’87年WGP500ccクラスチャンピオンのワイン・ガードナー。 そのガードナーが’85年にライディングしたNSを作ります。 ホンダ・ブリテンからエントリーしたガードナーのNSはシーズン中盤からホイールにマルケジーニを使用してました。 そのあたりを再現していこうと思いますが、はてさてどこまで出来るやら。。。(^_^;) |
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今回使用するキットはタミヤの住所が小鹿時代の当時モノ。 デカールはスタジオ27製。 すでに絶版のこの組み合わせ。 失敗は出来ないというプレッシャーも少なからずあったりします。(^_^;) 一応、作り慣れたキットなんで大丈夫・・・のはず。(笑) |
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キットが当時モノなので、カウルパーツは透明です。 透明パーツは割れやすいとか塗装にヒビが入りやすいとかあるので、アフターサービスで取り寄せた白カウルパーツを使います。 ちなみに塗装にヒビが入りやすいと言うのは人それぞれ意見が違うので都市伝説的な噂ですが、気分的にイヤなので白パーツを使った方がなんとなく安心出来そうかな?・・・と。(^_^;) |
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当時モノのキットだけに、再販モノには入ってないアイテム満載です。(笑) バイクキットカタログや出版物の広告、そしてなにより接着剤の存在が時代を物語ってます。(^_^) さすがにデカールは使い物になりませんが、ロスマンズカラーにするので問題ナッシング。(^_^)v |
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今回、ガードナー仕様NSを製作するにあたり、やってみたかったのがマルケジーニホイール。 ガンマを作った時の自作レジン製ホイールパーツを使用します。 フロントディスクのマウント法など不明な部分があるにはあるんですが、なんとかなるかな? もしダメならコムスターホイルに戻せばいいだけですしね。(^_^;) サイレンサーとシートスポンジは最近’85NSを製作する際、私的スタンダードになりつつある自作レジンパーツ。 そろそろウレタン型がヤバくなってきたんで、パーツ精度も落ちてきてます。(^_^;) |
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キットのタンクはやたらと角張ってるので出来るだけ角を丸めます。 ホントはパーツの裏にパテを裏打ちして削り込むくらいの勢いがいるのでしょうが、とりあえず雰囲気で丸くなればいいかな・・・って程度にしてます。 あまりやり過ぎるとパーツに穴が空いてしまうのでほどほどでやめておきます。(^_^;) |
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チャンバー、サイレンサー、フロントフォークの裏側をパテで埋めます。 スイングアームにある穴もパテで埋めてしまいます。 ’85NSを作る時の毎度の作業です。(^_^) この後の削りの作業が結構面倒なんですよね〜。(^_^;) |
前回製作記をアップしてから、ずっと放置になってました。(^_^;) 製作が完全に止まってたワケではなく、牛歩ながらも少しづつ進んでました。 NSに関してはいつも同じような内容になってしまうので、ついつい更新が怠ってたってのも事実なんですが。。。(^_^;) そんなわけで、今回は一気に完成まで。 |
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今回、スクリーンはバキュームしたものを使います。 で、バキュームのスクリーンを取り付ける為の溝をカウルの内側に彫ります。 |
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スクリーンとカウルはインセクトピンで固定します。 この際、インセクトピンでスクリーンを挿して穴を空け位置決めをします。 バキュームした塩ビ板ってピンバイスで穴を空けようとしても上手くいかないんですよね〜。(^_^;) |
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グレーサフ→ホワイトサフ→GXホワイト→クリアー→ブルーの順でベース色を塗装。 各工程間に1500番のペーパーでの軽い研ぎが入ります。 デカールをスキャンしたものを使いゼッケン部分もマスキングしました。 そうしないとゼッケンベース部分で透けちゃうかもしれないので。(^_^;) あとブルーはいつも私がこの時代のロスマンズカラーのマシンを作る時に使う自己調色品。 クレオスの5番と328番と326番を2:2:1の割合で調合したものです。 この後、デカールを貼る前にもう一度クリアー掛けします。 |
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デカールはジャンクのフレームにセットしながらバランスを見つつ貼り付けます。 デカールを貼り終えたら、糊出しをして乾燥後クリアコートを行ないます。 |
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ガードナー車のフロントフォークについてる整流板はハーフタイプ。 下半分を削り出したら、真鍮線でアンチノーズダイブのラインを追加。 |
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アクセルワイヤーのアジャスターは洋白線と六角プラ棒の組み合わせ。 0.5ミリの洋白線に1.0ミリの六角棒を使ってます。 本当は0.8ミリの六角棒でやりたかったんですが、0.8ミリの六角棒に0.5ミリの穴を空けるコトが出来ずに断念。。。(T_T) どうやっても途中で脇から突き出ちゃうんですよね〜。 技量不足を痛感する瞬間でもあります。(^_^;) ・・・が、無理してもロクなことは無いので、これで妥協しておきましょう。(爆笑) |
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エンジンはほぼ組説通り。 いつものごとくキャブにアクセルワイヤーを追加しただけです。 カウルレスを考慮してないので、ホースバンドすら再現してません。 だったらボルトとかも塗らなくてもいい気もするんですが、そこは最低限のモデラー魂とでも言いましょうか・・・。(^_^;) そこまで手を抜いちゃうとマスターワーク並みになっちゃいますし。(^_^;) |
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リア回りを組みました。 そういや前回の製作記ではマルケジーニと書いてしまってましたが間違いです。 実際はマービックです。 なんでマルケジーニと書いてしまったのか謎なんですが、とにかくマービックです。(^_^;) イビツすぎてマービックに見えないという噂もありますが、本人はマービックのつもりなのでマービックってコトで。(^_^;) タイヤは’86NSR500用を流用しました。 この年代のNSを作る時はよくこのNSRのタイヤを使うんですが、おかげでノーマルの16インチのタイヤが余りまくってます。 なんか有効利用出来ないモンでしょうか。。。(^_^;) |
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フレームとエンジンをドッキング。 さらにリア回りとフロント回りも取付けて、ようやくバイクらしくなってきました。 フロントフォークのインナーはこれまたいつも通りにモデラーズのメタルックを貼り付けてます。 このインナーフォークの再現方法もそろそろ材料切れなので変更しなきゃいけません。 単純にシルバーを塗るのが一番良いような気もしてるのですが、どうなんでしょう!?(^_^;) |
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ステアリングダンパーはNSR250用を流用。 なぜかNSR500のよりも太いんですが、まあ、この辺りはリアルさを追及しているワケではなくて、ないよりもあったほうが「それっぽいから」という理由で付けてますんで。。。(^_^;) |
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アクセルワイヤーもモデラーズのプラグコード。 グリップのワイヤリングは伸ばしランナーで再現してます。 あとリザーバーからブレーキへのホースはクリアーチューブにエナメルのクリアーグリーンで着色したものを使用。 私的NS製作時の定番メニューです。(^_^) |
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タンクのエア抜きチューブを作ります。 モデラーズのクリアーチューブを火であぶり形を作りました。 この作業もずいぶん慣れてきて、最近では一発で形が出せるようになってきました。(^_^) 着色はクリアーレッドを薄く塗り、クリアーピンク風にしています。 写真だと塗りムラが目立ちますが、現物はそんなに気にならないレベルです。(^_^;) それにしてもモデラーズの副資材をかなり使ってますね。。。(^_^;) |
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クリアーコート後、研ぎ出しをしたカウルにインセクトピンを埋めていきます。 カウルに埋めるのはこの3点(片側)だけで、残りはフレームにステーがあってインセクトピンが取付け用のピンになるので貫通しちゃうんですけどね。(^_^;) |
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スクリーンを取付けます。 事前にインセクトピンで穴を空けてあったので、その通りにピンを挿していけば取り付き・・・ませんでした。(^_^;;;;; どうも仮組の際にちゃんと位置出しが出来てなかったようで、いくつか穴が合いませんでした。 しょうがないのでもう一度穴を空け直してスクリーンを装着。 ピンが挿せなかった部分は裏側の目立たないところにセロテープで補強しました。 |
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カウル類を取付けます。 相変わらず作業が荒くて不満な個所も多々あるにはあるのですが、完成しちゃえばさほど気にならないのも相変わらずです。(^_^;) このNSが完成したことで’85WGP500ccクラスのホンダワークスマシンがコンプリート出来ました。 ずいぶんとNSも作りましたが、まだまだ作りたい仕様はたくさんあるので、これからも作っていこうと思います。 |