会長あいさつ

全国の交流を通して
 互いに学び合い、高め合う
 特別活動の研究を
 
かじ    ち え こ  
第29代会長 梶 千枝子
  
 

 今年度、福田俊彦先生より引き継ぎを受け、本会の会長を務めさせていただくことになりました梶千枝子です。昨年度まで事務局の仕事をさせていただいた際には、全国の特別活動に関わる先生方からたくさんのご協力をいただきました。 特に、昨年度の東京大会では多くの方々に大会運営をともに支えていただきまして、本当にありがとうございました。

 特別活動は、子どもたちの望ましい集団活動を通してよりよい人間関係を築く力と、自主的、実践的な態度を育てるとともに、自己の生き方についての考えを深め、自己を生かす能力の育成を目指しています。

 これは、今まさに教育に求められている「第2期教育振興計画」における今後の社会の方向性としての「自立」「協働」「創造」の理念の実現に向けた子どもたち一人一人の主体的な学びそのものであると言えます。

 全国特別活動研究会は、全国の小学校・中学校・高等学校の3つの校種の先生方が「特別活動」を通して、子どもたちがこれからの社会を生きていくために必要な自治的な能力や自主的な態度を育てるための具体的な実践を学び合う場です。

 私自身も全国特別活動研究会で学級活動の基本を勉強して実践を深め、児童会活動・クラブ活動・学校行事の工夫についてのヒントを各地の先生方の発表から教えていただきました。 各講演会では、特別活動の素晴らしいご講演だけでなく様々な分野に造詣の深い先生方から心に残るお話をいただきました。 何よりも全国の先生方との交流を通して、研究実践に触れ、特別活動への熱意を感じ、勇気づけられました。

 今年度、第59回全国特別活動研究協議大会は初の神奈川大会ということであり、また、第7回関東地区特別活動研究協議大会でもあることから、関東地区の先生方も神奈川県を中心にこれまで以上の応援体制で大会に取り組んでおります。

 来年度は全国特別活動研究会創立60周年を迎えます。来年の東京大会では全国特別活動研究会をともに学んでいる先生方やこれまで支えてくださった諸先輩方とともに60周年を祝いたいと思っております。さらなるお力添えをよろしくお願いいたします。


〈2014年度挨拶〉

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