情報センター通信No.11
2000.11.30発行


こんな商店街(まち)あったらいいな!

柳沢秀秋(町田一番街会長)


9月16日(土)実施された「フェスタまちだ」のプログラムの中で、「こんな商店街(まち)あったらいいな!」というタイトルでシンポジウムが開催された。
このシンポジウムの目的は、今、この町田の中心街である原町田の商店街が抱えている様々な問題を市民の立場で考えようと言うことで、今回は、第1回目ということと、時間的な制約のなか問題提起だけで終了したが、その中でいくつかの問題点を私個人の意見として、このタイトルにあるように「こんな商店街(まち)あったらいいな!」と結論づけてみたい(夢見てみたい)。
まず、この「まち」と謳っているエリアは、下図にある約30haの地域である。そして基本コンセプトは「ゆとりある」「安全」「快適」の3要素である。

1.商店街の道幅が狭く、その中を配送車が1日中運行していて危険である
(私たちの夢 1)
昨年第3セクター「(株)町田まちづくり公社」が設立され、この公社の事業として荷さばき事業がある。荷さばき事業とは、この中心商店街に送られてくる荷物を、配送センターに集中集荷させて、そこから各店へ配送する仕組みである。
このような仕組みをつくる事によって、配送トラック等が街中へ入り込まないでお客さまが安全に買物ができる。そして各店に配送する車も、電気自動車等環境に配慮した車を使い、欲をいえば、ディズニーランドなどを連想するおとぎの国の車のデザインを施せば、街の景観ももっと楽しくなると思う。
また、この仕組みを使って逆配送で、お客さまが買った商品を宅配することも可能である。荷物を持たなければ、手ぶらでもっと街をゆったりと散策でき、非常にゆとりある時間を過ごせると思う。そして車で来街する必要もなくなる。

2.現在、都道3-4-11号線(東急広場から、町田街道を結ぶ25m道路)が車中心の4車線道路として整備されつつあるが、中心商店街の商店を阻害する恐れがある。
(私たちの夢 2)
もともとこの道路は、昭和37年に計画された道路で、現在の商業環境の中では、なかなか整備できないでいた。そんな中、数年前に多摩モノレールを導入するということで、急遽モノレール導入路線として整備を始めたが、このモノレールも現在の進捗状況では町田を走るのは20年先だろうという噂である。
この道路は、今後、中心地域の街づくりにとって、大変重要な道路であり、運用の仕方によっては大変魅力のある空間となる。
私たち商店会は、数年前に行政にこの道路の運用に対しての要望書を提出した。
理念として
・自然環境問題に配慮した街
・人間中心とした街
・都市アメニティのある街

この様な理念をふまえて、この空間を催物場として使える場所とする。また、災害時に緊急避難場所にもなれる。そして、緑あふれるコミュニティー道路とする事がこれからの町田にとって大変な魅力となるだろう。

以上、まだまだ問題点、たとえば青少年問題等多々あるが、できるところから一歩一歩ぬり絵をしていきたいと思う。
「あきらめずに」「あきずに」「コツコツと」そんな気持ちが明日の町田をつくりあげると思う。



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