ALFA V6エンジンとは(1) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
155V6の大きな魅力のひとつとしてそのV6エンジンが挙げられるでしょう。アルファ・セイ用2.5Lにはじまり、2.0L・3.0Lとサイズ展開が図られさまざまな仕様で、さまざまな車両に搭載されてきたことは御存じの通りです。アルファロメオがFIAT傘下に入ってからは、アルファの車達にとどまらず、フィアットやランチャの車にも搭載され傑作V6エンジンの名をほしいままにしてきたエンジンです。 FIAT傘下に入ったときに、PRVユニットなどものともせずFIATにその存在価値を認めさせたエンジンでしたが、ここにきて終焉のときが迫ってきたようです。 FIATに資本参加してきたGMの影響で、2004年ごろにはこの傑作V6エンジンの生産を終えてしまうようです。2001年現在既にこのV6エンジンに対する新規開発は終了しており、あとは既存のバリエーションの製造が続くのみとなっているとのこと。そして、その後継にはOPEL製V6が充てられALFAはヘッド設計のみ行うということになるそうです。FIAT製ファイアエンジンにアルファ製ヘッドを組み合わせている4気筒エンジンのような構成になるということです。 このV6シリーズ、アルファロメオの歴史の中では、比較的新しいエンジンですが、それでも今となっては20年以上の歴史をもち、FIAT傘下に入ったあとも発展を続けた最後のアルファの純資産だったエンジンにもおわりがきてしまうということです。そしてこのエンジンは戦後のアルファロメオの本拠地アレーゼの工場で組み立てられていたということも特記すべきでしょう。 ということで、155ユーザーがアルファの伝統云々というのもおかしな話ですが、アルファV6ファンとしてこのシリーズについて考えていきたいと思います。 先ずは、バリエーションから。下の表にしてみました。(2001/11/06大改訂) (搭載車はアルファ車のみ対象) ●2.5L (2492cc 88.0mm×68.3mm)
●3.0L (I)(2934cc 93.0mm×72.0mm)
●3.0L (II)(2959cc 93.0mm×72.6mm)
●2.0L (1996cc 80.0mm×66.2mm)
●3.2L (3179cc 93.0mm×78.0mm)
●3.5L (3458cc 97.0mm×78.0mm)
※気づき次第ちょこちょこ変更してます。「ここおかしいのではないか?」という個所がございましたら是非お知らせください。 |