2007年4月に亡くなった阿部孝夫氏を偲んでの製作でした。
’85NS500の全日本カラーはいつかは作りたいマシンだったのですが、まさかこんな形で製作を開始するとは思わなかったのですが。。。
作品は’85年の実戦仕様のつもりで製作。
茂木にあるホンダコレクションホールに阿部氏のマシンが展示していますが、それとは仕様が異なっています。
製作の際には当時の全日本ホンダのエースである木下恵司のマシンの写真を資料にしました。
同じワークスチームだし、マシンの仕様もほぼ一緒みたいだったので。(結構いい加減な検証ですね。(^_^;))
ディテールアップは私的にNSを作る時の定番個所に加え、この年の全日本車の特徴であるアッパーカウル正面のラウンドを大きくする加工をしています。
前後タイヤをインチアップして17インチ仕様にしています。
フロントディスクは’86NSRから流用。
フロントフォークはNSのインナーフォークにアウターを’86NSR用を加工して合体させています。
これが意外と簡単だと思ってやってみたら苦戦しました。(^_^;)
フロントフェンダーはNSR用を前後延長して使用。
シートスポンジを’84型以降で使われたタイプに加工してます。
カラーリングはマスキングによる塗り分けです。
デカールはゼッケンの数字と枠をはーださんに戴いたものを使用した以外は全て市販デカールの流用です。
ゼッケンの数字と枠は自作のも用意してあったのですが、はーださんに戴いたデカールの方が大きさ・形共に正確だったので。。。(^_^;)
その他にもカウルの取りつけステーを変更したり、結構小技を効かせてます。(^_^)
結構苦戦したのですが、阿部さんが全日本GP500ccクラスで最後に参戦した年のマシン(最後の参戦マシンはNSRなんですけどね。(^_^;))を製作完成出来たコトは嬉しいです。
私にとっては追悼に意味もこめてますし。。。
製作日誌で制作過程を紹介していますので、よろしければそちらもご覧ください。
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