4.1 他のマシンとの通信
TELNETを使えば、ネットワーク上の他のマシンを操作できる。
TELNETの定義
あるサーバにログインした端末のキーストロークがネットワークを経由しサーバに伝わる。
TELNETのサーバソフトは、受信したキーストロークを直接接続した端末のキーストロークにみせて疑似端末ドライバに伝える。 キーストロークの結果は、上記の流れを逆にして伝わる。 要するに、離れたマシンを手元で使うときに使うもの。 |
4.2 他のマシンとファイルのやりとりをする
ネットワーク上の他のマシンとのファイルのやりとりには、二つの方法がある。
4.3 FTPを使う
(厳密には他にもあるけど・・・)
FTPの定義
ファイル転送を目的とし、TCP/IPネットワーク上で利用する応用プロトコル、またはFTPコマンドと呼ばれるユーザインターフェース。
ネットワークを経由したファイル転送を行い、リモートホスト上のファイルの検索、変更、追加、削除などを行う。 |
例:
ftp hana(FTP でHanaを呼ぶ)
(ログイン) cd /home/userA(Hanaの中で/home/userAに移動する) get test.c(test.cを取ってくる) bye(抜ける) |
4.4 rcpを使う
(操作法)
rcp マシン名:コピー元ファイル名 コピー先
例:
rcp hana:/home/userA/C/hello.c /home/userB/heloo.bk |
4.5 rlogin,rsh,rcpのセキュリティーチェック
(ローカルとリモートの登録ユーザ名が同じ場合)次の二つのファイルをチェックする。
(1)リモートホストの「hosts.equiv」ファイル
これがなければ
(2)リモートホストのリモートユーザのログインディレクトリ配下にある「.rhosts」ファイル
hosts.equivはルートの管理なので、個人で設定するには.rhostsを作る。
例:.rhostsの中身
tulip |
4.6ファイルやディレクトリに対するアクセス権の設定
ファイルやディレクトリに対して、アクセス権の設定・変更を行う。
一度設定したアクセス権は、次回chmodで変更するまで有効。
(操作法)
chmod アクセスモード ファイル名またはディレクトリ名
アクセスモードは8進数3桁で指定する。
r:読込権 w:書込権 x:実行権(ディレクトリの場合は検索権)
前から順に「所有者」「グループ」「その他」のアクセス権を表す。
ユーザごとのアクセス権はrを2の二乗、wを2の一乗、xを2の0乗とし、許可する数字の足し算を行う。
たとえば、「所有者」「グループ」「その他」の各アクセス権が
rw- rw- r--
となっていれば、「rw-」は4+2+0で「6」となる。
従って、アクセスモードは「664」を指定することになる。