隠しファイル

5.1 隠しファイル


○ .rhosts
セキュリティーチェックの項参照

○ .cshrc(Cシェルの場合)
Cシェル起動時に実行される。変数の設定や別名の指定をする。
例:
alias lss 'ls -a'

これで、"lss"と入力するだけで"ls -a"が入力されたことになる。

○ .login(Cシェルの場合)
ログイン直後に実行される。
これらはすべてテキスト文書なので、『読めばだいたい分かる』し、『自分で書ける』。

○ シェルとは・・・
利用者とカーネルの中継ぎ役。Bourneシェル($)、Cシェル(%)、Kornシェルがある。
利用者のコマンドはシェルを通して実行される。

5.2 エイリアス


エイリアスとは、「別名」という意味である。
ここで言うエイリアスも同様で、長いコマンドに短い名前をつけ入力を楽にするとか、メール管理者に個人のアカウント(アドレス)以外に"postmaster"という別名を設定したりする。
エイリアスを利用し、メーリングリストを構築することもある。

○ エイリアスの設定法
alias lss 'ls -a'

これで、"lss"と入力するだけで"ls -a"が入力されたことになる。

○ エイリアスの確認法
alias lss

これで、"lss"にどういうエイリアスが設定されているか確認できる。。

○ エイリアスの解除法
\lss

これで、"lss"に設定したエイリアスが臨時的に解除される。
続けて解除する際は
unalias lss


ただし、以上の方法ではログインするたびに作業が必要なので、常に設定したい場合は5.1 隠しファイルの項を参考にして、設定する。


5.3 パイプとリダイレクト


○ パイプ
あるプログラムの出力を別のプログラムに渡す手法。
例:
ps auxw | grep username

"username"という名前のユーザーが使用しているプロセスを確認する。
"ps"は動作中のプロセス確認、"grep"はファイル中から指定した文字列を抽出するものである。


○ リダイレクト
あるプログラムの出力をファイルに出力する手法。 例:
ls | list.txt

"ls"で表示されるファイルのリストを"list.txt"というファイルに保存する。



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