オイル交換(1)
唯一自分でメンテナンスらしいメンテナンスを行っていることといえば、オイル交換ぐらいでしょうか。オイル処理用品(吸わせるハコです)を買うことを思えば量販店の工賃より高くついてしまうこともありますが、なんとなく自己満足のために自分で行います。
交換周期は、年2回から3回程度ですが、そのうち1回は点検ついでにディーラーでやってもらっているので(パイプを保っておく意味でも1回/年はディーラーに点検をお願いし、ついでにオイル交換もお願いしてます。)自分でやるのは年1、2回です。

今年は、1月に車検を受けたとき以来ですので、半年以上たってしまってました。出来れば4ヶ月に1回、どんなに少なくても半年以上はほっておきたくなかったのですが…因みにマニュアルには「走行した距離と前回のオイル交換から経過した時間の長さの両方に関係します」とありますが、その距離と期間についての記述がありません。訳し忘れでしょうか?ただ指定銘柄以外のオイルを使う場合「この場合には、エンジンオイルとオイルフィルターを10000kmで交換するようお勧めします」とあるので、メーカー指定銘柄ならこれ以上もつということでしょう。

さて、今回は5月の有名なイベントで各安で手に入れたエレメントも手許にあったのでこれも交換するつもりでした。…はじめはそのつもりでした…。マニュアルにも一応オイル交換毎に換えるよう記述があります(もっとも前述通りその周期が不明ですが)
オイル交換はいつも次のように行っています。

ジャッキアップし馬をポイントに掛けます。

ボンネットを開け、最初にオイルキャップが開くことを確認します(以前他のくるまで最初にオイルを抜いてからキャップをあけようとしたとこと固くてあかず、途方に暮れたことがあったので…)。また「オイルの流出を容易にするためオイルキャップとディップスティックを外します」という記述もマニュアルにあります。

ここまでできればドレンプラグを外します。これには12mmの六角レンチを使います。私はこのサイズのラチェット用コマをハンドルにつけて使ってます。たまに雑誌には、特殊工具的な記述が出ていることもありますが、おそらくありきたりのもので手許にあるのは日本のKTC製です。

 ▲KTC12mmG6コ(4/8''用と3/8''用)
  このようにKTCにも各種用意されているようです

気をつける点はエンジンの後方にドレンがあり、排気マニホールドに近いということです。触ると熱い…のも気をつける点ですが、ドレンとのクリアランスがあまりないため、ラチェットハンドルと同じ大きさのコマを使用しないとまずいことがあるということでしょうか。つまり、コマとハンドルの間にサイズ変換のアダプタを噛ますと、ハンドルが排気マニホールドに干渉してしまうことがあります。

 ▲ラチェットに適正なサイズのコマをつけます

 このように変換アダプタ(例4/8→3/8)をつけると
   排気マニホールドに干渉します

普通はここで、下にオイルトレイを置いています。余裕を持って、8L用のトレイで受けてます、普段は…。今回ここで不精をしてしまったのが敗因でした。トレイにとってオイル処理用品に移すのが自分として順当な手順だったのですが、ここで魔が差し「トレイをあとで拭くのが面倒だからそのままオイルをオイル処理バコで受けよう」と思ってしまいました。トレイより小さくしかも、ビニールがハコのまわりについているこれで、受けようとしたのが誤りで、まずオイルがいきおいよく出たときの落下場所の予測を誤りました。慌ててハコをずらしオイルをキャッチ。そこで暫く様子をみていると、オイルの勢いがなくなり再びハコの外の路面へ、慌ててハコを移動ビニールにかかったり散々でした…。おそらく1〜2Lのオイルで路面を汚染したでしょう…。おかげでオイルが全部抜けた時点では、路面は廃油の海、もうクルマの下に潜って作業をすることができなくなり、やっとの思いでドレンを閉めエレメント交換は泣く泣く諦めました。

やはり受け面積の広い大きめのトレイで受けるべきでした。実は、以前にもこの手の処理容器に直接受けようとして失敗した(あふれた)ことがあったのですが(のど元過ぎれば…)。もう二度としません。

さて、ドレンを閉めたら(ワッシャーはとりあえず流用)ジャッキで少し上げ、馬を外し、ジャッキを降ろします。このころはもう意気消沈してました。

新しいオイルを入れます。マニュアルの指定どおり6L入れました。(エレメント交換してないので、ホントはもう少し少ないのでしょうが。)新しいオイルは、オイルジョッキにいれ静か注入口から入れていきます。簡単ですね。6L入れたら、ディップスティックで量を確認し、エンジンをかけます。暫くかけたら下回りを見て、ドレンからのオイル漏れがないことを確認します。(今回は路面がオイルの海になっていたので、位置を換えて確認しました)

普通はこれで、終了!!…ですが、流石に今回は掃除をしました。一応洗剤とデッキブラシでオイルを洗い、水で流しておきました。路面に残ったオイル染みは消えませんが、まあこれで火がつくこともないでしょう、多分。タバコの投げ捨てとか止めてね…。

おまけ