スペイン戦争後の30年間(1939-69)、アンダルシアの小さな村の床屋で素朴な社会主義者の夫は、フランコ独裁政権による処刑をまぬがれるため、自宅の壁の中で隠れて過ごした。 その彼を支え励まし続けた妻と娘の赤裸々な姿を描いている。 激しい政治の季節の中で、勇気と楽天性をもって生き抜いた家族愛のものがたり。 20を超える役を、春風ひとみが、一人で語り、歌い、踊る、感動の2時間! 衝撃的な史実の記録(フレーザー著「壁に隠れて」長谷川四郎訳)をもとに、福田善之が書き下ろし演出した渾身の舞台は、一編の透明な大人のメルヘンに昇華する……
「いま、生きていることを素晴らしいと感じさせるドラマが、どれほど創られているか」「一人芝居の名作のレパートリーの一つ」などの賛辞に包まれて、第28回紀伊国屋演劇賞・個人賞を福田善之と春風ひとみの二人がともに受賞し、演劇界の話題をさらった。 公演のたびごとに数々の受賞に輝き、全国各地からの要望に応えて、今回が6度目の公演!
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