電流増幅回路(FET2SK2266)
 
FETは,ゲート・ソース間電圧 対 ドレイン電流 が比例関係にあるトランジスタである.
電圧制御なので,バイポーラトランジスタに比べ,使用しやすい.
以下に,2SK2266を用いた電流増幅回路と,増幅特性の確認実験を示す.
尚,FETはモノによってピン配置が異なるので,データシート等で確認する必要がある.

<増幅回路>
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<測定方法>
 Vdを固定し、Vgを変化させたときのIdを測定する。
 Rgは保護用の抵抗、RsVgに対するIdの変化の割合を小さくするためのものである。Idは(小容量の電流計では)直接測定できないので、Rd両端電圧より算出する。
 

<測定条件>


 
Vg[V] Vd[V] Rg[Ω] Rs[Ω] Rd[Ω]
任意 15 3.3k 1.3 10


<測定結果>


ある領域で,ドレイン電流Idがゲート・ソース電圧Vdに比例することが分かる.