電機系統不具合とその原因
続タイヤについてに書きましたが、久しぶりに長距離走行をしました。

高速道路を快調に走り続け、最後にサービスエリアで小休止をとり再び走りはじめようとしたときにその前兆が現れました。

オーディオのスピーカーから、ヴィーン・ヴィーンというエンジン回転数に従った音が…。「多分オルタネータの雑音をスピーカーが拾っているのだな。でもなんで急に?」と、それほど深く考えず、しかし気になるのでオーディオは切り、帰途につきました。ところが、やや混んでいるがそれなりに流れている高速を走っていると、アンチロックブレーキの警告灯が、サッと点くではありませんか。
なんかまずいぞ、と思い先の音のことを思い出し、ひょっとしてオルタネータがおかしいのかと思いとりあえずエアコンは切って無駄な電力は使わないようにしました。降りるべき横浜・町田のインターも間近だったのでそのままだましだまし帰ることにしました。

その後は異常なこともなく、無事自宅に帰りつきました。渋滞で、エアコン・ワイパー・カーステ等フル動員だったからオルタネータが追いつかなかったのかな〜とほとんど根拠のないことで納得することにしました。

しかし、翌日(これを書いてる今日なんですが)再びクルマを出すと、また例の音がスピーカーより!!リセットの意味を込めもう一度エンジンを切り再度かけようとしたところ・・・キーオンにしてもインパネの表示をふくめうんともすんともいわなくなってしましました…。

中途半端に駐車場からクルマを出した位置だったので、押してほかのクルマに邪魔にならないところまで寄せました。その間何度かキーオンを試みましたがシーン…。

寄せた場所で、とりあえずボンネットを開け、見た目異常がなさそうなことを確認し、バタンと閉めました。すると…何事もなかったようにエンジンがかかるではありませんか。

もう一度、エンジンがかかったということはバッテリーが空になってしまっているわけではない…つまりオルタネータはしっかり充電してくれてる…。

そこで、もう一度ボンネットを開け、バッテリー回りを注意深く点検すると、マイナス端子が緩んでました。そうそう前回バッテリを交換するときに錆付きそうなネジが二度と外れなくなることを懸念して、必要最小限しか締めていなかったのです。どうも、それが高速走行の振動で緩んできてしまっていたようでした。端子の接触が悪くなっていたのかもしれません。

詳細はわかりませんが、オルタネータを通った電気(?)は通常バッテリーのマイナス端子にしっかり帰ってくるのに、そこの接触が悪く抵抗が大きくなっていたため、そのとき電源が入っていたカーステを経由しカーステの回路を通る電流が多くなり影響を与えてしまっていたのでしょうか?アンチロックブレーキ警告も、通常走り始めてすぐにABSの作動音(準備?)が聞こえますので、そのときに開いたABSの回路にバッテリーの接触不良が原因で通常より大きな電流が流れ正しい動作にならなかったため警告が表示されたのかもしれません。

そう考えると、最近再発していたインジェクション警告もこのバッテリーマイナス端子の接触不良が原因かもしれません。

とりあえず、しっかり締めたあといろいろ電気的に負荷がかかる状態にしてみましたが、異常なしです。これで、解決しているといいのですが…。

エンジン運転中、バッテリーの端子が抜けると、重大な故障の原因になることがある旨マニュアルにも書かれているのでまったくもって危険な状態にしてました。

「バッテリー交換なんて」と甘く見ていたことを反省です。