HONDA NSR500 1989
SHUNJI YATSUSHIRO



 2014年 12月28日 〜 2015年 1月18日

 このところ、製作そのものは良いペースで出来ていたのですが、製作日誌まで手が回らない状態でした。
 気が付けば、2014年は一度も更新していない・・・と言う状況でした。(^_^;)
 そろそろ更新しなきゃ・・・と思っていたところへ、ハセガワから1989NSR500が発売されたので、「これだ!!」ってんで、早速製作を開始します。
 キットはWGPのロスマンズ仕様ですが、そこは全日本好きかつ八代ファンの私。
 同年の全日本を戦った八代号を製作します。
 一応、全日本最終戦の筑波で優勝した仕様を製作しますが、細かいところは目をつぶるなんちゃって仕様になるかと思います。(^_^;)
 それでも八代号だけにそれなりにこだわるつもりですが、どうなることやら・・・。(^_^;)

・・・というコトで、ハセガワから満を持して登場した1989年型NSR500。
ハセガワのバイクキットは以前2009年型RS250RWを製作した以来です。
キットの内容を見ましたが、それなりに技術は必要そうですが、そんなに難しくなさそうです。
ただ完全なストレート組みではないので、どうなるかは判りませんが。。。(^_^;)

'89年の八代車はテストを兼ねて参戦していたため、毎戦仕様が違います。
今回製作しようとしているのは、優勝した全日本最終戦仕様で、'89NSR500のスタンダード仕様になります。
スタンダード仕様・・・とは言っても、WGP仕様と全日本仕様では結構違いがあります。
特に八代車は前述した通り仕様違いがかなりあったので、全日本仕様の中でもやや特殊な仕様かもしれません。
キットはWGP仕様なので、カウル形状など違います。
おおまかに変更点を挙げると以下の通りになります。

・アッパーカウルのエアインテーク形状
・アンダーカウルエアインテーク数とアウトレットの有無。
・シートカウルスリット形状

まずはこれらを改造していきます。

まずアッパーカウルサイドのエアインテークの形状を変えます。
キットはシーズン前・中期に使用していたインテーク形状ですが、シーズン終盤に使用した大型化されたインテークに改造します。
インテークの下側に0.5mmのプラ板をはめれるように溝を掘り、そこにプラ板を貼り付けて箱組みした後、元のインテークを削り製作。
上の画像の右側が加工前、左側が加工後。
ちょっとした違いなんですが、印象が大きく変わり・・・ってほどでもないですね。(^_^;)
目立たない改造なんですが、結構手間が掛かりました。
しかも仕上げも粗いと言う、「やらん方がマシだったのでは?」と言う改造のお手本のような加工ですが、まあ、そこは八代車だけに私的にはこだわりたいポイントだったってコトで。。。(^_^;)
ちなみに左右の形状がやや違うように見えますが、そこは愛嬌というか、目をつぶるポイントとしておきます。(^_^;)


サイドはエアアウトレットを全て埋めてしまい、新たに反対方向にスリットを入れてます。
これがちょうど元のアウトレットの位置とかぶってしまい、埋めたパテがボロボロこぼれるんで成形しづらいったら。。。(^_^;)

シートカウル後端のサイレンサーが出る部分は繋げて「バカボンの本官さん」にしています。(笑)

アンダーカウルはカウルサイドの三角形のエアインテークを埋めて、スリット状のエアアウトレットを2本入れてます。
反対側の三角形のエアインテークは上側を残して、下側のひとつを埋めました。
さらにカウル後端の用途不明の謎のスリット(?)を2本から3本へと増設。
左右でスリットの位置が微妙に違ってしまいましたが、まあ、それも愛嬌ってコトで。(^_^;)
手間がかかる割に、こんなトコ気付いて貰えないところなんですけどね。(^_^;)



 〜 2015年 2月27日

 今年に入ってから、なんだかんだとバタバタして模型製作の時間があまり取れませんでした。
 さらに作り慣れたタミヤのキットとは違うハセガワのキット構成に手間取ってペースは上がりません。(^_^;)
 まあ、ペースが上がらないのは資料本を読みあさってしまって自由時間を消費してるから・・・って話もあるんですが。(苦笑)
 一応、当時本の資料を参考にしてるんですが、詳細が解らない所はコレクションホール仕様になったり想像で作ったりと、だんだんなんちゃって度合いが上がってきてます。。。(^_^;)

八代仕様のシートストッパーはかなり厚みがあるので、キットのパーツにプラ板とポリパテで厚みを増しました。
意外と形状を出すのに苦戦。
単純な形だけに妙なこだわりが出ちゃうんですよねぇ。。。(^_^;)

カウルは下地を作って、ホワイトで塗装。
赤と黒は塗装するので、まずはマスキング。
ラインを間違えないようにマスキングしたつもりですが、実際に塗装してマスキングを剥がしてからでないと案外判らないんですよねぇ。。。
仕上がりと作業中のイメージのギャップがもうちょっと埋まるようになればいいのですが。(^_^;)

ベース色の塗装が終わった状態。
やっぱりちょっとイメージと違いました。
・・・が、これをシンナー風呂に浸けてやり直す根性はないのでこのまま行きます。(^_^;)

デカールを作りました。
作ったロゴは「PENTAX」3種類、カウルサイドの「NSR」、「DUNLOP」2種類、スクリーンの「HACHI」、ゼッケン枠と「11」です。
あとはキットのデカールをそのまま使います。
シート上のHRCなどは微妙に大きさが違うものがあるので、タミヤのキット(NSR250)から流用します。

デカールを貼りました。
カウルサイドのPENTAXが大き過ぎですね。(^_^;)
このまま進めようかとも思ったのですが、やはり気になるのでデカールを作り直しました。

どうせなので、これでもか!って勢いでPENTAXだらけにしてやりました。(^_^)

作り直したデカールを貼ってみました。
まだなんかどこか違うような気もしますが、修正前よりもかなり良くなった(・・・と本人は思い込んでます)ので、これで進めます。
ちなみにあれだけPENTAXを作っておきながら、結局2つしか使ってないと言うムダの応酬だったのはここだけの話です。(^_^;)

カウル類はデカールを貼り付けた後、クリアーコートをします。
乾燥後、研ぎ出しをしますが、今回は基本に戻って2週間くらい乾燥時間を取るつもりです。
まあ、手が遅いのでシャーシを進めている間に2週間くらい過ぎそうですけどね。(^_^;)


しょうもないこだわりその1。
写真では判りにくいですが、ラジエターサイドにカウルとの緩衝材としてかゴム(スポンジ?)のモールドがあります。
コレクションホールのマシンには付いているのですが、'89年当時の実車写真を漁ってもこのゴムが付いているものを見つけられなかったので削り取ってしまいました。
別にどうでもいいっちゃどうでもいい部分なんですが、こういう部分にこだわるのが楽しいんです。
だからオタクと言われるんですね・・・。(^_^;)

アクセルワイヤーの基部は0.6ミリの真鍮線とWAVEのC-PIPE No.1で製作。
本当は六角プラ棒で再現したいところですが、0.8ミリ対角の棒に0.6ミリの穴を開ける技量はありません。(^_^;)





全日本仕様はカーボンサイレンサーなので、チャンバーステーが必要です。
キットのアルミサイレンサーとは上下の連結位置が違うので、連結用のモールドを削り落とし、位置を変更。
チャンバーステー(ホルダー?)はプラペーパーを細切りし製作。
シルバーで塗装後、カーボンデカールを貼り、リベットを虫ピンで再現しました。
ちょっと失敗した部分もあるんですが、このまま組み付けても違和感なさそうなので、このまま進めます。
こういう細かい部分で精度が上がれば最終の出来映えも変わるんでしょうけど、つい・・・。(^_^;)

エンジンは塗装を独自解釈。
クランクケースをもうちょっと暗く塗れば良かったかも・・・。(^_^;)
キャブレターのファンネルカバーは#40の金網で自作。
オプションのエッチングパーツにも同パーツがあるのですが、自作してみたかったので作ってみました。
キットのクリアーパーツに比べるとかなりいいカンジ♪(^_^)

チャンバーは見る資料によって状態が違います。
これも独自解釈で塗装。
ちょっとイメージと違う気もしていますが、実際に組み付けてたらまたイメージが変わるんで、その時に良い方向に転がることを期待しましょう。(^_^;)



 〜 2015年 3月29日

 製作時間がなかなか取れず、ペースがまったくあがりません。
 1日1時間以内の少ない時間を積み重ね、どうにか完成まで持込みました。
 ・・・が、少ない自由時間で製作を優先したため、途中写真がかなり少なくなってます。(^_^;)

フロントフォークのアクスルボルトはモールドを削り取って六角プラ棒に置き換えます。
中心に穴を空けて、ちょこっとナット感を出してます。
穴がセンターから少しずれてるのは愛嬌ってコトで。。。(^_^;)

キット付属のリアサスのスプリングは無塗装状態。
塗装しても良かったのですが、色が黒だったのでタミヤのキットから流用。
'86NSR500用ですが、ちょうど太さも長さも巻き数も同じようだったので塗装の手間を省きました。(^_^)

ここまで作ったパーツを組み上げます。
インナーフォークにはABCホビーのミラーシートを貼り付けています。
メタルックよりメッキ感が強く、ハセガワのミラーフィニッシュに比べかなり安価なので最近よく使ってます。(^_^)

プラグコードは青色被膜のホビー用の電線の銅線を抜いたものを使用。
こうやって自立してくるとテンションが上がって作業のペースも一気に上がります。(^_^)
反面、作業に集中しすぎて製作日誌用の写真を忘れがちになるんですが・・・。(^_^;)

ハンドルグリップには定番のワイヤリング再現。
今回は0.1mmの洋白線を使いました。
0.1mmだとあまり目立たないので、いつもは0.26mmの針金を使うのですが、グリップのディテールがそれなりにしっかりしてるので0.26mmだとオーバースケール感がハンパなかったんですよね〜。(^_^;)
0.1mmだと模型的に目立ちませんが、スケール感はこちらの方があってますね。(^_^)

ハンドルを取り付け、ブレーキホースなどのワイヤー類を取り付けます。
アクセルワイヤーはモデラーズのプラグコード。
ブレーキホースはハンズで買ったワイヤー入りのチューブをスパイラルカットしたものを使用。
スパイラルカットに関しては再現度は低く、完全に自己満足なんですが、付属のビニールコードと差別化出来るので個人的には満足です。(^_^)

シャーシの完成。
パイピングは素材の置き換えこそしていますが、キット指定以外の場所の追加はしていません。
ステアリングダンパーやハンドル周りなどの接着強度が少し不安な感じがしたので、真鍮線などで補強しています。
それでも折れるときは折れちゃうんですけどねぇ。。。(^_^;)

研ぎ出しの終わったカウルのビスモールド部分に虫ピンを挿します。
スクリーンを取り付けてからシャーシへ取り付けますが、アッパーカウルのエアアウトレットがラジエターに当ってかなり取り付けにくかったです。
かなり広げなくてはいけないので、カウルが割れるのでは?と心配になりましたが、無事装着出来ました。(^_^)

色々とやり残した感はあるのですが、完成してしまえば気にならないのはいつもの通り。(^_^)
あえて全日本、しかも八代車から製作したのですが、次は王道のロスマンズカラーで作りたいですね。
・・・と、言いつつ、現在はシードカラーのデカールを作っているあたり、王道から外れた作風なんですね。
次回製作は何カラーになるのか?乞うご期待!?(^_^)




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