治療前の私



1996年11月、夫30歳、私26歳の時に結婚しました。
もともと早く子供が欲しかった私は(夫はともかく)すぐにでも子供が 欲しくてたまりませんでした。
「結婚したら子供はすぐできるもの」という 考えが頭にあったし。

ところが、1年たってもなかなかできない・・・。
毎月のように生理が遅れたと言っては、妊娠検査薬を試し、真っ白の判定窓を見て溜息をつく日々の繰り返し。
結婚6ヶ月目から基礎体温をつけだし、自分の基礎体温のバラバラさに不安な日々を過ごしていました。

その間にも、後から結婚した友達の妊娠報告がどんどん届き、他にも2人目妊娠の報告が届き、
「そのうち、きっと来月はできる。」となんとなく思っていたところに焦りが出てきました。 
焦っているところへ、色んな人からの「まだか?」攻撃。
おまけに電車の中で知らないおじさんにまで「結婚してるのか? 子供は早い方がいいで。」とのお言葉を頂いたり・・・・・。

でもこの時期は、「早く赤ちゃんできないかなぁ。」とのほほんと思っている状態で
そんなに切羽詰ってはいなかったような気がします。

結婚して1年半後、とうとう決心して不妊検査を受けることにしました。
もともとこうと決めたらすぐ実行する性質なので、なかなかやってこないコウノトリにイライラしてたのです。

検査をして、もしどこも悪くないのであれば、病院に行けばすぐ妊娠するだろうと思っていました。
不妊治療を始めて、初めて「あぁ、私はこんなに赤ちゃんが欲しかったんだ・・・」と実感することができました。

この後は私のしてきた不妊治療を紹介したいと思います。