HONDA NS500 '87
OSAMU HIWATASHI

'87年に樋渡治が全日本ロードレース500ccクラスに参戦した時のマシンです。
キットはタミヤ製「NS500 GRANDPRIX RACER」を使用。
それに'86 NSRの足回りと自作デカールを使用しています。

前後足回りは'86 NSRから移植
タンクのエア抜きチューブをクリヤチューブで再現
カウル類のビスは虫ピンに交換

'87仕様の特徴であるサイレンサーは自作品

シートカウル上部のスリットを開けています。

  


アクセルグリップのワイヤリングを再現。
 


 

NSのコンパクトさが良く判るストリップ状態
基本的に車体は’84型とのことです
ホースバンドはメタルックで再現

インナーフォークはメタルックで再現
下1気筒分のチャンバーの形状は適当です (^_^;)
アクセルワイヤーなんかも追加しています

以前製作したNSR八代号と並べてみました

 

 

製作エピソード

 

 以前、製作したモリワキNSRのデカールデータを流用してNSを製作したいと思っていました。
 モリワキも好きでNSというマシンも好きな私にとっては格好の題材でした。
 キットのNSそのままでは、’87モデルと大きく違うため私の技術では無理だと思っていたのですが、資料を集めているうちに、モリワキNSは’84モデルの改良型であることが分かりました。
 これならなんとか製作出来ると思い、製作を開始したというワケです。

 モリワキNSというと’86年に全日本にも参戦していたのですが、’87年の全日本ロードレース第3戦鈴鹿で並み居る最新型ワークスマシンを退けて優勝した時のインパクトが強く残っていたので、その時のマシンを再現しようと思い製作しました。

 車体は、キットのフレーム&エンジンに’86NSRのフロントフォーク、前後ホイールを移植。
 下1気筒のチャンバー後部を延長し、サイレンサーを自作。
 後ろ2気筒分のサイレンサーも自作品です。

 キットでは省略されているアクセルワイヤーをモデラーズのプラグコード0.56ミリを使い再現。
 ラジエターホースのバンドはメタルックを細切りしたもので再現。
 その他、アクセルグリップにワイヤリングを再現したり、カウルのピンを虫ピンに交換したりしています。

 デカールは以前製作したモリワキNSRのデータを流用して、パソコンで製作。
 思った以上に流用出来るデータが少なくて、結局ほとんど作り直してしまいました。
 当初、雑誌や’87年当時のレース画像を参考に製作を進めていたのですが、途中でちからんさんに資料写真を送っていただいたので、疑問に思っていた点がずいぶん減って助かりました。
 ちからんさん、その節はお世話になりありがとうございました。m(_ _)m

 カウルの塗装はブルーにクレオスの65番インディーブルー、イエローは4番のイエローを使用。ゼッケンベースの赤は塗装です。

 思った以上に難航した製作でしたが、完成してみると思った以上にカッコよかったので良かったです。
 そのうち、’86モリワキNSも作ってみたいと思います。
 
 「製作日誌」で製作過程を紹介していますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

Back

Model

Home

実車について