HONDA NS500 1985
Wayne Gardner

'85年にワイン・ガードナーが全日本ロードレース開幕戦BIG 2&4の
GP500クラスに参戦した時のマシンです。
キットはタミヤ製「Honda NS500 '84」を使用。

アッパーカウルの形状を中心にカウルの形状はかなり変更しています。
シートカウルも上面の角度を変更。

カウルビスは虫ピンに交換。

判りにくいですがアクスルシャフト固定ボルトを再現。

判りにくいですがシートカウルのスリットを開口。
スクリーンはあつしばしブランドの塩ビ製に交換。

 タンクのエア抜きホースはクリアチューブに変更。

 上2気筒のチャンバーは取り付け基部をフレームから一度切り離し
チャンバーの裏打ち後、再取りつけ。

アクセルワイヤーの基部を製作。
アクセルのワイヤリングは金属線で再現。

インナーフォークはABCホビーのミラーシートで再現。
ブレーキホースはワイヤー入りのチューブからワイヤーを抜き
内部をエナメルで墨入れしてワイヤーが入っている風にしてみました。
 

製作エピソード

 1985年 全日本ロードレース開幕戦 BIG2&4にスポット参戦した、ワイン・ガードナーのNS500です。
 WGPではホンダ・ブリテンから参戦でしたが、全日本ではHRCからの参戦だったこともあり、レギュラーシーズンを戦ったNS500とは細部が違いました。
 その辺りも考慮しながら製作してみました。

 ベースにしたのはタミヤの'84NS500。
 タミヤのNSは横から見た際のカウル形状が実車のイメージとかなり違うので、出来る限り自分のイメージに近づけてみました。
 大きく変更したのは、側面から見た際のアッパーカウルのラウンド形状と、カウルの前端のホイールアーチ(?)の形状。
 アッパーカウルはスクリーンが取りつく面を直線化して、アッパー正面部分だけラウンドアップするように修正。
 スクリーンが付く面の後端を斜めから真っすぐになるように修正。
 アッパーカウル正面は横から見て上半分を2ミリほど前方に延長。ノーズのラウンドを緩やかにしています。
 カウルの側面は前方部分のアーチを横から見て最大で3ミリほど延長して、アーチが直線っぽくなるように修正しています。
 他にもナックルの形状や、そこからのアウトラインも変更しています。
 Gallery1の1984年ハスラム車と比較してもらえれば違いが判ると思います。
 またシートカウルはカウル上面の後端部分を2ミリほど詰めてます。
 座面部分の高さは変えていないので、尻上がりが多少解消されています。

 カウルの塗装ですが、ロスマンズブルーは自己調色。
 デカールはスタジオ27の極初期ロット品を使用。
 発売当初は気にならなかったのですが、今の眼でみると印刷ずれや解釈違いなどがあり、ライン以外はほとんど別のデカールから流用。
 ロスマンズロゴも王冠部分が白いアーチがあるタイプだったので、同じくスタジオ27のタバコロゴのセットから流用しています。(ベースのデカールは白いアーチがないタイプ)
 あとは、スクリーンを塩ビ製に交換したり、カウルビスを虫ピンに交換。
 シートカウルやカウルサイドのスリットを開口したりしています。

 シャーシは、うえさん的スタンダード仕様。
 チャンバーの裏打ち、カウルステーのインフレーム化、アクセルワイヤーの基部とワイヤー追加、下側サイレンサーエンドを真鍮パイプに置き換え、インナーフォークはメタルシールで再現、アクセルのワイヤリング再現・・・と言ったところでしょうか。

 久し振りにNSでこだわって製作し、理想のNSへの道を1本増やせたってカンジがしています。
 ただ、理想のNSまでは、まだまだ道程が長そうですけどね。(^_^;)

 

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