第6回五色百人一首長野県大会
小坂憲次名誉会長(元文科大臣)のお話
(平成20年12月14日<日> 長野市 善光寺大勧進)
今日はみなさん、この百人一首の大会にそれぞれの色で挑戦しています。
きっと緊張されていることと思います。
私も毎年来ては応援しておりますけど、もう本当にみなさん頑張っていますよね。
先生達も頑張っています。
今日のこの大会を一生懸命応援してくださっているのは、
TOSSという、先生方達の中で、みんなにどういうふうに教えたらよく分かってもらえるかな、分かりやすい方法ってどんな方法なんだろう、お互いに話し合っている本当に頑張っている先生方達の集まりが、みなさんにも、昔の百人一首だけども、今にもいっぱい通じることがあるし、それを知ることによっていろいろなことが分かってくる、
ぜひともみんなに百人一首に触れてもらいたいな、そんな気持ちでこの大会を運営していただいています。
たった3分間。でも、そこに気持ちを集中するといろいろなことができます。
今日は外に、みなさんご覧になったでしょうか。
このカボチャの小さな種に、吉田玉峰さんっていう先生が、毛筆ね、筆の先の一本の毛でうんと精神を集中して文字を書いたり、絵を描いたりしていただいて、百人一首が出来上がっています。
後で、見ていって下さいね。
このように、人間ってすごい力があるんですね。
集中して、うんと頑張ると何でも出来ちゃうらしいですよ。
だから、この3分間に一生懸命集中して、負けないぞ、頑張ろう。
そして勝負ですから、うまくいくときもあるし、いかないときもあります。もし、今年ダメだったらまた来年チャレンジしましょう。
そしてまた、普段もいろいろな形で練習したり、お友達と話したりすると、腕がまた上がるかもしれません。
百人一首を一つの題材にして、日本の昔の生活ってどんなだったのかな、言葉は今と同じようだけど、ちょっと違うな、今はこんなことはないななどいろんなことが分かってくると思います。
一つ、お父さんやお母さん家族みんなでこの百人一首をまたお正月にも引っ張り出してきて、楽しんでいただきたいと思います。
今日のこの大会、参加された皆さんが、ぼくはぼくなりに頑張った、わたしはわたしなりに一生懸命やったのよ、と言えるような大会になることをお祈りしています。
みんな頑張って下さい。
また、この大会を応援していただいているTOSSの先生方にますます頑張っていただくようにそちらの方も私も応援をして、それを皆さんにお伝えして、ご挨拶に代えさせていただきます。
頑張りましょう。