2006年9月28日(木曜日)
 仕事の後、ミーティングがあり、そのまま飲み会に流れた。
 1時間位で帰ろうと、飲む前には皆で言っていたのに、結局、3時間程は飲み屋でとぐろを巻いていたことになる。
 介護の仕事は、利用者との「援助関係」に基づくなんて、よく言われる。この「援助関係」は、同僚や他の関係者、そして利用者やその家族の方々との『人間関係』であると、最近つくづく感じる。
 それに、介護は、老いた体を治せるわけではない。老いた体に適した生活を、共につくることなのだと思う。
 どうしても家族は、元に戻そうと足掻く。でも、無理なのである。元通りにはならない。ただ、愛する親の老いを、どうしても受け入れることができない。きっと私も受け入れられないだろう。
2006年9月22日(金曜日)
 主人と、渋谷の魚河岸料理「福しま」へ、飲みに出かけた。
 途中、本屋に寄って、「かもめ食堂」の原作を手に入れた。飲みながら、早速、読んだ。なんて欲張りなことをしているんだろう。料理を作ってもらって、お酒を飲みながら、本を読み、談笑もする。かぁ〜!いいねぇ。ご機嫌だねぇ。
 帰宅すると、猫の風が、不機嫌な顔で迎えてくれた。
2006年9月16日(土曜日)
 Gessyさんと、ご子息のYちゃんが、書をしに、我が家に来てくれた。
 しばらく会わない内に、Yちゃんは、すっかり背が伸び、体格もよくなっていた。
 この1年程、私は書をする時間をつくることに、あまり積極的ではなかった。正直なところ、書をしていても安らぎや開放感みたいなものを感じなかった。寧ろ、窮屈さを感じる。休むつもりが、却って疲れてしまうのである。
 そんな中、お二人が来てくれた。書くことに、驚きや喜びを感じる感覚が、とても鈍くなっていたことに、二人が書いているのをみて、気づいた。
2006年9月13日(水曜日)
 仕事が休みで、主人も時間が空いていたので、一緒に映画「かもめ食堂」を観に行った。私は、とても好きな話だった。原作が読みたいと思った。
 昼食には、久々に回転寿司屋で食事をした。お昼だと、主人と大して変わらないくらいの量が食べられることを発見。主人と一皿くらいしか違わなかった。
 ついでに、必要な食材の買い物をして帰る。
2006年9月10日(日曜日)
 銀座に、書の仲間が出展している展覧会を観に出掛けた。銀座に行ったものの、展覧会を観た後は、チャッチャッと帰宅して、読書をした。
 最近は、本を読んでいる時間に、とても安らぎを感じる。10代に読んだ本も、読み直したいが、時間が足りない。
 繰り返し、同じ本を読むのは、私にはとても贅沢な行為だ。読んだことのない、読みたい本が目の前にある。なのに、敢えて読んだことのある本を、再び読むことに、貴重な時間を費やすのである。
2006年9月9日(土曜日)
 奈良のH院のM夫婦が、二年振りに上京した。
 引退して、東京の多摩で暮らしている旧院主のS夫婦を訪ねて来た。この旧院主のS夫婦は、既に90歳を超えている。
 訪ねて来ている現院主のM夫婦も、介護の必要な年寄りを抱えている。たまたま、お寺の行事もなく、ヘルパーさんの手配等がついたので、急遽、日帰りで上京する運びとなった。前回と同じく、別れ際には、これで最後かもしれないと名残を惜しんでいた。
 中々、私も奈良まで行けないので、思わぬ時にH院のご夫婦に会えて、とても嬉しかった。なんだかご褒美をもらった感じ。

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