ミシンは使い方で何十年と愛用できます

ミシンが10倍長持ちする裏ワザ

皆さんミシンて使う人によって、直ぐ壊れる人と何十年と仕事していても、
一度だって壊れたことのない人もいるんですよね。

知ってましたか?
ミシンは、調子が悪いものと思ってる人や、私は機械運が悪いと思っている人や、
最近ミシンを買ったけど、昔のミシンを捨てなければ良かったと、お嘆きのアナタ。。。

今日から楽しいミシン人生の幕開けです。。。凄い大げさな言い方ですが駄目もとで試してね。。。

先ず3つの基本に着目します。

ミシン プーリー
プーリー
はずみ車とも言いますね。

ミシン 天秤
天秤
回転中は、いつも上下運動しています。
招き猫の手のようだから、まねき、なんて言ってる人もいます。

ミシン 布
部分の名前じゃありません。
布は縫い終わると、皆さんは自分の手前に持って来ようと心理が働きませんか?

以上の3点を頭に入れてください。

プーリーは、手前に廻す。
逆方向に廻すのは、タブーです。
天秤が、上まで上がるまで布は抜かない。
針だけ見て上げている人は、この天秤が下になっています。
布は後ろに引っ張って取る。
糸切りは全て後ろか横に付いてます。前に付いているミシンはこの世に存在しません。

以上の最小限度の注意で今までの不調が見事に改善されます。

活字に弱い方は、ここまでで充分です。理屈はどうでもいいんですよ。
ミシンのトラブルは糸がらみ針折れが大半。全て使用者の癖が原因を作ります。


ココで興味があれば更に詳しく説明します。

糸は何故絡むか?


ミシン 水平釜

糸は何故絡むか?
針が布から上がった状態です。
針は針板から上がっているのが確認出来ませんか?


布があるから釜が見えないけれども良く見ると糸が抜けてません。
50パーセントの位置で普通の人は糸を引いてます。

ミシン 糸抜け
80パーセントでまだ糸は残ってますね。

それでは、どうするか?


最初の項目で天秤を上にと言ってましたが、確実な表現で言いますと針棒最上点なんです。
プーリーを手前に廻して、これ以上廻すと針が下がってしまう手前の位置です。
糸が釜から抜けきった瞬間です。
プーリーを手前に廻すと言った表現は逆方向に廻しても針は確かに上下しますが
釜も逆の方向に回転していることに気がついてないんです。


ボビンケースの半回転釜も同様の理屈ですから参考に。

更に、突っ込んで行きますか?

いい?

そんなこと言わないで付き合ってください。

現在のジグザグミシンの欠点です。

ミシン 針落ち
現在のジグザグミシンの欠点です。
針の落ち位置は、???

ミシン 針基線
針が曲がってるのではありません。


昔の直線ミシンや現在の職業用ミシン工業用ミシンなら針穴は丸穴で、こんな説明は要りませんでしたが、
ジグザグミシンの針穴は楕円形ですよね。
上段の針は、真ん中。
下段は左に落ちてます。
何故?つまり布は左に託します。
右にズボンやスカートを託す人は、いないですよね。
布の縫い始めに針の左に隙間が大きいと?はまり込む布が踊る。
送り歯の形状から布の縫い始め、後ろと右の歯は遊んでますね?左の歯が頑張ってますね。
最近、針板の手前に歯が付いているミシンが増えました。
それも送りの出だしを良くする工夫です。
針を左にすれば、送り歯に近づくと言う物理的な要素も含まれます。
つまり左に針を落とす方が利に適っていると言えます。

針が折れる原因のひとつです。

布を後ろに引いた画像は最初の項目で見ましたね。
手前に、右に、左に、3方向をご覧ください。
ミシン 針 折れ

ミシン 布を抜く

ミシン 布を引く方向


何か気づかれましたか?プロのカメラマンじゃないので、すいません。
画像で表現するのは生意気でしたね。
手前以外の糸は一旦、押え金に屈折して引っ張られてますね。
手前に引いた糸は、針穴からダイレクトに屈折してます。
これでは針が悲鳴をあげます。

針は細い方が綺麗に縫えるのよ、、、
何て洋裁の先生に聞いて針だけ細くしている人は全くミシン針メーカーさんのお得意さまですね。
針だけで終わりません。
針が一箇所折れるたびに、釜、針板に傷が入ってる事を忘れずに。


それでは、もう少し、いきましょう。

ミシン目がナナメになる。

ミシンの試し縫いは布を1枚で縫われてる場合を見かけますが勿体無いのですか?
自然に2枚に折って縫っている人が多いですが、5センチ程の布1枚で試し縫いして、こんな汚い縫い目なんですと、
ミシン店に持参される方もいるとか?
これは、一つの例なのです。

布と糸の一番ベストマッチは布1枚の厚みと糸の太さが同等もしくは糸の方が細いことが条件になります。
ステッチを模様としてアクセントにデザインされる服なんかはワザと下糸をつらせて、
表の縫い目を綺麗にしている場合もありますが特例は省きます。

糸と糸は布が無いと仮定すれば、ねじれて絡んでます。

ミシン 糸の絡み
布があるからミシン目は真っ直ぐに見えるんです。
白い布で黒い糸を縫って真っ直ぐじゃない、なんて当たり前の話です。
布には織り目があり針がそこを掻き分けて縫います。
同色の糸は常識ですね。

何故、真っ直ぐ見えるか?
布と布の間に糸が隠れるだけのスペースがある為です。
その例で、1枚、2枚、4枚と3回縫った布を比べます。
布が多くなる、の発想を糸を細くしてみた。と、仮定してもいいでしょう。

縫い目1
1枚で縫う↑
縫い目2
2枚で縫う↑
縫い目4
4枚で縫う↑


如何ですか?
布が分厚い程綺麗でしょう。
だから布を1枚で試し縫いして縫い目調整を汗だくで、している方は、ご苦労様ですね。
布が分厚い程、糸が細いほど縫い目は真っ直ぐに見えます。
既製品の服は、かなり細めの化繊糸が主流です。
既製品と我が家のミシンの縫い目は、どうしてこうも違うのか。
と、お嘆きのアナタ。。。このあたりを参考にしてください。

それから現在の時点でもミシン糸はカタン糸の50番なんて決めている糸の販売店や、
学校の家庭科の先生もおられます。
縫い目の美しさを考えるとポリエステルのスパン糸がお勧めですね。
絹には絹、綿には綿、化繊には化繊と思われがちですが、伸縮のあるポリエステルは全てに馴染みますよ。
スパン糸のような毛羽立った加工が良いのです。
ニット専用糸で光沢ある糸はヨリが強いため糸切れの要因を深めますので目的に対して必要性が無ければ避けてください。

ミシンを使っていれば、こんな失敗ありますよ。

ミシン水平釜のセット
水平釜の下糸掛けの正常な掛け方ですね。

ミシン水平釜の掛け間違い
何か変?
ミシン 糸掛けのミス
これまた変?

上段の画像は普通の水平釜の下糸掛けです。
何も間違っていません。
ミシンを買って、しばらくは楽しんだが子供も大きくなりしばらくは押入れに。

久しぶりに出した。縫った。
糸調子は自動の高級ミシンが上糸が突っ張って見られたもんじゃない。

買ったミシン屋に文句を言ってやろう。

お宅で買った・・・です。
買ってから一、二回使って、それから全然使ってないのに縫えません。
糸調子が取れません。

結果は中段の下糸を掛けてませんよね。
水平釜はボビンを上から ポン と落とすだけなんて、そんな解釈してませんか?

中にはボビンケースを紛失したから送れ!なんて言う人まで。
人の記憶も半年ですね。人ごと、と笑ってる貴方の未来かも?

そして下段。
天秤は昔は穴でした。
最近、引っ掛けになりましたね。
でも途中で糸が外れるトラブルが各メーカーに発生しました。
苦肉の策が糸外れ防止バネ。

これが悪さをしてしまうとは。。。。。

結局、外れない様にした部品が今度は掛ける時、邪魔をして手前で引っ掛かる事がシバシバ。

掛け忘れの人はいませんが掛けたつもりが外れていた。

布の下に糸が蛸足状態。

そこが素人。。。下に出るから下糸のボビンを掛け直して再度縫う。
ガシャガシャガシャ。。。
こんなミシン欠陥だ。。。文句言ってやる。。。

と。。。言ったトラブルも苦笑いで見てる人もいるかもね?

以上が、ごく一部のトラブルですが大半のトラブルと言っても過言じゃないかも?
参考にしてください。

意見、感想もお聞かせ下さいね。


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