「雪国」 地人会公演

2002年3月11日(月)6:30/12日1:00
会場:横須賀市文化会館

☆スタッフ キャスト
☆あらすじ
☆篠田さんインタビュー
☆情報コーナー
☆運営風景  
☆ご意見・感想文 
☆会報表紙  


★スタッフ
原作 川端 康成
脚本 宮本 研
演出 木村 光一
美術 石井 強司
音楽 松村 ネ貞三
照明 古川 幸夫
効果 深川 定次
衣裳 渡辺 園子
三味線指導 杵屋 巳鶴貴
舞台監督 梅山 茂
演出助手 川畑 秀樹
制作 友谷 達之
★キャスト
島村 篠田 三郎
駒子 床嶋 佳子
葉子 佐古 真弓
行男 中村 彰男
佐一郎(葉子の弟) 大原 和洋
二村(高半旅館の番頭) 鈴木 慎平
およし(高半旅館の女中) 塚本 景子
お琴(女按摩) 松浪 志保
芸者 菊勇 玉木 文子
芸者 梅香 大西 加代子
芸者 小勇 島田 桃子
芸者 小文 小倉 香織
菊村の女将 上野 淑子
インバネスの老人(磯村) 丸林 昭夫
駅員
消防団
村人たち
小松 たかし
伊野 智宏
鈴木 健介
池谷 尚史
あらすじ

 無為徒食の文筆業を自認する妻子ある島村は、ある年の新緑の頃、山歩きの疲れを癒すため、上越のある温泉町の宿にたどりついた。そこでふと出会ったのが、駒子という美しい娘であった。時おり寂しげな横顔は見せるものの、それこそ足の裏までも清潔といった活達な魅力に溢れていた。
 雪深い故郷での貧困な生い立ち『東京に売られたこともある』と、まるで他人事のように過去を語る彼女に、島村はこれまで見たことのない魅力を覚える。そしてその夜、二人は偶然のように、いや、当然のように結ばれた。
 それから半年後の年の瀬、島村は再びその宿を訪れる。
 『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。』――そんな季節だった。
 駒子は見違えるような見事な芸者になっていた。病気がちな三味線の師匠の養女としてこの町に住み、師匠の息子で肺を病む行男を許嫁とする彼女のつらい日常も次第に分かってくる。そして同じ養女で、駒子に代わって献身的に行男を看病する妹分の葉子の存在も大きく浮かび上がってくるのだった。
★篠田さんインタビュー
 1月22日森下町のベニサンスタジオの稽古場を訪問する。
はるばる横須賀から4人で訪問したのに、残念ながら当日の稽古は既に終了していて、(予定では拝見できることになっていたのに)インタビューだけということになった。
 私たちのほかにも、首都圏の鑑賞会の方も来られていて、合同のインタビューとなった。
 稽古義をきりりと着こなし私たちの前に現れた篠田さんは、本当に惚れ惚れするくらい素敵な方だった。一目で、ファンになってしまった私たち。
 普段商業演劇の出演が多い篠田さんにとって、「雪国」は二度目の鑑賞会作品です。鑑賞会は見たくて入っている方ばかりなので、見方が厳しいが、地方公演などで会員の方との交流や、お惣菜を用意してくれるのが楽しいと。
 この作品では、駒子役のの床島さんが本当にきれいで、芸者になってどんどん変化していくところが見所とのこと。ぞくっとするくらいきれいですと大変強調しておられました。
 また、演出の木村さんが、女性の品を作るところや、ラブシーンなど、身振りでやって見せてくれて、一人芝居のようでとてもうまいそうです。そういった稽古風景を見たかったのに、残念です。
 帰りに、4人でほんとに素敵な方だったねと、3月の公演がますます楽しみになりました。また交流会には絶対出席しよう!
★各種情報・・・いろんなHPを集めてみました。(GO!をクリックして見てね)
「徹子の部屋」に出演された時のおはなし
    篠田 三郎さん(2000年1月24日)→GO!
     「自分で気がつかない天然ボケ?」
    床嶋 佳子さん(1997年4月15日)→GO!
     「バレエの癖? 悪い姿勢の役に苦労」

原作者 川端康成について
   HP「Sanctuary・・・」へ→GO!
      川端康成のこと、「雪国」のことなど、
      読み応えたっぷりの内容があります。

★名作「雪国」に関する資料いろいろ〜!
  *主水公園「雪国の碑」(新潟県湯沢町HPより)→GO!
  *「雪国」の舞台となった場所を歩いてみよう→GO!
  *「雪国」の舞台となった場所の写真いろいろ→GO!
運営風景


今回の雪国の目玉は、会場入り口の雪のトンネルです。
担当サークルの皆さんで、工夫を凝らして作りました。
☆作り方
魚屋さんから発泡スチロールの箱をもらってきて、
崩れないように丈串でさして留め
重石を入れて、ガムテープで止める。
障子紙で周りを覆う。
綿で雪を作り貼り付ける。
チラシから拡大コピーをとり、駒子と島村を貼り皆様をお出迎え。

島村の篠田さんの写真を貼っている所に
丁度、自分で車を運転して篠田さんが到着されました。
貼っていた会員さん、「あっ!同じ顔」とおおはしゃぎ。
会報の表紙


雪国の会報
『雪国』感想抜粋

*面白かった。全体的に美しい感じがした。生の三味線に感激しました。こういうのってやっているふりが多くて、その度に引いてしまうんですけど、生!でしたよね??感激! 試験中にも関わらず来て良かったです。 (10代 男性)

*原作を今度読んでみたい。床嶋さんもすごく綺麗で、他の方達も含めてすぐ近くで観られたのでより楽しかった。キャスティングもよく合っていたと思う。舞台美術も素晴らしかった。今まで自分で見に行くものとは違うものなので、それも又良い事だと感じた。(20代 女性)

*いくら駒子が興奮していても、突き飛ばされてしまう島村って何とも貧弱、男なら止めんかい。  (30代 女性)

*出入りや暗転が多すぎて、芝居を観るというよりは装置を見ているかのようだった。駒子の哀しみがセリフ以外ではあまり伝わってこないのは、こま切れ演出のゆえか。セットは立派。しかしこれは「雪国」ではない。雪国というのは、こんなドタバタした人情劇ではないはずだ。 (40代 男性)

*雪国にあこがれている私には、雪の表現がとても感じよくて感激。幕間の演技に所々でほっとした感じを受けました。上手だったです。入口のトンネルも上手に出来ていて、雰囲気があって良かったです。(50代 女性)

*数十年前に読んだ本、岸恵子の映画、それぞれに強く印象に残っていたが、舞台劇という形式の作品は初めてであったので、とても新鮮に感じられた。   (50代 男性)

*駒子の声と葉子の声と飲屋の女将の声が同じトーンで、年令も生き様も違うだろうに少し耳障りだった。特に駒子はもう少し柔らかさがあるといいのに、何であんなにキィーキィー声を張り上げるのだろう? 二人の間に通い合う情感のようなものが、全然伝わってこない。 もどかしい。旅館の女中が一番舞台の中にしっとり溶け込んでいて存在感もあり良かった。 もう少しエピソードを切り詰めて、上演時間を短くできたのでは? 舞台転換、装置、照明は素晴らしかった。 (50代 女性)

*小説や映画は見て読んでいたが、若い頃は分からなかった男女のキビが、年を経たのか分かるようになったのか、改めて雪国の良さを見つめられた。舞台も良く、ストーリーも分かりやすくて、篠田さんも床嶋さんもとても良かった。(50代 女性)

*以前小説で読みましたが、それとは又違った雪国で感動しました。あわれでいながらも、けなげな駒子がとても印象的でした。 (60代 女性)

*川端文学が表現されていると感じた。男と女の人間の切なさ・哀しさが表現されている。 主役をはじめ好演であるが、駒子の役は思いのこもった抑えの演技がもう少し加われば、さらに良かったように感じた。 (60代 男性)

*素晴らしかった。久し振りの日本調の舞台。最後の場面は特に幻想的で美しく、心に深く残りました。(60代 女性)

*言葉がきれいで、はっきりと響いていました。とても良かったです。(60代 女性)

*古典ともいえる名作を舞台で観るのは難しい。きっと演じる側もそうなのではないか。 期待していたが印象は今一つ。雪深い田舎町の情緒と屈折した人間像が醸し出すはずの、深い感動が立ち上がって来なかった。名作を限られた時間と空間で演じることの難しさだろう。 (70代以上 女性)

*特に舞台装置のあざやかなことが印象に残った。小説ではもっとたんたんとして、今日のように色っぽさは感じなかった。(70代以上 男性)

*原文を思い出しながら観ました。新潟生れで育った私にとって、トンネルを出たら雪国だったは、すぐ風景が浮かびます。最後の火事の場面の緊張感が良かった。新潟なまりで話したらもっともっと情景が浮かんだと思う。

*出演者の熱い心が伝わってきて大変良い舞台だったと思います。しみじみと観ました。一人一人が懸命に生きる姿に感動しました。