アイスフィヨルドと白夜の氷山

４. アイスフィヨルドと白夜の氷山 (ＩｌｕｌｉｓａｔＩｓｆｉｅｌｄｅ＆ＤｉｓｋｏＢａｙ)

このアイスフィヨルドは、2004年7月　世界遺産に登録されました。
このペ－ジにも、アイスフィヨルドの航空写真があります。

　　イルリサットの町の眼前に展開するディスコ湾へ白夜の氷山クル－ズに出かけました（夜１０時～１２時３０分まで）。小型の貨物船のような船で速度約３ノット（５．５Ｋｍ／ｈ）、小さな氷は押しのけて進みます。
　　ディスコ湾に通じるアイスフィヨルドの深さは３００～１０００ｍ、氷山の大きなものは数百米にもなり、海面上の高さは高いものでは１００ｍ近くあります。このアイスフィヨルドの奥には北半球で最も活発で世界的に有名な大氷河Ｓｅｒｍｅｑ　Ｇｌｅｔｃｈｅｒがあり、その氷の厚さは平均１５００ｍ、フィヨルドへ押し出される速度は実に一日約３０ｍにもにもなります。
(2008年7月5日のテレビ放映で現在この速度が40m/dayになっており、世界の海面上昇速度は15年前の2倍になっているそうです。)
　　メキシコ暖流の影響で海水温は４℃と比較的高く、フィヨルドを出た氷山は湾内の海流にのって解けたり、割れたり大小さまざまの流氷となり湾内を移動します。その流れる速さは意外に速く、目の前にあったものが翌日には数キロ離れた所にあり、眼前の風景は目まぐるしく変わります。
　　白夜の夕日に輝く巨大な氷山は幻想的で感動します。昼の気温は１０℃ を少し越えるぐらいですが、夜は０℃近くまで下がります。冷風を顔に受けて口の回りの感覚が２日間ほど鈍くなっていました。
　　上段６枚はアイスフィヨルドからディスコ湾にかけてのパノラマ画像で、下段は白夜の氷山クル－ズでの夕日に輝く様々な氷山の姿です。

画像にポインタ－を合わせると拡大されます。［更新］で元の画像に戻ります。