Hexed One fifty five in HAKONE(1) 
155登場10周年にあたる2002年の夏もおわろうとしていたころ、HPをご覧下さった方から一通のメールをいただきました。メールの差し出し人は神奈川県在住のよしこうさん、内容はHP見たよというものとお乗りになっているLVの近況そして最後に何気なく「オフミやりましょうよ」というものが付け加えられていました。

丁度そのころ発刊されたアルファ・アンド・ロメオVol3にツーリングの提案とコース例として2001年のアリヴェデルチ・ムゼオアルファのコースが載っていたいたこともあり、神奈川県ということで「やるんだったらこのコース使ってみたいですね。でも私には実行力もないからやりたいなぁで終わってしまうかも」というう旨の返信をしました。この自己満足かつ閉鎖的空間のサイトで皆様を集めるなんて滅相もないと思ってましたので。しかしこれで許してくれるよしこうさんではありませんでした^^;。その後も「是非やりましょう!」と何度かメールをいただいているうちにこちらもその気になってきて、おそるおそる打診という形でHPに掲載。すると、思いのほか反響が大きく、ではということで本格的にコースの練り直しや日にちの候補を上げていくうちに当のよしこうさんから「いいんじゃない?」という反応。…で具体的な日付設定とともに開催決定の運びとなりました。

オフミのお話をいただいたときから、やるならツーリング形式と考えたのは155V6で連なって走りたいという私のわがままからです。どうしてもこの「走る」という形式に拘りたかったのです。

そして2002年11月16日当日を迎えました。

コース紹介


西湘バイパス国府津PA⇒西湘バイパス→箱根ターンパイク⇒ターンパイク4kmポスト先駐車場⇒箱根ターンパイク⇒県道75⇒箱根ターンパイク(150円区間)⇒鞍掛峠⇒県道20号⇒箱根峠⇒芦ノ湖スカイライン⇒ヤギサンコーナー(ヘリ発着所側駐車場)⇒芦ノ湖スカイライン⇒箱根スカイライン⇒長尾峠(神奈川側)⇒R138⇒千石原交叉点(右折)県道75⇒県道733⇒強羅⇒県道732⇒強羅入り口交叉点(右折)⇒R1⇒箱根小湧園⇒県道734⇒早雲山⇒湖尻⇒県道75⇒箱根園入り口三叉路右折⇒湖畔に近い細い道⇒「山のホテル」喫茶室「サロン・ド・テ・ロサージュ」

早朝6時前、半ばむりやりお願いして同行頂いたSHUNさんが75で私の自宅に到着(私からお迎えに上がるべきところをすみませんでした)。同じSOHCV6を積む155V6の先輩75ミラノ号は私の155V6のねぐらでお留守番です。

一路、プレ集合場所の東名海老名サービスエリアへ!6:30前に到着しましたが「この辺で」と事前にお絵描きみたいなSA見取り図に載せた場所には既に155V6が!しかも赤・青・黒・白と全色揃ってます。到着されていたのは、菊地さん、にしやんさん、白銀さん、松永さん、ITALさん、そして実は離れた場所にまっチャオ!さんも既にいらしてました。ほどなく何台もの155V6が次々集合場所に到着。Yasさん、ごえもんさん、はまゆうさんとどんどん到着されました。私はほとんどの方と初対面でみなさんにお会いする前は緊張していましたが、みなさんに親しげにご挨拶いただいて緊張も解けました。

そうこうしてういるうちに、ルッソさんから電話が入り、緊急事態で155が出動不能になってしまったというご連絡をいただきました。他にお持ちの164でいらっしゃることも検討していただいたようですが、ルッソさんご自身155には特に思い入れがるので、155V6ONLYオフには相応しくないとお考え辞退することにしたとおっしゃっていました。155V6ONLYを大切にして下さるお気遣いからのご辞退…申し訳ないことをしてしまったようです。

Sayさんからは後からすぐターンパイクで追いつくから出発しちゃってくださいと連絡をいただき、その時点で10台集まった155V6で東名・小田厚を経て西湘バイパス西湘PAを目指しました。実際走り出してみると、スゴイ。バックミラーに映るクルマは全て155しかも全部V6!これを実現させたかったんだという思いで先頭を走ります。ほどなく東名厚木ICへ。何箇所かのゲートに散らばる10台の155。そして小田厚に入りふたたび10台編隊。みなさん一般車に無理をさせずしかも大きく列も崩さず155V6編隊を保って下さっていました。もっとも他車も敢えてこの列に割って入るのは勇気が要るでしょうが…。

小田厚の二宮ICを降りて一般道に入り緊張がはしりましたが、心配する必要もなく皆さん無事西湘二宮ICから西湘バイパスに入り、ほどなく正式スタート地点西湘PAに到着しました。海老名を10分ほど遅れて出発しましたが、西湘PAには7:25頃到着できました。西湘PAにはこぐぷーさんと今回の影の仕掛け人、よしこうさんが待っていて下さいました。ここでまた簡単な自己紹介…なかなか段取りが悪くてすみませんでした。正式スタート場所なので、ここで一応みなさんにルートマップをお配りしましたが、配っただけでマップの確認もしませんでしたね。スミマセン。

ここからは予めルートを実走してくだっていたよしこうさんに、しんがりを務めていただき2台増強した12台の155V6で更に西を目指しました。出発は当初予定より10分遅延の7:40。まずまずでしょう。これも皆さんがまとまってくださっていたからに他なりません。

西湘からターンパイクに入ると、入り口には既に到着していたSayさんのハーモニックブルーの155V6が確認できました。…が、やはりここで10台以上のクルマを止めるのは不可能!Sayさんごめんなさい!上手く合流して下さいね!と願いつつ隊列をチェックポイントの4Kmポスト先駐車場に進めます。天気は一向に良くなる気配はなく、ターンパイク入り口には「山頂キリ」の警告が…。

チェックポイントの駐車場(というかチェーン脱着場?)に入ると後から後から次々に155V6が入ってきます。静まり返った山にV6のアイドル音だけが唸ります。ここでSayさんにご挨拶、「はじめまして」。そこで「さっき赤の155が登っていきましたよ」という報告を受け、OTHONIELさんか、す〜さんか…。入り口では、155V6の渋滞ができ、料金所のゲートをもう一つ開けさせるはめになり、イヤミの一つ^^;も言われたとよしこうさんから報告を受けました。みんなお金払うために並んでるんだから許してよね、東急さん。

途中、駐車場にはポルシェがUターンのため入ってきましたが、すぐに出て行きました。エリアいっぱいにならんだ155V6を見てドライバーはどう思ったでしょうね。

さて山頂を目指して13台の155V6が再びコースへ踊り出ます。高速コーナーが続き、比較的勾配のきつい箱根ターンパイクを78気筒のアルファエンジンが咆哮を上げながら13台の155を疾走させます。あの複雑な動弁機構が156個のバルブを緻密かつ正確に動かし、68.3mmのショートストロークがビートを刻み78重奏を奏でます。

と、感動モードに浸る間もなく山頂へ。ここで、ライオンに睨まれていたヘビ(本人談)となっていたOTHONIELさんを救出。14台編隊となった155V6は、次のチェックポイント芦ノ湖スカイライン通称やぎさんコーナーに向かいました。

募集をかけてから途中でコースを変更したため、ちょっと混乱があったようですが(すみません)大きく崩れることなくターンパイク150円区間へ。

この出口を出たところで、体制の立て直しを図ろうと路肩によりましたが、最後部がどこまでいくのか見当がつかず、何度かじりじりと前進しながら(まったくスミマセン)14台全てが出口を出てくるのを待ちました。バックミラーで出口を右折してくるクルマを確認してましたが、155はサイドから見ても特徴的なのでわかり易い!155、次も155、また155まだ155…ちょっと前進しないと入りきらないぞ…って感じでした。最後尾がLVのよしこうさんだったので最後が解りやすかったです。遥か後ろを右折してくるアルファの紋章を確認し全車集合完了確認!出発!

そのまま県道20号を進み、箱根峠から芦ノ湖スカイラインへ。霧のヤギサンコーナーに入るとほどなくす〜さんと合流。ここで今回Hexed One Fifty five参加車輛全15台が揃いました。寒いけど熱いヤギサンコーナー駐車場でした。

Hexed ONE FIFTY FIVE