2nd 北海道キャラバン
(4日目〜6日目)

【4日目】
8月14日(土)
7時起きと珍しく早起きでした。(苦笑) この日の予定は9時の開店を待って六花亭、その後は朝飯兼昼飯で豚丼のぱんちょう、南富良野に移動して空知川でのラフティングです。
朝一のコーヒーを飲んで撤収作業…、ご一緒した皆さんにお別れのご挨拶をして8時半に勝毎花火会場十勝川河川敷を後にしました。
15分程で六花亭に到着。 店の裏にある駐車場にJerry家、涼&紘家、けいひよ家、我が家の4台全てが駐車出来ました。 9時の開店を待って店内へ…、正面入口からの方が微妙に早かったのか、限定販売のサクサクパイを買うための行列は既に始まっていました。 このサクサクパイはこの場所でのみ販売されており賞味期限も3時間とデリケートなもので、一昨年より値上げされ(詳しくは六花亭のHPを見て)ていましたが、それでも十分にお値打ち感のある味とボリュームは健在でした。
六花亭の後は車を駅前のコインパーキングに移動して豚丼の老舗ぱんちょうに向かいましたが、ここは流石に人気店で11時の開店前から行列が始まっていました。 先頭からは20人目位だったかな…、4家族16名の団体でしたが大して待つこともなく席に着きました。 因みにメニューは肉の量で松竹梅と分かれていますが、松が一番量の少なく肉が3枚、ここは普通の松竹梅と逆で梅が一番量が多く肉5枚となり上等です。 炭火で焼いた厚めの柔らかい豚肉と甘辛のたれは、これぞ豚丼の原型といった感じで大満足!是非、ご賞味あれ!
満腹になった腹を抱えながら車に戻り12時過ぎに帯広市街を出発、国道38号を4縦走で爆走し、14時スタートで予約の入れてある南富良野の北海道アドベンチャーツアーズに向かいました。
1330     北海道アドベンチャーツアーズ(通称Hat!)に到着。
到着後、参加手続きをして用意されているウエットスーツに着替え、ヘルメットとパドルを持ち送迎バスに乗りラフティングのスタート地点に向かいました。

参加手続き中

バスの車窓から

Jerry、おぎぱぱ艇

涼&紘、けいひよ艇
今回は家内と三男は居残りとなりましたがHat!で洗濯機を借りて渡道初の洗濯、そして昼寝をしていたようです。 ラフティングの方は予想以上に水量が少なく、また、落差のある場所も殆どなくラフティングに抱いていた過激なイメージは全く体験出来ず拍子抜け…、4家族で参加したのでそれなりに楽しかったですが不完全燃焼でした。 そうそう、最悪なのはゴール地点から陸揚げしたラフトボートの自力運搬付きで、急な階段を含め50mを死ぬ気で運びました。 まあ、この辺りの感じ方は人それぞれでしょうがマイナスポイントだと思います。
17:30     北海道アドベンチャーツアーズを出発。
黒岳に向かう涼&紘家とJerry家とは国道に出た所で別れて旭岳に向かう我が家は美瑛に向かうけいひよ家と共に国道38号で富良野方面へ。 18時過ぎには富良野駅入りをし、駅前の農協で買出しを済ませ、美瑛の山頭火で19時半過ぎに晩飯となりました。
山頭火は東京にも出店していますが態々食べには行きませんね。 一時、山頭火やすみれのカップラーメンも発売され嵌った時期がありますが、やはり正真正銘本物の味は美味しかった。 塩、味噌、醤油と全て注文しましたが、やっぱり塩がお薦めかな。 こちらも是非、ご賞味あれ!
で、晩飯の後は東神楽にある森のゆ花神楽に向かいました。 森のゆ花神楽には20時半過ぎに到着。 キャンプ場に隣接するこの施設、日帰り入浴料は大人は600円で子供は300円とこの辺りの相場かな。 時間も気にせずのんびり湯に浸かり、ラフティングの疲れも2日分の汚れも落としてサッパリ!…癒されたぁ。
入浴後、体の火照りを鎮めるため車外で涼んでいるとけいひよさんが戻ってきました。 暫くけいひよさんと立ち話をしていると長風呂な女性陣も戻ってきたので移動の準備…、22時半過ぎにけいひよ家とお別れして我が家は旭岳ロープウエイ乗り場の駐車場に向かいました。
旭岳ロープウエイ乗り場の駐車場には1時間も掛からずに到着。 でも、行き止まりになる夜の山道は寂しく怖いもの…、暗闇にキラッと光るキツネの目にはマジで驚きました。
で、到着後は既に子供達は夢の中、缶ビールを飲みながら家内と出発時刻や登山の持ち物などの確認をしました。 明日は旭岳ハイキング〜晴れますように!#就寝時間不明。
【5日目】
8月15日(日)
7時には全員起床。 家内はちょっと早めに起きてご飯を炊き、朝飯の準備と昼飯用のおにぎりを作っていました。 本日の予定は旭岳ハイキング!天候と体力を見ながら山頂を目指すつもり。 で、外に出ると雲が多いものの概ね良い天気…、ロープウエイの始発は既に動き出しており朝飯を食べて準備を急ぎました。
しかーし、準備も終えて活動開始となった8時過ぎ、家内が体調不良を訴え活動機能緊急停止。 本人は「少し休めば」とは言っているものの、山頂まで行けば2,290mと結構な高さなので無理は禁物、下山も已む無しかなと…。 そう、数日前までロープウエイは滑車破損が原因で運休しており、渡道してから運良く運転再開となっただけなので諦めもつくというものです。(苦笑)
何れにしても体調不良では移動も出来ませんので、暇つぶしに子供達と乗り場で行き交うロープウエイを暫く眺めていました…。 1時間程した頃だったか家内から携帯に「大丈夫だから」と連絡が入り活動再開。 じゃらんクーポンでチケットを購入、9時45分の便で山麓駅を出発しました。

雲中の姿見駅

後方に旭岳

旭岳の植物
鏡池
擂鉢池

旭岳に向かって

遊歩道

旭岳の噴煙

姿見の池で休憩
山麓駅から約10分で姿見駅に到着。 生憎というか標高的にというか姿見駅は雲の中にあって、時折、雲の切れ間から陽射しがある程度で肌寒く感じました。 防寒も兼ねて子供達には合羽着させ、先ずは全長1,700mの遊歩道を通り姿見の池に向かいました。
姿見駅に近い遊歩道周辺は多くの高山植物が咲き乱れ広大な花畑。 夫婦池(鏡池&擂鉢池)を過ぎた辺りから足場も悪くなってきましたが、傾斜はきつくないので3歳児でも自力歩行は可能です。 快晴であれば雄大な大雪山脈を見渡すことも出来そうですが期待薄…、姿見の池に着く頃には時間を掛けて上ってきたこともあり11時近くになっていました。 噴煙はそこかしこに見えますが、生憎、山頂は雲に隠れて望むことは出来ず、勿論、姿見の池に旭岳が映し出されることもありませんでした。(涙)
ふと、黒岳方面を見ると雲ひとつない快晴…、この日は涼&紘家、Jerry家が黒岳登頂にチャレンジしており、山頂に重苦しくのし掛かる雲、突如起こる風雨にフラストレーション溜まりまくりでしたねぇ。#悔しい!
で、風も冷たく小雨も降ってきたので近くにあった石室で15分程待避。 暫くするとパッと明るくなったので外に出て空を見上げると、何と雲の流れが急に早くなり青空が広がり始め、旭岳山頂までもが勇姿をあらわにしようとしていました。 さて、こうなると俄然ヤル気が!しかし、このまま頂上を目指すべきか、遊歩道で下山を始めるか、姿見の池で昼飯を食べながら散々悩みましたが、家族の意見が一致して無理せず下山することに決めました。
昼飯の後は姿見駅に真っ直ぐ続く遊歩道を通り、13時発の便に乗り山麓駅に戻りました。 結局、旭岳山頂往復7時間の登山は正味2時間のハイキングに終わりましたが、振り返ってみると3歳児で登頂は厳しいかなとも思います。 また、少ししか足は踏み入れませんでしたが5合目から上はガレバも多く、高山であること再認識すると装備が甘かったと反省点は多々あります。 このリベンジは3年後かな…、必ず登頂するぞ!
14:30     旭岳ロープウエイ乗り場の駐車場を出発。
移動を始めて直ぐに雲行きは怪しくなり雨が降り始めました。 そうそう、この雨で下山して良かったと確信したのでした。(笑)
で、旭岳を切り上げて時間に余裕が出来たのと黒岳から下山してくる涼&紘家、Jerry家と当麻のスポーツランドで再合流するため旭川方面に進路を執り、永山のコインランドリーで洗濯を済ませ、大雪乃湯というスーパー銭湯で風呂にしました。
5日分の洗濯に要した時間は約1時間半。 洗濯中に旭川ラーメンでも食べようと思っていましたが全自動洗濯機ではなかったので断念…、事前にコインランドリーの場所を調べるのと合わせて全自動かも調べておくべきですね。
大雪乃湯は3月頃にオープンしたばかりで全てが新しく気持ち良く入浴出来ました。 野趣溢れる温泉も良いですが設備が整った入浴施設はゴージャスな気分になれます。(笑) で、風呂を出て旭岳限定販売の生ビールをプシュ〜美味い! 一息ついて涼&紘家一行に連絡を入れるとこれから風呂とのこと…、こちらもビールも飲んで直ぐに移動も出来ないので助かった。 電話の中で16日の予定は富良野周辺観光なので合流場所を上富良野の日の出公園に変更して貰い、その後、酔い覚ましと鋭気を養うため暫く仮眠をして19時過ぎに移動を再開しました。
20:00     上富良野日の出公園に到着。
国道237号を移動中に涼&紘家、Jerry家とタイミング良く合流して3縦走。 到着後はそれぞれ持ち寄りで晩飯、その後、R家も合流され深夜まで歓談は続くのでした。#就寝時間不明。
【6日目】
8月16日(月)
7時過ぎに起床。 暗くなってから到着したので周囲の状況が分かりませんでしたが、日の出公園上部の駐車場周辺は色とりどりの花が咲き乱れとても綺麗でした。 P泊にはお薦めですね。
8時過ぎにはそれぞれ朝飯を済ませ、9時頃に日の出公園を後にしました。 この日の予定は美瑛、富良野周辺の未開拓な観光地巡り。 無線で連絡を取り合いながらの移動なので4台縦走も楽チンです。
09:15     ファーム富田に到着。
生憎、雨模様だったので園内をのんびり散策とはなりませんでしたが、秋彩の畑は色鮮やかな花が一面に咲き見事なものでした。 時期的にラベンダーは終わっていましたが、8月上旬であれば見学は出来るかも…。 帰り際に定番の富良野メロン、メロンソフト、メロンシェークを買ってブレイクタイム…、メロンシェークは暑い日に頂くなら絶品でしょう。(苦笑)
10:15     ファーム富田を出発。 富良野市街をショートカットして布札別より麓郷に向かいました。
11:00     拾ってきた家−やがて町に到着。
既に駐車場は満車状態で路上待機。 移動中には陽射しもあったのですが生憎の雨模様…、それが功を奏したかは謎ですが回転は早く、長々待つこともなく無事4台を停めることが出来ました。
さて、この拾ってきた家−やがて町ですが今さら解説は要らないですかね。 因みに我が家は決して北の国からオタクではありませんが、連続放映24回分とシリーズ放映8作12回分は鑑破済みです。 特にシリーズ最終作の“遺言 2002”は一昨年に家族で初めて渡道した時期と放映が重なり、私自身はこの地に2年越しの思い入れがあったのでした。 そうそう、3歳の三男もしっかり廃材で作られた家は記憶していました。 雪子おばさんの家の前では「やらしいな〜だからオジンは嫌なんだよ〜」と壊れたレコーダーのように何度も繰り返し言っていました。(笑)#“遺言”見てない方は意味不明ですよね。

“拾ってきた家”で集合写真

雪子おばさんの家

正彦とすみえちゃんの家
雪子おばさんの家の中 正彦とすみえちゃんの家の中

正彦のバイオ発電

五郎の水力発電

五郎の作業場

作業場の中

五郎の羊

純と結ちゃんの家

廃棄ゴンドラ
12:00     拾ってきた家−やがて町を出発。
この後は中畑木材(麓郷木材工業)を見学して富良野市街を抜け、北時計、ニングルテラス、そして岩見沢経由で札幌入りの予定でしたが、女性陣の要望で10分程の距離にある富良野ジャム園に向かいました。
そうそう、ジャム園の駐車場では入れ違いで赤ジルに乗るのりひとさんに遭遇…、噂のワインレッド〜マジに格好良かったです!
ジャム工房に着くと子供達は即行で試食…、育ちの良さが際立ちます。(笑)
家内はというと陳列棚を前に品定め…、しかし、種類が多くなかなかコレというのが決まらない様子。 ま、迷いだすと切りのない性格なので、売れ筋ベスト3を私がセールスをしてお買い上げ頂きました。 その後は工房のテラスでみんな揃ってひと休み…、5種類くらいの中から好みのジャムをかけて食べるバニラアイスは美味しかった!是非、ご賞味あれ!
ジャム工房で一息ついた後は麓郷の町中にある中畑木材(正式には麓郷木材工業)へ。 ここはどうも意識していないと行きそびれてしまう場所…、それだけマイナーな場所なのでしょうがしっかり記念撮影はさせて貰いました。
で、Jerry家のJBを先頭に4縦走で富良野方面に向かい30分程で駅前に到着。 ここで昨晩からご一緒してきたR家とは別行動になり、お見送りをして残る3台で北時計を経由してニングルテラスに向かいました。
14:15     ニングルテラスに到着。 
プリンスホテル前の駐車場に停めてそれぞれ別行動。 このニングルテラスのニングルとは、作家の倉本聰氏の著書に登場する昔から北海道に住む身長15cm位の「森の知恵者」のことで、アイヌ語で“ニン”は縮む、“グル”は人の意味らしい。 そしてこのエリアは森の中にログハウスタイプの店舗が15棟ほど建っており、それぞれが個性豊かな洒落た雑貨店といった感じで雰囲気もとても良いです。

森の中にログハウスタイプの店舗が15棟ほど建っている
のんびりと一通りを見て回り、それぞれお目当ての品をゲット。 因みに私は五郎さんの帽子とジャンバーを買ったのでした…、勿論、お笑い変装用ではなく冬場の外出着ということで。(笑)
そうそう、今年は富良野市街の母方の実家に、北海道に来ていることも一切伝えてなく気がかりでした。 ここからなら車で10分前後、お墓参りもせずちょっと罪悪感。 お爺ちゃん、お婆ちゃん、ごめんなさい。

雑貨がたくさん

雪子おばさんの店
駐車場に戻ると涼&紘家もJerry家も車で休憩していました。 この後の予定は岩見沢でのんち邸の襲撃、その後、札幌市内に向かい晩飯と風呂、Jerry邸でP泊して翌日の札幌観光に備えるというもの。 再び、Jerry家のJBを先頭に移動を開始しました。
16:00 ニングルテラスを出発。
国道452号>道道116号を乗り継ぎ岩見沢市街に突入。 途中、夕方ということもあって渋滞に捉まるも17時過ぎには襲撃ポイントに到着する。 それにしてJBは早いな〜付いて行けるのは下りだけでした。
で、待つこと30分…、仕事を終えて帰宅してきたのんちさんと再会しました。#通勤の足は軽トラ!(爆)
一部では観光ポイントとなっているのんち邸の前で記念撮影、その後、のんち家を交えて4縦走で札幌に向かいました。
さてさて、今晩の晩飯はやはり寿司か…、それともラーメンか。 移動をしながら無線であれこれやり取りをして、家内の希望だったマジックスパイスに行くことになりました。 皆さん、お付き合いありがとうです。
19:30 マジックスパイスに到着。
どうして北海道まで、それも札幌まで来てカレーなのって普通は思いますよね。 スープカレーの存在を知らない私は家内のリクエストに???でしたが、ご一緒していた皆さんも知らなかったみたい…。 どうも巷ではスープカレーなるものがブレイクしていて、このマジックスパイスはその中でも老舗の人気店とのことでした。 東京だと下北沢に支店があるようですが、子連れではないにしてもまず行くことはないでしょうから、何事も経験ということで未知なる味を求めて入店!(笑)
がびょ〜ん!やはりそこは我々には場違いな若い人達が多いお店でした。 しかし、店内はスパイスの香りがプンプン、エスニックな雰囲気も手伝って何とも食欲をそそります。 30分程待たされましたが大人数だったので個室に案内され我々だけの空間を確保…、店員の細かい説明を聞いてそれぞれ興味本位で注文しました。
で、どれどれと運ばれてきた料理を口にすると、“なるほど!”と妙に感心してしまう何とも言えない絶妙な味で癖になりそうでした。 回転寿司やラーメン以外の楽しみが増えたな〜機会があればまた食べたいですね。
22:00 遅くなってしまったので風呂には寄らずJerry邸に直行。 1時間ちょっと歓談して23時過ぎ就寝。

2nd 北海道キャラバン 7日目〜9日目

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