「フユヒコ」
2002年11月25日(月)6:30/26日(火)1:00
会場:横須賀市文化会館
 青年座公演





☆スタッフ
☆キャスト(チラシの裏)
☆あらすじ
☆寺田寅彦と東京(本郷界隈散策)
☆宮田慶子さんインタビュー

☆那須佐代子さんお話会

☆稽古場訪問
☆観劇会当日の様子
☆感想文
11月18日(月) 13:30 鎌倉芸術館小ホール 湘南演劇鑑賞協議会
18:30
19日(火) 13:30
20日(水) 18:30 茅ヶ崎市民文化会館大ホール
21日(木) 19:00 湘南台文化センター市民シアター
22日(金) 13:45
23日(土) 17:30 平塚市民センター ひらつか演劇鑑賞会
25日(月) 18:30 横須賀市文化会館大ホール 横須賀演劇鑑賞会
26日(火) 13:00
29日(金) 18:30 海老名市文化会館大ホール 海老名演劇鑑賞会
30日(土) 14:00
横須賀で観られないときは、、どの会場でも観られます。
事務局にお問い合わせください。(0468−22−5821)


★スタッフ ★キャスト
マキノノゾミ  寺田冬彦 山野史人
演出 宮田慶子 寺田りん 今井和子
装置 川口夏江 寺田康一 檀 臣幸
照明 中川隆一 寺田早月 那須佐代子 
衣裳 半田悦子 寺田秀二 家中 宏
効果 高橋 巖 寺田秋子 森脇由紀
舞台監督  澁谷壽久 大河内正親  後藤 健
製作 森 正敏 沢木登 田島俊弥
紫雲幸一


★キャスト(チラシの裏側
あらすじ
昭和九年十二月二十四日、月曜日。
東京本郷区曙町にある理学博士寺田冬彦邸。
主、冬彦がしかつめらしい顔で煙草をくわえている。
別に怒っているわけではない。普段のことである。
まわりには妻りんをはじめ、
個性豊かな家族が太陽系宇宙のように取り囲む。
そこに突然彗星の如く事件が飛び込んできた!
小春日和に雲が差し、雨からやがてしんしんと雪に変わる。
招き猫が見守る中、
寺田家の喜怒哀楽の一週間が過ぎてゆく。
☆宮田慶子さんインタビュー 10月25日パレスホテルにて
10月25日、皇居に近いパレスホテルで、「フユヒコ」の演出家・宮田慶子さんからお話を伺いました。


作品を迎える鑑賞会の会員へ

◆日本の家族を丁寧に描いた作品で、家族の絆を考えてもらえると思います。血の繋がりだけでなく、お互いが認め合って世の為に最善をつくす。家族の中だけで閉じこもるのでなく自分がやりたい事、目指すものをそれぞれが見つけていく姿を描くことで、日常の営みを応援したい。
(舞台作りは私たちだけの仕事ではなく)会員の皆さんが生の舞台を観ることで、芝居は完成します。

■マキノノゾミさんの台本からどのような演出を

◆寺田寅彦と家族を描きたかった。昭和初期の軍備拡張に乗り出そうとしていたころ、情感豊かに日々の暮らしから世の中の真理を捜し求めていた寺田寅彦。物理化学者の研究は一生を費やす、スローライフの典型です。その姿に共感を覚えます。そして、彼には父親として夫としての人生もあった。家族の団らんを大事にし、ノーベル賞に値するほどの才能を持ち、文学者としても素晴らしい人だが、唯一足を引っ張るのが「後妻」。この題材のおもしろさを演出しました。

■ 再演にあたってのねらいは

◆夫婦の問題と併せて、世代格差という家族構成も観てもらいたい。末娘の駆け落ち事件には新しい時代を予感させるものがある。寺田寅彦のように若い人の行動を理解しながら、次の世代へ何を渡していけるのか。そこまで拡がっていかれればと思います。

■外部演出もする宮田さんにとって、青年座はどんな劇団ですか

◆個人的にはホームグランド、故郷(いなか)に帰るような。昔から知っているおじちゃんおばちゃんが居るところ。劇団の仲間は演技に対する考えの基礎ができているので信頼がおけます。また、早
い段階から細かい作業に取り掛かれるのでとても楽しいです。森塚敏さん(「高き彼物」におじいさん役で出演)をトップに四世代の集団で、若手が伸び伸びしているところです。質の高い新しい作品群にチャレンジしていく青年座を応援してもらいたいです

*かつて学校公演で、高校生という観客から厳しい試練をうけた宮田さん。現在はプロデュース公演などで若者からも注目を集め、大忙し。常時数本の演出を手がけるなか、この日もまっすぐに稽古場へ。
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☆那須佐代子さんお話会 10月28日1:30〜
事務所にて、『フユヒコ』に長女役で出演される、那須佐代子さんのお話会が行われました。
三人の小学生の女の子お母さんである那須さんは、とても元気な方でした。妊娠中も、子育て中も休まず女優を続けてこられたのは、整体の先生に、「あなたはとても体力のある方なので、あなたが疲れたと思うときは、普通の方なら、すごく疲れているときなのです」と言われたほどの体力の持ち主だからでしょうか。
松平健さん主演の商業演劇に出演されたときは勝手が違って戸惑った話、お昼のTVドラマに3回主演したが4回目の話があったときに妊娠して断念した話、西田敏行さん主演の青年座の舞台で全裸になった話(こんちゃんは、観に行ったらしい)などの舞台上の苦労話も生き生きと語ってくださいました。
間近にお話を伺えた女優さんが舞台に立たれると、注目してみてしまうかもしれません。益々、楽しみになりました。(ももちゃん)
☆稽古場訪問 11月7日18:00〜 ベニサンスタジオ
ベニサンスタジオの第三スタジオの稽古場は、前回の雨と同じスタジオです。
今回は、三人でおじゃましました

寸法どおりの、舞台のセットの中で稽古が行われています。
舞台は、昭和初期の東京の家です。
左に和室、右側に洋室、和室には、仏壇・ちゃぶ台・火鉢があり、
洋室には、ピアノ・テーブル・電話などがあります。
休憩時間の、スタジオの中

←かあさまの今井さんと長女の那須さん

→舞台に向かって、教室のように机が置かれています
後ろの左には、お茶とお菓子が置かれていました
今回は、稽古中の写真も撮らせて頂きました。ネタバレにならない程度に、少しだけお見せしましょう。終演後は、ネタバレ写真も載せるのでまた見に来てね。
長女の那須さんと、二男の家中さん フユヒコの山野さん 左から、家中さん、大河内役の後藤さん、長男の檀さん
左、沢木役の田島さんと、那須さん、檀さん 左から檀さん、那須さん、山野さん、家中さん 左から、那須さん、後藤さん、山野さん
これ以上はお見せできません。
上演後に、この続きをアップしますので、お楽しみに。



最後に出演者の皆さんと、舞台のちゃぶ台の前で記念撮影。
皆さんありがとうございました。
『フユヒコ』は好評のうちによこすか公演を終えました。上の続きです。
今に飾られていた招き猫を、次女が割ってしまいますが、一人一人が買ってきて、勢揃いします。
小さい猫は長男が、福助は二男が、そして特大の招き猫は、かあさまが買ってきます。
この巨大な猫は、インパクトありますよ。
☆寺田寅彦と東京(本郷界隈散策) 10月11日(金)
秋晴れの絶好の散策日和となりました。
横須賀中央駅10時33分発の京浜急行快特乗車→品川で山手線に乗り換え→御徒町下車→上野広小路周辺で食事→バスで東大構内へ
左上:東大安田講堂前
上:三四郎池
左:赤門
上:樋口一葉ゆかりの質屋の隣の八百屋(昔の話をしてくれる、おばあさん)
右上:樋口一葉ゆかりの伊勢屋質店
右:東大の家畜病院に来ていたと思われる犬
下:農学部内は緑がいっぱい(銀杏を拾って帰った人も)
右下:理化学研究所

☆当日の様子
『フユヒコ』で重要な役割を果たす招き猫。会員の皆さんのお宅から借りてきて会場に並べました。観劇前は「何故ここに猫?」と不思議がっていた会員さんでしたが…。観終わった後はこの通り可愛い猫ちゃんたち大人気。出入り口に並んで、お見送りした猫です。
管理人より、お詫び m(_ _;)m ゴメン
いつも会場の写真や、交流会などたくさん写真をとっている私ですが、1日目に撮った写真を全部消失してしまいました。あんまり写真がないのです。
下は、2日目の交流会の写真です。今回は、1日目終演後夜のく流会、2日目終演後昼の交流会と、二回も交流会をやって頂きました。青年座の皆様有難うございました。
猫のポーズで、はいにゃお〜〜ん
恒例の出演者サイン色紙にくわえ、今回はサインパンフレットゲットのじゃんけん大会がありまして、私見事←のパンフ頂戴いたしました。
☆感想文
『フユヒコ』感想抜粋

*曲が良かった。随所に盛り込まれた笑いがとても心地良かった。とても落ち着いた“大人”の芝居だと思った、でも子供もきっと楽しめる。料理でいうとお茶漬けって感じかな。気持ち良い笑いをどうもありがとうございました。    (10代男性)

*「まんてん」の脚本家なので楽しみに来ました。役者に「役者になるやつはろくなやつがいない」と言わせたり、「芝居を観に行かせてあげるような夫が居て良い」など、身近な内容のセリフが随所にあり面白かった。            (20代女性)

*昭和の初めのレトロな様子が良く舞台に出ていました。場面ごとにかかるBGMがとっても良かったし、ストーリーも心暖まる感じがしました。フユヒコ夫妻は仲が悪いようでいいと思うし、家族全員が招き猫を買ってきたというのも考えや気持が通じ合っているからなのでしょう(福助も受けました)。あの招き猫とともに福が来るといいなーと思ってしまいました。    (30代女性)

*寺田寅彦風(?)の随想や招き猫たちがアクセントになってテンポ良く楽しく見せてもらった。昭和初期の家庭のたたずまいが何とも懐かしく微笑ましかった。(40代男性)

*すごく楽しかった。久々のクリーンヒットって感じです。何だか招き猫が欲しくなってしまいました。家族っていいな。 (40代女性)

*舞台全体が客席に近づいて来るようで、とても身近に感じられた。芸達者の方々で、とても素晴らしく楽しかった。 (50代女性)

*底辺に暖かさとほもぼのさが残り、とても良かった。舞台がすごくきれいだった。     (50代女性)

*やっぱり演劇はこうでなくては…! 楽しい演劇が良いです。今後もこういう企画をよろしく。    (50代男性)

*ユーモア・涙…など、寺田寅彦氏の人間としての暖かな一面を観ることが出来、楽しかったです。今回から入会しましたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。  (50代女性)

*絶妙な間が笑いを呼ぶ、爆笑ではなく日本的なくすぐりの笑いは心地好い。強いことを言っても互いを思い合う気持が随所に表れ、特に“りん”がチラッと気遣わしげに覗く間合いは心が嬉しくなる。最後に役者と一緒に並んだ猫達の見送りは何とも楽しい気分を持続したまま帰路につけた。 (50代女性)

*役者が役に合っていてとても感じのいい舞台だった。また音楽や調度品も昔懐かしい、ちょっとハイクラスの感じが良く出ていたと思います。あの時代の親子の在り方、言葉使いなど本当に良き時代で、日本の昔がしのばれるようだった。(60代女性)

*古き良き時代、父親の威厳もあった頃の雰囲気が良く出ていた。夫婦愛・親子の愛・兄弟愛、今は一層身に染みました。 (60代女性)

*昭和初期の男性がまだ威厳があった頃が懐かしく思われました。今の若い人達にも観せてやりたい程でした。女性の役者さん皆好演でしたが、特に長女の演技が光りました。BGMの唱歌も懐かしく聴きました。   (60代男性)

*フユヒコのセリフがやや聴きにくかった。照明が暗いのは時代設定で仕方ないとは思うがやや見づらかった。セリフにリズム感があった。昭和の初めのロマンを感じた。  (60代女性)

*寺田寅彦といえばすごい人なのに、その生活が人間らしくて気分よし。彼を中心に緊張感のある演技に引き込まれた。     (70代以上女性)

*明治生まれの父を思い出しました。フユヒコさん程保守的ではありませんが、いつも父中心の家庭で、昭和の初めの家庭が思い出されました。男の子に対しては強い父が必要かなと最近の家庭を見ていて感じました。      (70代以上女性)

*寺田先生の随筆で感じられる家庭とは大変異なっていた。    (70代以上男性)

*今井和子さんのふてくされたお母さんがとても良かった。はずれているようで、実はあの家のやはりまとめ役である。もう日本の家庭にはない典型的な戦前の家庭、懐かしさに涙。      (70代以上女性)