HONDA NS500 1984
TAKAZUMI KATAYAMA



 2013年 8月10日 〜 2013年 8月25日

最近、’80’sのバイクが次々とキット化されて、私のように’80’s大好き人間には夢のような日々が続いています。
そんな中、タミヤのNS500が'84モデルとして復活しました。
単なるデカール替えだけではなく、一部新規金型でバージョンアップされてます。
自称NS王子と言いつつ、もう1年以上3気筒マシンを製作してなかったので、これは作らなイカンでしょう!!ってコトで製作することにしました。(^_^)
キットはスペンサー・マモラ・片山・ハスラムの4選手のマークが入ってますが、まずは片山車で製作します。
久し振りの製作なので、多少こだわって製作しますが、最終的にどこに着地するのか?
それは根性次第でしょう。(^_^;)
てなコトで、製作開始です。(^_^)

タミヤから満を持して(?)発売になった1984年型NS500。
旧キットに一部新規金型でバージョンアップしての登場です。
それにしても、パッケージがキットの完成品ってタミヤにしては珍しい。
バイクでは初めてでは?

ランナーCパーツの新旧比較と新規パーツのランナー。
上が新パーツで下が旧パーツ。
新しいランナーでは、スイングアームは新規パーツのランナーになっているのでなくなってます。
フレームはエンジンが後載せ出来るようエンジンマウントが別パーツになってます。
リアホイールは17インチ仕様になり、ブレーキディスクも鋳鉄製に変わって、キャリパーも新規パーツになっています。
後はリアサスペンションと'84以降の円筒型サイレンサーが新規パーツになっています。

こちらはタンクの新旧比較。
上側が旧パーツ、下が新パーツ。
新パーツでは全体に薄くなって、ニーグリップ部分のえぐれの位置が変わってます。
タンク上面の形状も変わってます。
これらの変更点は'83と'84の違いと言うよりは、旧パーツが似てなかったから変更した・・・ってトコでしょうか?
まだ形が違うんですが、わざわざ変更してくれた意気込みを買いたいところです。←超上から目線。(笑)


リアホイールの17インチ化に伴い、タイヤが変更になっていますが、キットのタイヤは'98NSR500のものを流用しています。(写真上)
'84年当時のラジアルタイヤにしてはサイドウォールの厚みが少なく違和感があるので、'86NSR500のタイヤに交換してみました。(写真中)
・・・が、リム幅が合わずに断念。
せめてタイヤの方が広ければ3枚下ろしとかも出来たんですけどねぇ。(^_^;)
色々考えた末に、前回'88ガンマを作った際に使ったYZR-M1用のタイヤをチョイス。(写真下)
16.5インチのなんですが、キットのまま使うよりも私的にはイメージが近いので、まあ、ここは雰囲気重視で。(^_^;)

シートラバーは'84以降は形状が違います。
以前'85年式を作った際に作ったラバーの複製品を使います。
シリコン型がそろそろ限界なんで、バリが出まくりです。
これならキットのパーツを改造した方が早かったかも。(^_^;)

カウルは旧キットから特に変更はありませんでした。
正直、キットのNSのカウルは実車とかなりイメージが違うので、今回は大改修。
・・・って、実は以前に作りかけて放置していた部品を引っ張り出してきました。
アウトラインを中心に結構イジってます。
まだ納得出来るようなレベルではないんですが、納得するまでイジってたら完成しないのでこの辺りで妥協します。(^_^;)
右がキットのまま、左が改修後。
結構形が違うんですが、単体だと誰も気付いてくれないんですよねぇ。。。(^_^;)

下1気筒チャンバーのエンド部分をカットしてサイレンサーに取り付けて、パーツの分割を実車と同じ位置に変更しています。
足元のサイレンサーは裏打ちと同時にエンドパイプを真鍮パイプに置き換えてます。


ステップホルダーは'83と'84では形状が違うので加工。
こんな細かいトコやっても誰も気付かないんですが、まあ、ここはこだわりってコトで。(^_^)

'84の片山車はスイングアームの穴を埋めた仕様でした。
なので、プラパイプを薄く切ったものを貼り付け、それらしく加工。
こんなトコをイジっても・・・以下同文。(^_^;)



 〜 2013年 9月22日

仕事が忙しいだの、子育てに追われてるだのと言い訳をしつつ牛歩状態のNS。
実際に時間が取れないんでホントに進みが遅いんですが、なんとか進めてます。(^_^;)
時間がない中、むりやり製作してるって感じなので、製作記用の写真も若干サボり気味になってます。。。(^_^;)

フロントフォークのボトムエンドは六角プラ棒を薄切りしたものを貼り付け、ボルトを再現します。
ちょっとしたコトなんですが、結構目立つ場所だったりするので効果は大きい・・・かな?(^_^;)

アクセルワイヤーの基部は0.5ミリの真鍮線と0.8ミリの六角プラ棒で再現。
NS500を製作する時の私的スタンダードな手法です。(^_^)

カウルは下地処理の後、フィニッシャーズのファンデーションホワイト→クレオスGXホワイト→GXスーパークリアーと塗装を進め、マスキングします。
カウルは結構形をイジったので付属のマスキングシートだと微妙に合いませんでしたが、なんとかつじつまを合せてマスキングしました。

カウルの形を変えてるので、カラーリングはキットのデカールを使わず全て塗装で塗分けました。
赤はクレオスのGX3ハーマンレッド、青はタミヤTS-15ブルー、黄色はクレオス4の黄色と329キャラクターイエローの混色。
若干、塗分けラインがガタガタになったような気もしますが、とりあえず気にせず進めます。(^_^;)
この後、デカールを貼る前に一度クリアーを吹いて、乾燥後、軽く表面をならしておきます。

キットのデカールには青部分の塗分け用デカールはあるのに、なぜかゼッケンベースは塗り分けに対応していません。
つか、カウルサイドのゼッケンベースにいたっては単体のデカールすらありません。
だもんで、ゼッケンの枠は自作しました。
キットのデカールから枠だけ切り抜くのも考えたのですが、面倒くさそうなのでやめました。(^_^;)

デカールを貼り終え、クリアーコートをしました。
すると、どうしたことでしょう!
デカールに見る見るシワが寄ってくるではありませんか!
これには匠も困ってしまいました。(ビフォーアフター調で)(^_^;)
普段通りの手順でクリアーコートしたつもりだったのですが、少し吹きすぎたのでしょうか?
このデカールは耐シンナー性が低いような気がします。
カルトデカールと言ってもさまざまですからねぇ。。。←自分の腕のなさは棚に上げておきます。(^_^;)
さて、これをどう修復するか。
悩みどころです・・・。(^_^;)

チャンバーは焼けの表現方法を少し変えてみました。
1984年当時の雑誌に載っていた広報車(?)のチャンバーの焼けを目指してみましたが、どうも感じが上手くつかめませんでした。(^_^;)
たぶん実戦仕様はもっと黒い部分が多いと思うのですが、実戦車のストリップ画像って写真ではほとんど見かけないので、良く判らんのですよねぇ。
ビデオだと「甦るヒーロー 片山敬済」なんかで見れるのですが、さすがにビデオだと微妙な色合いまでは判りません。。。(^_^;)
ちなみに塗装はクレオスのクロームシルバー→ガイアクリアーブルー→ガイアクリアーブルー+クリアーレッド(赤味寄りのクリアーパープル)→ガイアクリアーブラウン→クレオスブラック→クレオススモークグレー→クレオスクリアーブラックの順で塗装。
見た目以上に手間が掛かってます。(^_^;)

インナーフォークのメッキ部分はABCホビーのミラーシートを使用。
ハセガワのミラーフィニッシュよりやや光沢感が劣りますが、メタルックよりはかなり上だと思います。
曲面の追従性でやや扱いにくいところもありますが、フォークのような単純な形状のものに貼り付ける分にはまったく問題がありません。
なにより価格がB5サイズで800円とリーズナブルなので、これからはこれが私的定番化していきそうな予感満載です。(^_^)

シリンダーのボルトモールドは虫ピンに置き換えました。
単純に塗装するより楽かな?と思ったからやってみたのですが、実際に塗装するより楽でした。(^_^)
今まではエナメルのシルバーを筆塗でちまちまと塗っていたのですが、案外こう言う細かいところの塗分けって面倒なんですよね〜。(^_^;)

今まではエンジンを完成させてからフレームに挟み込んでいたのですが、このキットではフレームを先に完成させてエンジンを後載せ出来るようになっています。
下側1気筒のシリンダーをエンジンをフレームに載せた後で接着するようになっているので、事前にしっかり仮組みをしておかないと、腰下とシリンダーとの間に隙間が・・・なんてことになります。
・・・私?
なったから書いてるんです。(^_^;)
まあ、修正はそんなに手間ではないのですが、いかんせん塗装が終わっているだけに気は使いました。
いやぁ、仮組みはしっかりしておくものですね。(^_^;)



 〜 2013年 10月31日

前回更新後、仕事が忙しすぎて、まとまった時間をまったく取れない状況でした。
そんな中、無理やり30分とか1時間とか小さな時間を作って製作を進めました。
だもんで、製作するのが精一杯で写真がほとんど撮れてません。(^_^;)
完成写真からの流用もしつつ、今回は完成までの製作記となります。(^_^;)

リアタイヤはミシュランのタイヤマークを貼りました。
タイヤマークはNSR500'86の旧キットから流用。
味の素NSR250にも同じマークが入ってるので、アフターサービスでまだ購入可能かもしれません。
タイヤはYZR-M1から流用。
個人的にはキットのタイヤよりも雰囲気があってると思ってます。(^_^)

フロントのブレーキディスクは以前スタジオ27から出ていたNS500ディテールアップパーツを使用。
エッチングパーツを使うのは久し振りです。
基本的には特にエッチングのディスクを使う主義ではないのですが、穴開きディスクを再現したかったので使いました。
キットのパーツにこれだけの穴を開けるのは大変ですからねぇ。。。(^_^;)
ちなみにフロントタイヤにはタイヤマークは貼りません。
この頃はラジアルとバイアスを使い分けてたようですし、資料の写真にもリアだけロゴが入ってるパターンが多かったので。(^_^)

デカールがシワだらけになったカウルですが、地道にペーパー→クリアコートを繰り返し、なんとか気にならないレベルまで修復。(^_^)
良く見るとデカールが割れた形跡がありますが、これで我慢します。
しかし、修復にかかった時間と手間を考えると、シンナー風呂につけて塗装し直せたんじゃないか!?と思っているのはここだけの話です。(^_^;)

この辺りから写真を撮らずに製作を進めてたので、完成写真からの流用です。(^_^;)

ハンドル周りは軽いディテールアップを施してます。
まず、アクセルワイヤーはモデラーズの0.45ミリのプラグコードを使用。
グリップには0.24ミリのステンレス線でワイヤリングを追加。
ブレーキのリザーバータンクとシリンダーを繋ぐチューブはクリアチューブに交換。
フロントサスにつけているお守りはスタジオ27のエッチングパーツ。
ブレーキホースはハンズで購入したワイヤー入りのチューブのチューブ部分にカッターで切目を入れたものを使用。
ラジエターホースのバンドは0.24ミリのステンレス線。
結構コマゴマとやってます。(^_^)

それぞれに仕上げたパーツを組み上げてシャーシが完成。
リアサスのリザーバータンクを留めているインシュロックはデカールを細切りしたもので再現。
キットのデカールの白部分を切り刻んだのですが、もうちょっとくすんだ感があっても良かったですね。(^_^;)

研ぎ出しの終わったカウルのビスモールド部分に虫ピンを挿します。
シャーシにカウルを取り付けて、アツシバシブランド製の塩ビスクリーンを装着。
カウルをイジっている関係でそのままでは付きませんが、切り出す場所をちょっと変えてなんとか違和感なく取り付きました。(^_^)
最後にタンクのエア抜きチューブを取り付けて完成です!(≧∇≦)

久々のNS500の製作でした。
今回はカウルを大幅にイジりましたが、そのせいでシートカウルの似てなさが浮き彫りになった感があります。
・・・とは、言うのもの、やはり完成させると嬉しいので、そういう細かいことはとりあえず置いていくのはいつもの通り。(^_^;)

次はシートカウルもイジってみようかなぁ・・・と思いつつ、素組みでバリエーション増やすのもいいなぁ・・・とか思ってます。(^_^)
ホントにNSはバリエーションが尽きませんからねぇ。(^_^)




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