HONDA RS250RW

Hiroshi Aoyama


 2010年 12月1日 〜 2010年 12月11日

フジミに続いてハセガワからもバイクキットがリリースされました。
第1段は昨年最後のWGP250チャンピオンマシンであるHONDA RS250RW。
青山博一がチャンピオンを獲得したマシンです。
ハセガワが手掛ける初のバイクキット、最後のWGP250のチャンピオンマシンで日本人のチャンピオン獲得車となるとテンションが上がらない理由はありません。(^_^)
ってコトで、キットレビューも兼ねての製作記スタートです。

まずはパッケージ。
フジミに続いてハセガワからもリリース。
しかもアイテムチョイスが250ccマシンと言う、ある意味渋いトコついてます。(^_^)
今回は初回特典でクリアーカウルもついてます。

まずはカンジを掴むために仮組みしてみます。
組んでみた印象としては、タミヤのキットを良く研究してるな〜ってカンジです。
パーツ構成はタミヤのNSR250に酷似してます。
NSR250を組んだことがある人は思わず笑っちゃうくらいパーツ構成はそっくりです。(^_^;)
パクリと言っても過言ではないくらいですね。(笑)
ですが、タミヤのキットを研究してるなぁと思うのは、近年のタミヤの組みやすさはマネして、そこからちゃんとハセガワなりの改良を加えてるところですね。
例えば、タンクは4パーツ構成なんですが、ヘルメットの逃げ部分は別パーツにして合わせ目を消しやすくしてたりとか、ステップにモールドが入ってたり、タ イヤなどはビスで留めるようになってますが、タミヤより0.2ミリ細いビスで頭も小さいのにして、最終的にはネジの頭が隠れるようにしていたりしていま す。
後発メーカーとして、先発メーカーであるタミヤを良く研究して、さらにユーザーの要求もちゃんとリサーチ出来てるな〜って印象です。(^_^)
ところどころにハセガワらしく、流し込み接着剤を使いたくなるような箇所はありますけど、本格的なバイクキット1作目にしては、かなり出来良いんじゃないですか!?(^_^)

ちなみにこの状態にするのに2時間弱くらいです。
接着出来る所は接着しての話ですから、キット構成としては組みやすい部類だと思います。
このレベルだと初めて「ここが似てない」とか言うような話が出来ますね。
GSX-Rの時は似てる似てないの前にプラモデルとしてどうよ!?ってのがありましたからね。(^_^;)

タンクはヘルメットの逃げ部分を別パーツにした4分割構成。
今まで苦手だった凹み部分の合わせ目消しも楽に出来そうです。(^_^)

キャブレターは2パーツ構成。
合わせ目が消しにくいですが、一体モノで段差が出るよりは修正しやすいかも。(^_^)
金型が古くなってから効果が出そうな構成ですね。

リアフェンダーの淵に薄々攻撃を仕掛けます。
この他にもカウルだとかフロントフェンダーの淵にも薄々攻撃を仕掛けました。
淵から2〜3ミリの部分を削るだけですが、完成後の見た目は結構変わるので、やっておいて損はない加工です。(^_^)

フロントディスクにも薄々攻撃。
下が加工前、上が加工後。
あ、あんまり変わらん・・・。(^_^;)

フレームのシートレール後端はセンター分割のままだと合わせ目が上手く消せなかったので真鍮パイプに置き換えました。
完成後は隠れちゃうので合わせ目が消せ切れなくても問題ないっちゃないんですが、気になってしまったので・・・。(^_^;)

カウル類にサフを吹きます。
やはりタンクの上面の凹み部分の別パーツ化の効果は絶大で、合わせ目消しがかなり楽でした♪(^_^)
給油キャップの周りは塗膜で厚くなって最後にキャップをはめる際硬くなりそうなので、塗膜分程度、適当に削ってます。
仮組み時にチェックした際、キャップを削るかタンクを削るか、どちらかをしておかないとハメ込みはキツくなりそうな雰囲気でした。(^_^;)



〜 2010年 12月26日

年末と言うコトもあり、なかなか製作時間の取れない状態です。(^_^;)
キットの素性が良いので作るのは楽しいのですが、バタバタした状態で製作を進めているので、細かいミスを連発してリカバーで余計に時間が掛かる悪循環に陥ってます。(^_^;)
終いには部品まで無くす始末・・・。(^_^;)
そんな状態ですが、なんとか進んでます。

カウル類の塗装です。
塗分けラインは帯デカールを活用する方向で決定。
塗分けラインがデカールに隠れるので、マスキングに神経質にならずに済みました。(^_^)
白はGX1、黒は2番、シルバーはスーパーファインシルバーにほんのちょっとだけスモークグレーを足しました。
塗料は全てクレオスです。
デカールを貼る前に一度クリア掛けして塗分けラインの段差を軽く消しておきます。

デカールを貼り終えた状態です。
さすがはデカール単体で2000円もする高級デカール!
一言で言うなら「最高!」です。(^_^)
デカール貼りが苦手な私でもソフターを一度も使わずに貼ることが出来ました。
ほとんど透けないので塗分けラインの上からでもラインがまったく透けませんでした。
白の発色もかなり良くて、タンクの白部分もサイドカウルの白部分も下地色が透けませんでした。
強いて弱点を挙げるなら、クリアの余白が少なすぎて、位置決めの際に少し角が巻く傾向にある・・・ってくらいで、かなり貼りやすいデカールです。(^_^)
んで、実はフロントフェンダーは塗分けラインを誤ってしまい、おかしなことになってます。
・・・が、デカールを貼ってから気付いたので修正せずにこのまま行きます。
スペアに2000円も出すほど裕福じゃないし・・・。(^_^;)
この後、糊だしをしてクリアコートします。

チャンバーの塗装です。
ベースはクレオスのスーパーアイアン。
クリアブラウンとクリアブルーで焼け表現をして、セミグロスブラックをかなり薄めにしたものを遠目で吹いて適度に黒つぶし(?)します。
最後にスモークグレーで調子を整えました。
’80年代マシンのチャンバー塗装方法に近い手法を用いましたが、現在っぽさを出すのにちょっと悩みました。(^_^;)
私的には良いカンジだと思うんですが、この辺は人それぞれ解釈と好みがあるので、どうでしょ!?(^_^;)

アクセル周りはちょっとだけディテールアップ。
1ミリの六角プラ棒に0.6ミリの真鍮線を挿してアジャスターを作りました。
このバイクだと下側になるので特に目立つ部分でも無いんですが、簡単に出来る箇所くらいは押さえておこうかと・・・。(^_^;)



〜 2011年 1月13日

さっと組み上げるつもりだったRS250RWですが、製作時間が思ったように取れず結局越年しちゃいました。(^_^;)
本当は正月休みに一気に片づける気だったのですが、その正月休みを風邪で寝込んでムダにしてしまったのが痛かった・・・。(^_^;)
基本素組みでやってますが、細かいところを気が向いたらイジるスタンスで製作を進めてます。
今回はそういうところを中心に紹介です。(^_^)

チャンバーのエキパイ部分(って表現で合ってる?)に断熱材を巻きます。
モデルファクトリーヒロのシートを使用しました。
一応、巻き方向とか巻き終わりの位置とか資料を見ながら合わせてます。
それはそうと、サイレンサーのデカールはなんか色が違うような・・・。
スモークでもうちょっと色を暗くしたい所ですが、そうなるとまた全体をマスキングしなきゃならないので、そのまま行きます。(^_^;)

エアボックスの外側にも同じくヒロのシートを貼り付けます。
実車はもっと雑に貼ってるのですが、ある程度丁寧に貼らないとフレームに収まらなくなっちゃうので。(^_^;)
下側のエンジンに接触する部分は貼らずにエナメルのシルバーで塗装してます。
側面と後方さえキッチリ貼れれば完成後は見えないハズなので、下側は結構適当です。(^_^;)
エンジンとフレームを合体。
さらにエアボックスを組み付けます。
う〜ん、、、やっぱりエンジンの色が明るかったかなぁ・・・。(^_^;)
まあ、今さら塗り直しも効かないんで「こういう色だった」ような気がする・・・ってコトにしておきましょう。(^_^;)

インナーフォークにメタルテープを貼ります。
いつもはメタルックを貼っていたのですが、今回はハセガワのゴールドミラーフィニッシュを使用。
メタルックよりかなり高級なので財布には厳しいのですが、メタルックのゴールドが亡き今、これが一番入手しやすいかと。。。(^_^;)
で、メタルックに比べてかなり厚みがあるのですが、その割りには貼りやすいですね。
凸凹への追従性も結構ありますし、それなりに伸びるので貼りやすいのは貼りやすいです。
ただ厚みがある分、はみ出した部分の切り出しがメタルックより深めに刃を入れなくちゃなりません。
この辺りは慣れれば問題なさそうですが、シルバーのメタルックは今でも普通に使ってるので、ちょっと違和感ありますね〜。(^_^;)

リヤ周りはほぼ組説通り。
スプロケットの色をどうしようかちょっと考えたくらいです。
このあたりの金属色は見る写真ごとに違うので、最終的には自分の中の「スプロケットってこんな色」で塗っちゃいました。(^_^;)
ある程度適当にしないと製作が進まないんですよね〜。(^_^;)

プラグ用のコンデンサはコードを追加。
コネクタのモールドがあるのにコードがないのは寂しいな・・・ってコトでの追加工作です。(^_^)
モデラーズのプラグコード0.45mmを使用しました。
もうちょっと太くても良かったかなぁ?(^_^;)

プラグコードは資料を見ていたら青だったので、工作用電線のビニール被膜を使用します。
昔は模型屋さんでも手に入ったものですが、最近は赤と黒しか扱ってなかったので、ホームセンターで入手。
若干太いような気もしたのですが、キットのままの黒コードよりも良いかな・・・と採用決定。
たぶん大阪の日本橋や秋葉原のような電気街へ行けば太さも色々あるんでしょうけど、地方であるがゆえに・・・。(^_^;)

ラジエターホースにはホースバンドを再現。
っても、メタルックを細切りしたものを貼り付けただけです。
ゴムホースへ貼り付けるので、糊が利きにくいみたいでそのままだとすぐ剥がれてきました。
なので、貼り付けたあと水で薄めた木工ボンドを流し込んでます。
たぶんこれで剥がれない・・・ハズ。(^_^;)

ハンドルグリップのワイヤリングの再現です。
プロホビーの0.1mmのステンレス線を使用しました。
実車と同じようにツイストします。
0.1mmだと巻きつけきった後、数回捩じればちょうど良い所で勝手に切れてくれます。
普段使う0.24mmよりはリアルなんですが、細すぎて目立たないのが惜しいところです。
0.15mmとかのステンレス線ってないんでしょうかね〜?(^_^;)



〜 2011年 2月12日

前回、あと少しで完成・・・と言うところまでやっておいて、実際にはすぐ完成したのですが、更新するヒマがなく、そのままになっていました。
しかも、ほとんど写真がないので、わざわざ1回分に分ける必要があったのか!?という有り様です。(^_^;)
と、言うワケで今回は完成まで。(^_^)

個々に組立てたパーツをドッキングさせます。
ハンドルパーツを挿し込む時に強度不足で折れそうなカンジが少し気になりましたが、その他は特に難しいところも面倒なところもなく比較的すんなりと合いました。(^_^)
クリアーチューブの着色は取り付けてからエナメル系塗料で筆塗しています。

ビボット付近にある青いパーツ(これ何のセンサーなんだろ?)から伸びるコードを追加。
一応、シート下のPGMユニットに繋げてます。
他には特にコードの追加もしていないのですが、なんとなく気になったので。(^_^;)

組み上がったシャーシにカウルを取り付け、最後にモデリングワックスをかけて完成です。(^_^)v
ハセガワ初の本格的なバイクモデルだったワケですが、思った以上に組みやすかったです♪(^_^)
まったく不満がないワケではありませんが、最新のキットらしい精度と組みやすさを持ったキットだと思います。
今回は素組みで組みましたが、いつかかなり手の込んだディテールアップをして組直してみたいと思います。(^_^)
その前にカラーバリエーションでも作ろうかな?(^_^)


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