からくりオルゴ−ル「太陽をめぐる星たち」

 手回しカ−ド式オルゴ−ルを利用したからくりオルゴ−ル「太陽をめぐる星たち」です。
  2009年は「世界天文年」で宇宙への関心が高まりました。太陽系の惑星(水金地火木土天海)、それをめぐる衛星、宇宙探査機、国際宇宙ステ−ション、 宇宙太陽光発電、宇宙旅行船、空飛ぶアニメの仲間などを表現しました。
 太陽系や銀河系、そして宇宙への関心が高まることを期待してこの「からくりオルゴ−ル」を企画しました。

BGMは組曲・惑星より「木星」( ホルスト作曲 )  

「裏面からの画像」

  白線は惑星の軌道を表しています。中央背後にはアニメの仲間達、外惑星の間に各種宇宙探査機が周回し、「地球」の周りには「月」、 各種静止衛星、航行衛星が回っています。ロケット発射台からはロケットが飛び出し、空には「北斗七星」「オリオン座」の星たちが輝いています。    
   「火星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」には夫々「衛星」「リング」があり、その一部を表現しています。
「太陽周辺」

 「太陽」から順に「水星」「金星」、そして「地球」と並んでいます。周囲には最近公開された「カ−ルじいさんの空飛ぶ家」、月探査機打ち上げ ロケット「サタ−ンロケット」、日本の誇る「H-UAロケット」があります。「水星」「金星」「地球」「月」はビジュアル的見地より正確な縮尺より約10倍大きくしてあります。    
   太陽系惑星は反時計方向に自転していますが、「金星」のみ時計方向に自転しています。「金星」の赤道傾斜角は177.4度で逆回転していることを表しています。
「地球周辺」

 「地球」周辺には多くの航行衛星・静止衛星が運行していますが、航行衛星として地球を周回する2つの軌道があり、その一つに「国際宇宙ステ−ション」(ISS)偵察衛星が周回しています。 静止衛星としては気象衛星「ひまわり」通信衛星を配置しました。
  「地球」の赤道傾斜角23.4度、「月」の白道傾斜角5.15度、更に地球の周りを周航する「2ル−ト」の航行衛星のためのメカ、これらの複雑なメカ をボ−ルベアリング、歯車、ベルトなどを組み合わせて 実現しました。アクリル板、ベルト、歯車などの駆動メカ部分見えないものとしてご覧下さい。
  更に「地球」の静止軌道上(高度36000km)には「宇宙太陽光発電」があります。宇宙太陽光発電は昼夜・天候に左右されることなく効率よく大電力が得られ、2030年の実現を 目指して 現在それに必要な技術開発が進んでいます。色々な方式があり、ここでは大反射鏡による集光方式です。
「空飛ぶアニメの仲間達」

 「アンパンマン」「鉄腕アトム」「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」の4つのアニメの仲間達が地球上層を飛び回っています。
  子供達に人気のアニメ−ション・ソングのオルゴ−ル演奏に合わせて回転します。未来を担う子供達にも宇宙に関心を持って欲しいものだと思います。
  中央やや左に「月」が「地球」の周りを公転しており、その隣に「スペ−スシャトル」が見えます。「月」には「月着陸船」が接近しつつあります。
「外惑星部」

 「火星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」の外惑星の星たち、「スペ−スシャトル」「各種宇宙探査機」「宇宙旅行船」などがあります。
  「火星」と「木星」の間には「小惑星帯」があり、特にその内の一つの小惑星「イトカワ」には日本の小惑星探査機「はやぶさ」がさまざまな困難を 克服して着陸し、岩石を採取して現在「地球」に帰還途上にあり、成果が期待されています。
  「天王星」には「リング」があり、赤道傾斜角97.9度水平に近いのですが、構造上このような傾斜にせざるを得ませんでした。 「火星」の赤道傾斜角は25.19度、「土星」の赤道傾斜角は26.7度です。  
「ハッブル宇宙望遠鏡」

 「海王星」のそばを「ハッブル宇宙望遠鏡」が航行しています。宇宙の遥か彼方の星たちの姿を撮影し、数多くの宇宙探査機の中で最も成果を挙げており、 今後の新たな発見が期待されています。
  「海王星」には「衛星」や薄い「リング」があり、赤道傾斜角も27.8度でかなり傾斜しています。  
「宇宙旅行船」

  「木星」「土星」の近傍を「宇宙船・スペ−スシップ-2」が飛んでいます。人類の夢「宇宙旅行」も夢ではなくなってきました。2011年には4分間、1800万円で実現できそう だという報道があります。
  「木星」「土星」の「衛星」「リング」も見え、背後には「はやぶさ」「マリ−ナ9号」「あかつき」などの「宇宙探査機」が就航しています。 

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