定番ですね。
なお、押し付けるメッシュですが金網の方がいいかもしれません。
ナイロンメッシュでも3〜4度は使えそうですが・・・。(^_^;

ブレーキディスクには放熱孔の穴開けを行いました。
これも定番中の定番ですね。
キットの放熱孔のモールドの大きさに合せたので0.5ミリのピンバイスで穴開けをしましたが、ちょっと大きいような気もします。
一度モールドを埋めて0.4ミリで開け直す方が良かったかもしれませんが、そこまで気合い入ってないので、今回はこれでいきます。
まあ、穴開け加工なしよりはリアルですし・・・。(^_^;)

さらに小物の加工。
サイドスタンドのスプリングです。
キットではスプリングのモールドがついてますが、それを切り飛ばし、ウェーブのスプリングNo1.5に置き換えました。
そのままではスプリングの密度(?)がありすぎるので、若干伸ばし、両端をラジオペンチを駆使してフック加工します。
このフック加工が面倒なんですよね〜。(^_^;)
フック加工が簡単に出来る道具とかないもんでしょうか?(^_^;)
スプリングを引っかけるピンは虫ピンを使用。
そのままで頭が大きすぎるので、頭の部分を削って小さくしています。
ちょっと大きいような気もしますが、まあヨシとします。
本当はサイズ違いの虫ピンが手に入ればいいのですが、地方ゆえに・・・。(T_T)


 〜 2004年 5月13日

さっぱりペースの上がらないV−MAX。
それでもまったく進んでなかったわけではなくて、ちょっとづつ水面下で進行していました。
市販車で、しかも誰かが乗ってるマシンを・・・とか言うのではないので、自分の好きなように仕様変更しながら楽しんで作ってます。
なんちゃって仕様のオンパレードです。(^_^;)

フロントフォークの塗装です。
このパーツはメッキされていたので、インナーフォーク部はそのままメッキを使用します。
アウター部分はメッキを落とし、クレオスの8番のシルバーにフラットベースを混ぜ半ツヤ(と言うよりほぼつや消しに近いですが)で塗装します。
この部品、組説だとインナーもアウターもピカピカのメッキのままの色指定だというのがスゴイです。(^_^;)

エンジンの組立。
ディテールアップらしいことは何もしてません。
組説の色指定だとほとんどツヤ有りのブラックになっていたので、資料を見ながらセミグロスブラック・フラットブラックを使い分けました。
キャブレター部分もメッキパーツだったのでメッキを落とし、ツヤを落としたガンメタルで塗装。
インマニのカバー(?)部分はあえてメッキを残して、シルバー同士の色の差を出しています。
でもかえって不自然になってしまったような・・・。(^_^;)

フロント周りの組立です。
フェンダーは塗装後、クリア掛け→研ぎ出しを行っています。
本当はファンダー後部は樹脂そのままのようなのですが、「カスタムで塗装した」設定です。(^_^;)
ブレーキキャリパーはゴールドで塗装して得意のなんちゃってブレンボ仕様。(笑)
このあたりは適当に塗装出来るのが市販車のいいところです。
なんせ「自分仕様のカスタム」って言い訳できますからね。(^_^;)
ブレーキホースはWAVEのスプリングに交換。
実車もホースにスプリングを巻いたような仕様になっていたので、交換してみたのですが、結構いいカンジ。

なんちゃって仕様第二弾。
スプリングだけオーリンもどき。(笑)
ボディーカラーをイエローに塗装したのでコーディネートの意味もあるんですけどね。(^_^;)
スプリングはタミヤのグレーサーフェーサーで下地を作って、同じくタミヤのホワイトサーフェーサーを吹いた後、イエローで塗装。
サス本体はキットのメッキのままです。

さらになんちゃって仕様第三弾。(笑)
ステンレスフルエキゾーストもどき。(笑)
ノーマルのマフラーをアフターパーツ風に塗装出来ないかやってみたのですが、なにがなんだか判らなくなりました。(^_^;)
一応、使い込んだステンレスマフラーのつもりで塗装してみたのですが、焼け表現塗装がくどくなってしまいました。(^_^;)
でもノーマルの真っ黒のマフラーよりは見た目もいいし、良しとします。(^_^)


 〜 2004年 5月21日

やっとやる気になってきたと思ったら、仕事が忙しくなってやっぱりスローペース。(^_^;)
それでもチョコチョコと進んでます。

 
フレームの接着です。
普段、フレームとエンジンを別々に組み立てるようなバイクばかり作ってるので、エンジンを挟み込むようなフレームは妙に緊張します。(^_^;)
フレームはすでに塗装が済んでいるので、接着剤は必要最低限ですませます。
かと言って、接着力が弱くて後で外れてしまっては意味がないので、このあたりは難しいところですね。(^_^;)
とりあえず完成後目立たないところは多少はみ出ても構わないので、接着力優先で接着剤を使っています。
目立たないところや、後で修正が容易な部分には流し込みタイプの接着剤を多用しています。
接着後は洗濯バサミで乾くまで補強。
この時、洗濯バサミでフレームが斜めにならないように気をつけます。
ここは後で外れると困るところなので、完全に接着させるために一晩置いておきます。

 

フレームの接着が乾くまで本体の作業は進められないので、細かいところなど・・・。
ハンドル周りの塗り分けです。
市販車なので、ウインカーだのなんだのスイッチがついています。
このあたりは、本当なら同じ黒系統なのでしょうが、あえて模型映えを狙って配色を変えてる部分もあります。(^_^;)
すべてエナメル系塗料の筆塗りでの塗り分けですが、こういうのが一番肩が凝るんですよね〜。(^_^;)


 〜 2004年 6月9日

なんだかんだとスローペースだったのですが、各パーツとも仕上がってきて、一気にペースアップ。
形になってくると急にペースがあがるのもどうかとも思うのですが・・・。(^_^;)
と、言うワケで今回は完成まで。


 
 

メタルック活用法。
その1・ホースバンド。
定番中の定番です。
1mm程度に細く切ったメタルックをホースのパーツに貼り付けホースバンドを再現します。
しかし、この部分、エアインテークのパーツがつくとまったく目立ちません。(^_^;)

その2・テールランプ内のリフレクター。
テールランプの中のリフレクターを塗装せずにメタルックを貼り付けて再現。
大きめに切りだして、綿棒等で面に馴染ませてからデザインナイフで形通りに切りだします。
複雑な形状ではないので、貼り付け作業が苦手な私でも簡単に出来ました。(^_^)

こういう小技の応酬の積み重ねが完成後の見栄えに影響するモンです。



ミラーのパーツは質感重視でキットのメッキをそのまま使います。
しかし、パーツのゲートが目立つ位置にあるので、ゲート部分の処理をどうしようかと・・・。(^_^;)
エアブラシでボカシ塗装をしても結構目立ちます。
ましてや筆塗りでタッチアップはあまりにも色の違いが目立ちます。
どうしようか考えながら、試しにメタルックを貼ってみたところ、これが意外と目立たない。
と、言うワケで、メタルック活用法その3と言うコトにしました。(^_^)
写真の赤丸部分がゲート処理前・処理後です。
目の肥えた人なら一発で判ると思いますが、案外言われないと気付かないモノです。
特にケース等に入れてしまうと、余程気をつけて見ないと判らないし、お手軽なのでオススメのメッキゲート処理法です。(^_^)
ヘッドライトやウインカーのパーツも同じ方法でゲート処理しました。

フレームにタンクやシートなどの外装部品を取り付けます。
この時、エンジン部分を持つことが多かったので、細かい部分の塗装がハゲてしましました。(^_^;)
完全にパーツを取り付け終わってからタッチアップです。(^_^)

ヘッドライトは接着面が少ない上にメッキパーツなので、取り付け時にちょっと苦戦しました。
メッキを剥がさずに接着したかったので、瞬間接着剤をつけて約10分間パーツを手で押さえたままガマンしてました。(^_^)
瞬間接着剤といえども、完全に接着するまでは数分かかります。
その間、いかにパーツを動かさずにいるか!?が、接着乾燥後の強度を左右します。
なので、じっと我慢の子で押さえつづけてました。
この10分間の長いことったら・・・。(^_^;)


ミラーやウインカーなどを取り付けます。
これもヘッドライトと同様、瞬間接着剤を使い、乾燥するまで手で持っていました。
特にリアフェンダーは微妙に左右の中心が狂うのでマスキングテープなどで固定・・・というコトが出来ませんでした。
なんだかんだと小細工するよりも、結局この原始的な方法が一番効果的なんですよね〜。めっちゃシンドイけど。(^_^;)
本当は知らないだけで、他にいい方法あるんでしょうけどね。(^_^;)
最後にモデリングワックスをかけて、ようやく完成です。

ホントはもっと早く完成すると思ってたのですが、いやはや、アオシマのキットをなめてました。(^_^;)
とは言っても、キットの出来そのものはいいので、ほぼ素組みですが、モデルのスタイルでイジりたいと思うような場所はないですね。

久しぶりの市販車ってコトで、結構楽しく作れました。
資料もあるにはあったのですが、若干参考にした程度で、後は自分の好きなように塗装したりしましたし。(^_^)
またレーシングマシンに飽きてきたら作ってみたいと思います。
でもアオシマのキットはしばらくいい・・・かな?(^_^;)


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