HONDA CB750F

 2007年 12月15日 〜 2008年 2月2日

モデラーGPの参加作品であったモリワキZERO-X7は、ほぼスクラッチの作品でした。
スクラッチのような疲れる作り方(?)をした後はさらっと素組みで何か作ろうと思いつき、ベースにしたキットを素組みで作る事にしました。
最近はレーサーばかりで久し振りに市販車を作りたいと思ったのもあったのですが。。。(^_^;)
今回はあまり手を加えずにさらっと組みたいと思います。(^_^)

と、言うワケで今回はこのキット。(^_^)

このキットは現行品ですが、古い金型のキットなのでなにかと苦労は多そう・・・と言うか絶対多いです。(^_^;)

まずはパーティングラインを消すためにパーツのメッキを剥がします。
キッチンハイターを入れた桶に一晩パーツを浸けておきました。
本当はそのまま使いたいところなんですが、やっぱりパーティングラインは消したいので。。。(^_^;)
・・・が、ヘッドライトのリフレクターだけはキットのメッキのまま使います。
ライトのクリアパーツの下は明るい方が映えるかな〜と思ったので。
このパーツは特にパーティングラインもないですし。(^_^)
あとで塗装するにしてもメッキほど明るくはなりませんからね。(^_^;)

エンジンのパーツは仮組みを繰り返してパーツのすり合わせを行いました。
そのまま組んじゃうと特にカムカバーの辺りに隙間が多くなっちゃうんですよね〜。(^_^;)
こういう作業は古いキットの醍醐味です。
・・・と言う事にしておきましょう。(^_^;)

塗装前に接着出来るパーツは全て接着。
その後、各パーツのパーティングラインを消しました。
パーティングライン消しと同時にバリ取りとヒケの修正もしてます。
これだけのパーツの下地処理に休みを1日潰しました。(^_^;)

今回は素組みで・・・と言っていたのですが、リアサスのスプリングがモールドで再現されてるのが気に入らないので、ここだけは改造します。
スプリングのモールドを削り取って、ダンパーのシェルを削り出します。
そこへプラパイプを薄く輪切りにして貼り付け、スプリングの受け皿を作りました。
白い部分はスプリングのガタを抑えるガイドです。
シャフトはWAVEの1.6ミリの真鍮パイプを使用しました。
上が加工前、下が加工後。
長さを合わせるのが結構面倒でした。(^_^;)

スプリングはCB750Fカスタムチューンの物を使用。
実車のノーマルCBのリアスプリングはシルバーメッキなので、スプリングの塗装を剥がして磨きます。
一般的なシンナーでは剥がれなかったので、ペーパーとリューターを駆使して塗装を削り落としました。
上が加工前、下が加工後。
この塗装剥がしだけで2時間くらいかかってます。
手軽に素組みが今回のテーマだったのに・・・。(^_^;)

外装の塗装です。
今回は派手にゴールドで塗装します。
もちろんタンクには「百」と書いてクワトロ・バジーナ仕様で・・・・って、そんなワケありません。(^_^;)
この色は下地です。
今回は純正のキャンディブルゴーニュレッド(早い話がキャンディーレッド(^_^;))で作るための下地塗装です。
この上にクリアーレッドを塗れば、キャンディーレッドになる・・・はず。(^_^;)
下地にシルバーも考えたんですが、それだと単なるメタリックレッドになりそうな気がしたので、下地をゴールドにしてみたのですが、果たして上手くいくのか・・・。(^_^;)


 〜 2008年 2月10日

基本的に素組みと言うこともあり、パーツの下地処理に時間がかかった以外は思ったよりスムーズに製作は進みました。
特に塗装で細かい部分の塗り分けが少なかったのが大きな要因でしょうか?(^_^)
と言うワケで、今回は完成まで。(^_^)

下地のゴールドの上にクリアーレッドを吹きつけます。
色つきのクリアー塗装はムラになりやすいので、出来るだけムラのないように吹きましたが、ムラを整えてるうちに吹きつけ過ぎて思っていたよりも濃くなってしまいました。(^_^;)

でもまあ、なんとかキャンディーレッドっぽくなったのでヨシとします。(^_^)



メーターはインジゲーターランプ部分にひと手間掛けました。
下地にメタルックを貼り付け、その上からクリアーカラーで着色。
筆塗りだったので筆ムラが出てますが、ま、雰囲気ってコトで。。。(^_^;)

メッキを剥がしたフロントフォークはアウターボトムを塗装。
デカールを貼った後、半艶のクリアーをかけて、インナーチューブにメタルックを貼りました。
いつものGPマシンと違い、ライトステーがあって邪魔なので、ちょっと貼りにくかったです。(^_^;)

 

車体周りを組んでいきます。
本来はエンジンを組んだ後、フレームを接着するのですが、それだとフレームの合わせ目を消せないので先にフレームを接着。
その後、エンジンをクランクケースからカムカバーまで下から順に載せていきます。
実車のフレームにエンジンを載せるノリですね。(^_^)

メッキパーツだったパーツはクレオスのメッキシルバーで塗装。
マフラーなどは結構メッキの感じが出てたのですが、組み付ける際に触るだけで艶が落ちてしまいました。。。(T_T)
塗装が剥げるようなコトはなく、塗膜そのものは強いようなのですが、表面の艶やかさを保つにはそれなりに気をつけて扱わなければならないようです。(^_^;)

ちなみにエンジン、キャブレター、マフラー、ステッププレートはそれぞれ違うシルバーを使って色味を変えてます。

ホイールのリムとスポークの縁はエナメルで筆塗り。
さすがにこれをマスキングしてエアブラシで塗る根性はありませんでした。(^_^;)

 

 
外装や保安部品を付けていきます。
外装はデカールを貼った後、クリアーコートをし、軽く研ぎ出しています。
実車もストライプはシールで段差があるはずなので、デカールの段差を消すところまで研いでいません。
あくまでも艶を整える為の研ぎ出しです。(^_^)

ウインカー、テールランプはリフレクター部分にメタルックを貼り付けてます。
でもレンズ部品を付けてみると、思ったより効果薄だったですね。
素直にクロームシルバーを筆塗りした方が早かったかも。(^_^;)

シートはリアフェンダーなどと色味を変えるために、セミグロスブラックにグレーやブルーで調色しています。
ちょっとグレーを入れ過ぎたかなぁ。。。(^_^;)
 

ミラーはメッキシルバーで塗装。
ミラー部分もメッキシルバーで塗ってみたのですが、キットのメッキの方が良い感じに見えたのでジャンクで余っていたので、元のキットのメッキパーツを使用。
メタルックも貼って見たのですが、ここはキットのメッキに軍配が上がりました。(^_^;)


ミラーやステップなどの細かい部品を取り付けて完成です。(^_^)

いつも作っているレーシングマシンとはまた違った楽しさがありました。
市販車なんで、自分の好きなようにカスタムして作ろうかとも思ったのですが、今回は「ドノーマル」にこだわって作ってみて、それゆえにCBのカッコ良さを再認識したってカンジでした。(^_^)

国内仕様の純正色であるキャンディブルゴーニュレッドも再現出来た(・・・と自分では思ってます。笑)ので、満足度は高いです。(^_^)

カウルの無いバイクはエンジン部分がすごく映えるので、今度はもっと作り込んで作ってみたいと思います。

次はカタナかCBの巨摩郡仕様を作ろうかなぁ。(^_^)




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