羊蹄山

 
  蝦夷富士と言われている羊蹄山には四ッの登山コースがあります。喜茂別コース・京極コース・ 真狩コース・比羅夫コースですが、どのコースで登っても単独峰のために直登に近い状態の 登山道でありまた、夏の暑い時期には燦燦と降注ぐ太陽の光が辛い。 この山は富士山のそっくりさんで地図には今でも後方羊蹄山と書かれている。

読み方は後方(シリへ)羊蹄(シ)シリヘシヤマが今は正式な名称で羊蹄山(ようていざん) になっている。アイヌ名はマッカリヌプリ。今回は一般的な真狩コースから登ります。 このコースは登山口にはキャンプ場・宿泊施設等が あり利用の多い登山口だ。 交通はJRニセコ駅から道南バス・真狩又は留寿都行き羊蹄山自然公園下車で。

  マイカーでは国道5号線・230号線と来る地方で使う道が違うが、真狩村に向かい道々456号線で 羊蹄山自然公園に着く。 キャンプ場の奥が登山口で水はここで詰める。始めは林の見通しのない登りを進みながら、 段々と深い林の斜面をただ黙々と登ることになる。

時折、樹間から昭和新山や有珠山が見えるが5合目位までは歩くだけ(2時間位)の感があり 1200m付近では急なガレの足場になり展望も開けてくる。 この先コースは右に行っては左にと山肌をジグを切って何度も何度も登るが、1600m地点で一旦 平らになりこの辺りから高山の植物が現れガレ場のトラバースとなる。


更に進むと九合目近くの分岐でその先には避難小屋が見える。 小屋に行かずに右の尾根を登ると九合目(1時間40分位)砂礫の斜面を横切り、お花畑の斜面を 登り切るとそこは外輪山でここが真狩コース分岐となる。(20分位)頂上は右周りのずっと先で 外輪山を一周すると2時間は掛かるが、周辺にはお花畑などがあり結構楽しめる。   しかし 道は火口の縁に幾つもの足跡が縦横に付いているので、うっかりして自分の下山口を間違わないように 注意しなければならない。

登山時間・日帰り装備・・・登山口→5合目(2時間10分)→9合目(1時間50分)→羊蹄山(1時間)
下山・・・羊蹄山→9合目(50分)→5合目(1時間20分)→登山口(1時間40分)